第18話 「何かお詫びをさせて欲しい」

 トモさんとの馴れ初め?

 このトモさんというのは、おそらく日向屋でバイトしている御影智羽のことだろう。彼女はここ1年C組に所属する生徒であるし、俺の知るトモという愛称の人間は彼女くらいだ。

 問題なのは馴れ初め。

 馴れ初めとは、一般的に恋仲の者が知り合ったはじめ。また恋のきっかけと差す言葉。言葉の持つ意味は俺も理解している。

 しかし、俺とトモは交際なんてしていない。デートのひとつすらしたこともないのだからどう足掻いても友人の枠を出ることはないだろう。

 にも関わらず、この金髪メイドさんは確信したような顔でトモとの馴れ初めを聞こうとしている。俺の傍に控えている長身執事さんも表情は崩していないが、雰囲気は興味津々といった感じだ。


「あの金髪メイドさん」

「何でしょう? あ、わたしの名前ですか? そういえば名乗っていませんでしたね。わたしの名前はルチアーナ・アストライセです。皆さんからはルチアとかルーちゃん、ペコ助とか言われてます」

「別に名前を聞きたかったわけじゃないんですが……というか、何故にペコ助?」「それはですね、わたしがすぐお腹を空かせる燃費の悪いペコペコキャラだからです」


 笑顔で言えるあたり悪口には思ってないんだろうな。

 本人がそう思ってるのなら俺がどうこう言う理由もない。でも普通にスタイル良いのに腹ペコキャラなんだ……雨宮とどっちが食べるんだろう。

 まあでもこの人の方が体格的に食べても納得は出来る。多分身長も雨宮より5センチは高いだろうし、取り込んだ栄養ですくすくと育ったお胸もお持ちだし。


「なるほど。ではペコ助さん」

「おぉ、まさかのペコ助チョイス。男の子から言われると何だか新鮮です。そっちがその気ならわたしもあだ名で呼んじゃいましょう……決めました、わたしは鴻上くんのことを王子くんと呼ぶことにします」

「俺の名前には王子要素がひとつもないんですが?」

「いえいえ、名前に要素がなくとも鴻上くんの立ち振る舞いは実に王子要素を含んでいます。名前も知らない状態でわたしにパンケーキをおごってくれましたし」


 それはそっちの方が面倒にならないと考えた打算であって、善意からおごったわけではないんですが。腹ペコで動けないって状態だったら善意でおごったかもしれないですけど。


「おっと、話が逸れちゃってますね。パン王子くん、話の続きをどうぞ」

「それだと俺がパン職人みたいになるんだけど。そのパンはパンケーキのパンだよね? 出来ればその呼び方は……今はやっぱりいいや。お言葉に甘えて話を進めさせていただこう。何点か聞きたいことがあるんだが」

「どうぞどうぞ、何でも聞いちゃってください。質問に答えてもらうためには信頼関係を築くのが大切ですから」


 危機的状況でもない限り、数度の言葉のやりとりで信頼関係は生まれないと思うのは俺だけだろうか。

 まあ誠意や熱意のある人間には、それ相応の対応をしたいと思うのが人間なのは認めよう。そして、今はこんなことを考えている場合ではないのでこの思考は脳裏の隅へ。


「まず最初に……ペコ助さんの所属はどのクラスだろうか?」

「わたしの所属ですか? それはもちろん、ここ1年C組です」

「なるほど。では何故あなただけ執事ではなくメイドの姿をしているのだろう?」「ほほぉ、そこに目を付けますか。パン王子くんはなかなかの観察眼をお持ちのようですね」


 執事喫茶をやってる教室の中にひとりだけメイドが居れば目立つのは当然だと思います。

 もしも今のをノリではなく本気で言っているのならば、言いたくはないけどペコ助さんの目は節穴です。節穴過ぎです。


「いいでしょう、説明しちゃいます。どうして他のみんなは執事服なのにわたしだけがメイド服なのか。それは……」

「ルーちゃんは他の子より胸が大きい。ルーちゃんのサイズに合わせて作ると、同じ体格の子だと一部がブカブカになってしまう。逆にルーちゃんが他の子に合わせたものを着ようとすると、ボタンが絞まらず無理すると飛びそうだったから」

「ジュンさん、それはわたしのセリフですよ!?」


 そこまで驚かなくても。まあ血筋の問題かもしれませんが。

 というか、この長身執事さんはジュンさんって言うのか。表情からは何を考えてるか分からないけど、今のタイミングで入ってきたってことは人と関わるのは嫌いじゃないんだろう。


