概要
桃太郎はどこから来たのか どこへ行くのか 空白部分を埋める旅へ いざ
桃太郎を子供向けのおとぎ話ではなく、ある程度しっかりしたファンタジーとして描いてみる――というのが発端だったのですが、実際に書き始めたら、話の展開に疑問を覚える箇所が多々あることに気づかされました。そういった点を、想像を働かせて自然な流れに持っていったら、こんな物語が出来上がりました。
余談になりますが、桃太郎も時代によって内容にいくらか違いが見られます。桃の中から桃太郎が生まれるのではなく、桃を食べたおばあさんが若返って子供を産む、というパターンも少なくありません。また現代の絵本だと、桃は両腕で抱えなくてはいけないぐらい大きく描かれている場合が大半だと思いますが、江戸時代の本の挿絵を見ると、普通の物より大きめという程度にしか描かれていない場合が多かったりします。昔の人が思い描いていた桃
余談になりますが、桃太郎も時代によって内容にいくらか違いが見られます。桃の中から桃太郎が生まれるのではなく、桃を食べたおばあさんが若返って子供を産む、というパターンも少なくありません。また現代の絵本だと、桃は両腕で抱えなくてはいけないぐらい大きく描かれている場合が大半だと思いますが、江戸時代の本の挿絵を見ると、普通の物より大きめという程度にしか描かれていない場合が多かったりします。昔の人が思い描いていた桃