あらすじ

宗教団体による監禁

現実に帰還


テューダが囚われ

養父が犯人

エメルは親娘の感情で揺れる

シルヴィアは捕まる

テューダとの対話、協力で、シルヴィアを逃がす

ザップ

エメルはもう1人の養父と対立しながら

かつての故郷を目指す。

故郷にある秘密を求めてやってきた男、

ルーパートと目的地を目指す

故郷の秘密



エメルは1人になる

(過去の思い出と決着をつける

大事なものを全て敵の手の内にある状態



ギャング集団の中で、あの女が何故、権力を握れたと思う?


勢力が削がれる 敵

FBIとの三竦み。



エメル。

シルヴィアは私のことを親しみを込めてそう呼ぶ。嘘つきの彼女にそう呼ばれる事に抵抗を感じている。私はエスメラルダだ。エメルじゃない。何も無くなってしまった私から名前まで持って行かないでくれ。お願いだから。



何? シルヴィア


私は明るく愛想を振舞っている。

狭い舞台の上で、三流の演技でもって。

そうすることが、世間で生きるコツだ。


エメ:そりゃ、表現が違うね

お前に言う必要ないことは言わないよ。

ルーパー:なら、いいんだけれども。

本当にぼくに関係ない話かな?

エメ:ないよ。

そっけない態度は一貫していて、嘘はないようだった。ルーパートはエメルをしばらく見ていたが、やがて書類に目を落とした。

ルーパー:

エメ:互いの詮索はタブーにしないか?

ルーパー:君の深層心理にヒントがあるなら

それは飲めない。君から話したくなるように君の信頼を得るつもりだ、精神科医として。

これ、言うと難易度上がるんだけどね。

エメ:仕事のために信頼得るって宣言されると、確かに身構えちゃうね。

エメルは苦笑しながら、誰ともなくつぶやいた。視線は天井の白い漆喰に向けているが、その先にあるずっと遠くの何かを見ているようだった。

エメ:私は本当の事を、話してきた。

だが、ここへ来てそれでは生活していけないらしい事に気付くまでに時間がかかった。

私の頭がおかしいと言われても

事実なんだ。世間ではこれを妄想というらしいな。

ルーパー:君の言う事実はこの世界に生きている人達の立場で言えば、受け入れ難いものだ。ありえない事、あばかれきって常識化されたデータベースには存在しないんだ。

君だけが知っているは、常識足りえない。

まずはそこを理解すべきだな。

エメ:今のは私の信用を失う発言だぞ。

我慢も限界あるからね。

ルーパー:もう少し、我慢して最後まで聞いてくれる? 立証すれば話は別さ。私なら君と世間との架け橋になれる。どうだろう? 同行を

許してもらえないか?





君の過去に目的のヒントが



ルーパー:君、魔法使いだろ?

エメ:霊感洗脳ってやつ? 不安につけ込んで

何か売ったり、いいなりにさせる、、、

ルーパー:ココロが二分しているとうまくチカラが制御できない。思い出の中の世界と、現実世界との常識下にいることでココロが迷っているのかもね。

魔法は深層心理に敏感なんだ。


エメ:話がわからない。お前の方が頭がおかしいと思う私か変なのか?


ルーパー:魔法の力はココロのチカラなんだ。

深層心理、言葉にできない領域の叫び。

君が無意識下に閉じ込めている欲求が

君を否定



ルーパー:

エメ:私はどうなる?

ルーパー:内面の欲求と現実世界の自己像の折り合いが悪くなりすぎると、鬱病になるものだけ


魔法で感じる世界のゆったりした流れが

止まらなければ、正常な意識はあるけど傍目には植物状態だと判断される可能性はある。

意識の流れのズレは生きていくにも困難になるだろう。兆候は?


エメ:ある。ほんの少しだけど。


ルーパー:


エメ:何とかなるよ。私は諦めるのが嫌いなんだ。

諦めないは

困難に立ち向かう人間が必ず口にする言葉でルーパートは散々聞いてきた言葉だった。

大半が本当の絶望を見る前の楽観視で、際になって皆、泣き崩れる。そうなれば、どうしようめない。ただ、絶望に打ちひしがれる。ルーパートは安全な場所で絶望にくれる人間の側で立っていることしかできない。

それがたまらなく嫌だった。エメルも、、、


エメ:その顔やめて


ルーパートは恐怖で身体が硬直した。

強い怒気のこもった緑色の眼が彼を睨んでいる。恐怖ではあるが、幼い頃に学校の先生に注意された時のような、小さな懐かしい恐怖だった。


エメ:そーいう顔されるの嫌いなんだ。

勝手に人の人生諦めたような、そんな顔。

失礼だろ!!