「旦那様、ジッと見られると恥ずかしい。私の顔に何か付いてるのかな?」

「いえ特に。綺麗な顔してるなって思っただけです」

「き、綺麗……カッコいいとかはよく言われるけど、そういうのはあまり言われないから何か恥ずかしい。あぁでも勘違いしないでね。恥ずかしくもあるけど、嬉しくもあるから」


 顔を赤くする。顔を背けようとする。視線を外そうとするけど、人を見て話すことを大切にしているのか絶対にこちらから離さない。

 何ていうか……本当この人ギャップの塊だな。ある意味長身版の雨宮ではないのだろうか。


「ジュンさん、素が出まくりですよ。今はお仕事中なので執事さんらしくしないと。まあそこまで素でしゃべっちゃったのなら、いっそ自己紹介しても良い気がしちゃいますが」

「それもそうだね。私の名前は黒鉄くろがねじゅん。気軽にジュンちゃんと呼んで欲しい」

「いきなり下の名前でよろしいんですか?」

「うん。黒鉄って呼ばれるのあまり好きじゃないんだ。何ていうかゴツゴツしてて可愛くないし」


 うん、確かに可愛さは大切だね。

 男の子からすると黒鉄ってカッコ良いと思うけど、ジュンちゃんは女の子だもんね。カッコ良いより可愛いって呼ばれたいもんね。

 雨宮という存在と知り合ってなかったらギャップ萌えのあまりニヤニヤしていたかもしれない。


「ジュンさんはこう見えてかなりの可愛いもの好きなんですよ。お部屋にはぬいぐるみとかたくさんあるんです」

「ルーちゃん、確かに私は可愛いものが好きだ。でも今日会ったばかりの人、それも男の子に部屋のことまで言われるのは困る。率直に言って恥ずかしい」

「おっと、これは失礼しました。では別の情報にしましょう。ジュンさんは同級生ですが、実は年齢はわたしのひとつ上なんです」


 それって留年もしくは高校受験を失敗したってことですか?

 そもそも、それって部屋の話よりも言っちゃいけないことなのでは?

 下手したらジュンちゃん怒るのでは?

 恐る恐る視線をジュンちゃんへと向けると……血管が浮き出るどころか怒気をまったく感じさせない涼しげな顔をしていた。


「うん? 今のも事実だよ。あぁでも勘違いしないで。別に頭が悪くて留年したとか、受験に失敗したわけじゃない。受験当日に事故に遭って受験そのものが出来なかったってだけだから」

「そ……それはお気の毒に」

「うん、ありがとう。でも私としては現状に後悔とかはないんだ。トモちゃんやルーちゃんといった素敵な友達に巡り合うことが出来たし、アニメやゲームといったこれまで触れてなかったものに触れる時間も出来たから」


 あぁそうですか。なら良かったです。でももう少し感情を表に出してくれないと、笑い話とも思いにくいですよ。

 現に俺はどう応対すればいいのか分からなくなってますから。

 ここはコーヒーでも飲んで落ち着こう……甘ッ!? 一般的な量でお願いしたのにこのコーヒーすげぇ甘いんだけど!

 まあ予想より甘かっただけで噴き出すほどじゃない。でもこれ飲んだらパンケーキの味が分からなくなりそう。だって凄く甘いもん。生クリームより絶対このコーヒーの方が甘いもん。

 ……俺のでこの甘さだとすると、いったいペコ助さんのものはどれほどの甘さになっているのだろう。俺のよりも甘めで頼んでいたはずだが。


「……っう!? ジュンさん、このコーヒー甘い甘いです甘すぎです」

「でもルーちゃんは甘めを頼んだ」

「それはそうですけど。ジュンさんは甘党なんだから自分の感覚で砂糖やミルクを入れちゃダメです。わたしだから耐えられましたけど、普通の人ならこのコーヒーを飲んだら吹き出しますよ」

「ごめん。以後気を付ける……甘い方が美味しいのに」


 ジュンちゃん、ちょっと納得いってない。ちょっぴり頬を膨らませているぞ。

 年齢だけ見れば俺よりも年上のはずなのにこの拗ね方……見た目も相まって可愛さがハンパない。お姉さん属性に目覚めそうになる。


「またまた話が逸れちゃいましたが……パン王子くん、他に質問はありますか?」

「あります。何であなた方は俺の名前は知っていたのでしょう?」

「それはトモさんの招待券を受付に見せたからです。パン王子くん達が学校に入った後、受付から即行でトモさんが男の子呼んだ!? と連絡がありまして。急遽わたしがパン王子くんの尋問官に任命されたわけです」


