コテージ

スタンは、ジョシュと 破局スレスレだった。 とにかく、みんなのまえでは、明るく

振舞おう。ふたりは、決めていた。

ジョシュは、それとは うらはらに、

死にたいくらい、だった。

何日も 泣きはらした。

スタンは、ジョシュと 別れなければ、いけない。こんな気持ちで、パーティの乾杯など

できるのか ・・。スタンと、ジョシュが

別れるのは、ふたりのまえに ある事情が、ある障害の、ため だった。

結果として、どちらも、つらかった。


ルークは、しあわせの 絶頂だった。バカンスは、こんな自分のために、毎日 思う存分に くるもの。 パーティの主役は、もはや、

自分いがい、いない。


ミルクは、不安を おぼえて いた

ミルクには 霊感が あり、

占い師、 とりわけ、スピリチュアルな、

能力だった。

今回の、バカンス、聞いた当初は、乗り気だった。だが、・・ 今朝になり、

占いを してみると、

この方角へ、行くと わるいことが おきる、

と、 でている

ミルクの 占いは、 当たった。

自分が、いちばん、信じている。


運転席の 彼氏が、笑いとばす。

占いなんて、ただの、紙切れだよ。もう、

一度、やったら、べつの 結果が、出るさ

と、笑っている。

だと、いいのだが・・ ミルクだって、

久しぶりの、友達との ひとときの、

憩いを、楽しみたい・・。

それに、ほんとうに 気のせいかも、

分からない。どうせ、メンバーは だれも

私の占いなど、信じていない。

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