エメルは小さく呟いた。

エメ:男はちょっと転んだだけで、すぐしぬからな

ルーパー:何? 聞こえなかった。

エメ:何にも言ってないよ。


実は聞こえていたが、ルーパートは何も聞かなかった。何かがあるのだ。

その何かを彼女は喋らないと思ったし、聞きたくなかった。かつての彼女の中で何かが終わった。

それを、思い出させたくなかったからだ。


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15歳:故郷から追われる 脱出



21歳:誘拐事件の再発 魔法使い2019/09/28 02:15

 病院から、サンエスペランサ:マークの家まで

 車の中から見える景観の移り変わりと話の内容の変化


 エスメラルダのこれから

(FBI通い(保護と絵による情報)、シルヴィアとの接触、マークにお世話になる(拒む))

 車に乗り込む前に服を用意してもらう。


 満月の夜、月の光を受けてエスメラルダ(エメルの眼が輝いて見える)

 シルヴィアが怖がる。→ 以前に書いた手を握る所までは使う。恐がり、マークに抱きついて怯えるまでが1シーン。


 エメルは差し出した手を振り払うシルヴィアの顔が豹変するのを見た。

 故郷で追いかけてきた人々の顔に似ている。

 (心当たりはある)

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② 翌日:朝を迎える

 町並み、海に羨望(初めて見る)

 シルヴィアが怯えた理由、自分の境遇

 突然、緑の瞳に変わった理由

 以前に書いたFBIに行くは中止

 → 男衆を警戒して、がんじがらめにかけた針金がとけない

   トイレに行きたいのにいけないシーン

   ジェイコブが面白がって八ミリで救出シーンを撮影する(伏線)


 マークとジェイコブとの食事(シルヴィアについて)

【エメルは、自身の境遇と重ねて、被害妄想ぎみに話を聞いている】

 見慣れない食事。(シリアルに即席スープ、フルーツのぶつ切り)

 シルヴィアに会う事について、二人に相談する。

 ジェイコブは難色を示す。

 エメルは緑色の眼に態度が変化し、豹変する故郷の人々とシルヴィアの件から、ジェイコブとマークへの警戒を強めている(同じ様に豹変しないか恐れている)

 ジェイコブはシルヴィアの恐がりようから、エメルへの観察を強める。

ジェイコブ「何が彼女を?」

 緑の瞳について。

マーク「瞳の色なんて、違っているのが当たり前だ」

エメルはジェイコブの質問が怖くなってくる。

シルヴィアを過去に連れ去った人間も緑色の光彩をしていたという話。

エメルは緑眼の誘拐犯が何をシルヴィアにしたのかジェイコブに聞く。

ジェイコブは以前、FBIの訓練でSAS式のメンタル強化訓練を受けた事があり、実地訓練を積んでも精神に応える事を体感している。

 それ以上の事を長期に渡って行われた

(この辺はスパイが拉致された、サイコパスの被害者、犯罪心理学等の資料を参考にする)

 小さな子供が言語化できない何かがトラウマになっていると言う。

 だが、何をされたのかは聞き出せなかった事を話す。


 シルヴィアは家庭学習(名称があった、調べる)を受けていて

 友達はいない。


 ジェイコブは緑色の眼をした誘拐犯にマークの娘もさらわれている事に思い当たる。エメルの絵には彼女の車椅子が。エメルはその話を思いだし、自分が連れ去ったのではないかと二人が信じ込んでいるのではないかと恐れる(以前に、大人やカーリンに追い回された事で心配している)


 ジェイコブはそれを見抜いてエメルではないことを話す。

 マークも同意する。

 なぜなら犯人は既に死んでいて、遺体も回収されているからだ。


 魔女はサンエスペランサで死亡していた。

 彼女が連れ去った子供達は帰っては来なかった。

(だから、エメルにマークは執着している(プラスの意味で))


