百合
なんであの子なの
なんで私じゃないの?
どうか振り向いて でも
どうか振り向かないで
私を見て
私のこの気持ちを見透かされたらどうしよう
休日のカフェでお茶したり
流れる人影を横目に他愛のない会話したり
あなたの恋バナ聞いて
適当な相槌 適切なタイミングで
ちょうど良い微笑み浮かべて
「また会おうね」って
ベストな笑顔で手を振る
こんな関係がちょうど良いのよ
これでいいの
二人で選んだ 私が選んだ
あの服であなたはあの子と会ってるの
二人で選んだ あなたが選んだ服は
嬉しくて悲しくて未だに着れない
生まれ変わってもまたあなたに会いたい
けど 生まれ変わって男の人になりたいとは思わない
女の私として生まれて あなたを愛したい
何度繰り返しても それが良い
今のこの関係がいい
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます