k-11

 18:30

 続いて俺は、マルゴ武器防具店に行く。


 所持金は金貨3枚、銀貨4枚、銅貨8枚。


 今の俺の装備は皮の鎧に、ショートソードという最低限の装備なので、もう一度じっくり装備を見てみたかった。


 マルゴに挨拶し、店内を物色する。、明らかに質の良いショートソードがあった。しかしそれは、値札を鑑定すると金貨5枚と書いてあった。残念。


 他にも、別の皮素材や金属で作られたライトアーマーやら、ロングソード、様々な大きさの盾、弓などが置かれていた。


 俺は、腕に装着できるタイプの金属で補強されたスモールシールドと、弓矢を購入することにした。


 遠距離攻撃の手段がなく、魔力もほぼないという状況。魔法習得の見込みもないだろうとの判断と、防御力の強化のためだ。


 しめて、金貨2枚と銀貨4枚だった。



 マルゴの店を出た俺はもう既に遅い時間となっていたことから、酒場に寄って、ニンニクと干し肉を調達。



 エールと水を皮袋に入れてもらい、町を後にした。



 家に帰る道中で、ベルジン魔法草を食べてみたところ、先ほどまでの倦怠感が嘘みたいに回復した。



『個体名:奥田圭吾の気力が4→5になりました』



 限界を超えたからなのか、薬効自体の効果なのか不明だが、訓練をすることで、ステータス値が上昇するらしい。


 筋トレのようなものだろうか。



 家に到着した俺は、家の前に作った簡易竈で火を起こす。


 それから早速フライパンで、ハーブ鶏の卵、干し肉、にんにくで簡単な料理を作り、カチカチの黒いパンと一緒にエールをチビチビやりながら食べる。


 火を起こしたついでに、イレーヌ薬草を鍋で煮込んでみることにした。その煮汁を冷まして、ペットボトルに移す。



 ちょっと飲んでみると、葉をムシャムシャ食べるよりも、かなり体が温かくなったし、効能も良いようだ。ペットボトル2本分くらいの量ができ、これだとサラサの店にあったビン5本分くらいにはなりそうな量である。



 鑑定してみると【イレーヌ薬草の体力ポーション:薬効、即効性が草の状態よりも高い。体力傷回復(小)】と出た。



『個体名奥田圭吾は錬金術Lv1を取得しました』



 他のハーブ類についても、在庫が溜まったら、色々と試してみようと思う。


 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 みなさんこんにちは! ここまでお読みいただきありがとうございます。


 ポーションの調合=錬金術を覚えたケイゴでした。これは新しい金儲けの予感!?


(作者のモチベになりますので本作が気に入ったら、☆、♡、お気に入り登録、応援コメントよろしくお願いします🐉 書籍、コミック、ニコニコ漫画での連載も宜しくです🐕)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る