 エメルはジェイコブから何か心当たりがあるなら言って欲しいと言われる。エメルはまだ街(サンエスペランサ)来て間もないので、落ち着いたら、知っている限りの事を話したいと伝える。

 ジェイコブはエメルが何かを隠している事に気づく。

(後にカーリンの口から)


 FBIとしては、エメルの故郷に用があるので

 出きるだけ早く捜査をしたい。ウッドロッドなどという街は存在しないが、人為的に作られた街である(例えば倉庫の中とか)、(FBIの訓練施設にあるような街とか)可能性や、存在する街をカルト教団が現実から乖離した情報を教育していた(洗脳)の可能性。

 エメルをナビに、チームを組んで車でウッドロッドに行きたいとマークは言う。エメルは友達のネイサンを助けて欲しいと訴える。二人は了承する。彼女は街の人たちの変わりようを思い出して恐怖するが、FBIが助力してくれるので少しは安心している。

 サンエスペランサ市警が事件現場を固めている。

 

 出発するまでに数日ある。

 エメルはシルヴィアと接触する事を試みる。

 自分は彼女を苦しめた魔女ではないと証明するためだ。

 ジェイコブかマークと同伴する事を条件に了解する。


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 シルヴィアは魔女は死んだと聞かされていたが

 少女の姿をして蘇ったのだと思いこんでいる。

 エメルを倒す事で恐怖を乗り越えようとする。


 エメルはサングラスをしてシルヴィアの家に赴く

(眼を隠す気遣い。鏡を見て、別の方向へ怖くなっている事に気づく)

 シルヴィアは魔女に唯一の安心を得られる、自宅を乗っ取られると思いこんでいる。両親を守るために勇気を振るう。


 銃を使いたいが、銃の撃ち方を知らない。

 (精神に問題を抱えている上に、未成年なので、銃の携帯許可は下りない。それ以前に持ちたいと思った事がない)

 刃物と毒を使おうと考える。


 シルヴィアは両親とエメルを離すために、自室へと招き入れる。

(準備を終えてから)

 エメルはシルヴィアとフレンドリーに接するが、エメルの言葉や仕草、コミュニケーションが心をほぐし、安心する事に恐怖する。

 そうやって、心の警戒をかいくぐって乗っ取られる事を怖がる。

(シルヴィアは心を開けない)


 シルヴィアが用意したお茶菓子が運ばれる。

 異臭がするのだが、エメルは無理をして飲もうとする(信頼を得るために)

 カーリンから逃れる際にした声が頭の中で警告する。

(毒である事を警告する。(漂白剤で子供の悪戯レベルのものだが、シルヴィアは必死))

 エメルは口をつける。飲み干そうとするが

(声に飲めばFBIにはすぐわかる事と、ネイサンの名前を出される)

 エメルは結局飲まない。

 シルヴィアに自分が憎いかどうかを訪ねる。

 

「魂胆は見えている、マークやジェイコブがあんたの正体を知った時、今の待遇ではなくなり、




 エメルはシルヴィアの獰猛な形相の奥に故郷の追っ手の群が見えた気がした。また、明日も来る事を約束した。部屋をでると、大きな音を立ててドアが閉じられる(二度と来ないで!!の金切り声とともに)


 マークと並んで帰ったがサングラスをしているので

 泣いている顔は見られずに済んだ。

(初めてやってきた街で異常な嫌われ方をすると街全体に拒まれているような気がする)


 阻害されながらもエメルはシルヴィアにぶつかっていく。

 

 


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 FBIから帰ってくる。

 エメルはシルヴィアとのコンタクトを取ろうと必死。

 色々なアイデアを引っ提げて挑戦するも失敗。

 ジェイコブから良いアイデアがないか、相談する。

『映画ではよく、八ミリフィルムのメッセージ動画で主人公が心を打たれて、行動する』シーンがあるなぁ、と提案。

(これはエメルがいなくても、一人で安心して見る事ができるので、なお効果的だと思って提案した)


 エメルは映画を見て研究を重ねる。

 (ニューシネマ・パラダイス、アイアンマン2、ジャッジ、モンスターズユニバーシティのシーンを参考に考える)

