かつて、月の夜に鬼となった凄腕の殺し屋、三蔵。
闇の世界から姿を消し、年を取った三蔵が、再び鬼になる。
賭場に売られてきた少女・唯を守るために。
暴れん坊将軍とか水戸黄門のような権力を持った側が、
悪をバッサバッサと退治する時代劇も嫌いじゃないんですが。
一番好きなのは、『必殺仕事人』シリーズでした。
夜半三蔵。
六文竜。
水仙。
闇に生きる者たちが、それぞれに高い技量を持ち、
それぞれの生き様を抱えている。
まだそこまで闇に呑まれてはおらず、
彼らをすぐそばで目撃する若者は、何を思うのか。
そして、唯の運命は。
熱かったです。面白かったです。