エメル「キスシーンの寄せ集め。うーん。『私の最高傑作はお前だ』偉そうだな・・・・・・」結局、八ミリのアイデアはやめる。


 ジェイコブやマークがエメルのサンエスペランサでの生活ぶりをこっそりと撮影していたものをシルヴィアに後に送る。

(FBIで凍傷や打撲などで治療を受けていた時の映像も混ざっている)


 エメルはそれを知らない。

 自身最高傑作のパンを引っ提げて最後の戦いに挑む。

 故郷へ帰る前の最終日。


21歳:エメルはマークに師事し、銃器の扱い、戦い方、実践格闘などを学ぶ

   警察で実施訓練も特別に受ける事を許されている。

   銃器の携帯許可や法執行権限はないが、警察のバックアップや簡単な手伝いは場合によっては許されている。

 警察に誘われているがマークが拒否している。

 銃の類は、どんな状況でも狙ったポイントにほぼ正確にヒットさせる事ができる。

(魔法の補助による)銃器の仕様にもよる。粗悪なトカレフのコピー銃でもそれなりに安定させられる。瞬時の状況判断が素早いが、それも魔法による効果。

(普通に戦うと強いので、敵役には工夫が必要)


 車(バン)による移動パン屋でアメリカ大陸を周った後、世界中を飛び回るのが夢でお金を貯めている。消えた故郷への手掛かりも併せて探している。


21歳:故郷への帰還。故郷の人々は全てを忘れている。ネイサンは存在しない。

   エメルはネイサンを探す。故郷の人々の行動に見覚えがある。

   過去に来たのかと錯覚するが、微妙にそれは異なっている。

   魂に刻まれた生前の記録がごちゃごちゃに混ざっていて、街人も軽い混乱状態に陥っている。エメルの緑色の瞳はカラーコンタクトで隠している(街人のトラウマであるため)。


   ルーパートとマークが先に入り込んでいる。

   街の案内をさせるために土地勘のある人間をネクロマンサーの魔法で一時的に蘇らせる。エメル救出時に行方不明になっていたFBIの同僚と複数の街人が蘇るが、中には緑色の瞳をした男女とも見分けのつかない人物が混ざっていた。


   マークは自分の娘を探して街を探索する。

   生人と蘇った死体が入り交じり、ルーパートの魔法が解除されるには期限がある。マークは娘が生きているか、死んでいるのか疑心暗鬼と不安の中で必死に走り回る。どうであれ、一時的にでも話をして一言詫びたかった。

 かつてのサイコパス、カーリンの姿を見る、聖職者をしている彼は善人ぶっている。ルーパートからは『エメルが追放される前の魂の記録を戻している』ので、これから起こりえる事を口にして、死人を動揺させないように釘をさされている、教会の横に、娘の車椅子を見たのでマークはカーリンと接触する。


 ルーパートは元CIAのネイサンと出会う。

 エメルから聞いていた話をいくつか振る事で、彼が生きているのか、死んでいるのかの確認をとったが、判別がつかない。ネイサンは未来を見る事ができる(それも数通りの可能性を)ので、どうしてもコミュニケーション上の先手をネイサンに奪われてしまう。ルーパートは彼と行動をともにするが、エメルと接触させるべきかどうか迷う。


 エメルは子供が行方不明だ、という男に出会う。

 5歳くらいの子供で、『雰囲気が君に似ている。成長したら美人になるかもな』という言葉を聞く。行動を共にする事で、後々、その子供が自分なのではないかという気がしてくる。『死人でないから、子供は存在しないが、子供を探している男は遥か昔の記憶をもって現れた』かもしれないと思う。つまり、それは自分の父で既にこの世にはいない。本当の事を伝えたいが、信用されないだろう、と思う。

 何らかの理由で父は死ぬ事になるはずだが……


テューダは夜の間にしか行動できない自分と対になる『昼間の自分』を探す。

何らかの理由で同じ人間が二つに分かれている(ドッペルゲンガー)。

元の一人の人間に戻る事ができるかもしれない手掛かりを追って、ウッドロッドへやってくる。

シルヴィアは誘拐事件から救出された後、FBIとは別にテューダと共にウッドロッドへとやってくる。エメルの力になるためだが、テューダの夢の中の記憶を頼りに街の探索を行う。

 

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