 なるほど……まあそんなことだろうと思っていましたよ。招待券には不正防止も兼ねてトモの直筆の名前も書かれていたし。

 しかし、こういうときの女子の根回しって怖いよね。迅速だし、何事もないように俺をこの場に誘導したわけだから。

 ただ雨宮達と席を別にしてくれたのは感謝するよ。

 あのふたりが居る状態で馴れ初めだとか発言されたら誤解が誤解を生んで、ノリと勢いで収拾のつけにくい方に進みかねないし。


「他にありますか?」

「いや、もう大丈夫。だから俺もあなた達の質問に答えよう」

「おぉついにこのときが!」


 そんなにテンション上げないで。

 ジュンちゃんは何も言わなかったけど、何だかソワソワしてるね。興味津々なんだね可愛いね。でも期待の出来る話はできませんよ。


「俺とトモとの馴れ初めだが……そもそも付き合ってない」

「……え? またまたご冗談を。ここは女子高でパン王子くんは他校の男子なんですよ。家族や親戚でもない男の子をわざわざ招待するなんてお付き合いがあるからに決まってるじゃないですか」

「いやいや、決まってないでしょ。だってトモちゃん、ここに入る前は共学に通ってたわけだし。それにバイトだってしてるんだから異性の知り合いが居てもおかしくないじゃないですか」

「でもでもパン王子くんは、数日前にトモさんから直接招待券をもらったはずですよ。ジュンさんが渡してるところを見たって聞きましたし」


 数日前?

 確かにトモと顔を合わせて招待券をもらいはした。だがトモ以外の人間と会った覚えは……外に友達が待ってるとか言ってたし、今の発言からしてその友達ってのはジュンちゃんなのだろう。

 ジュンちゃんの背なら窓から店内を見ることも容易。トモはガイにも招待券を渡していたわけだが、年齢的にそういう関係だと思うのはガイよりも俺。トモも楽しそうな雰囲気だったし、誤解されても仕方がなかったのかもしれない。


「残念だが、それはトモがバイト先の店長に招待券を渡しに行ったついでに俺にもくれたってだけだ。あの日、俺があの店にいなかったら招待券なんてものは渡されてない。今日もここには来てなかったはずだ」

「……マジですか?」

「マジです」

「マジのマジなんですか?」

「マジのマジ、大マジなんです」

「そんなあ……」


 あんまりだと言わんばかりにペコ助は脱力する。

 シャル並の戦闘力のあるお胸がテーブルに乗っかっちゃって実に目のやり場に困るよね。

 まあ見ちゃうんだけど。真正面から見ちゃうんですけど。

 だって今回はペコ助さんの方が悪いわけだし。メイド服なんか着て男の前で無防備な姿を晒しているんだから。なので俺は悪くない。


「あれこれ根回しして準備したというのにこの結末はあんまりです。ボコボコにされないでしょうが、きっと白けた雰囲気を盛大に出されるに違いありません。わたしが悪いというわけじゃないのに」

「その言い方は正しくないかな」


 すっと現れた第三者の声にペコ助さんの表情が凍る。

 そのままペコ助さんは、壊れた人形のようなぎこちない動きで首を回す。彼女の視線の先に立っていたのは、にこやかに笑っているトモ。長身というわけではないが、ばっちりと執事服を着こなすあたりさすがはカッコ可愛い系である。


「やあルチアさん、お疲れ様」

「ト、トモさん……いいいつからそこに?」

「さあいつからだろうね。でも今大切なのはそんなことじゃないはずだよ。あたしを嘘の情報で教室から追い出して、秋介さんに迷惑を掛けたみたいだし」

「えっと、別に迷惑を掛けたわけでは。パンケーキとかはおごってもらいましたけど。でも楽しくお話ししてただけですし。そもそも、わたしは代表して尋問官に選ばれただけというか」

「そうだね。ルチアさんだけが悪いわけじゃない」

「ですよね!」

「でもルチアさんも悪いんだよ。もちろんこっそり逃げようとしているジュンさんも」


 本当だ。さっきまで俺の傍に居たのにこっそりと裏に逃げようと数歩動いてる。

 俺は気配を感じなかったのにそれに気づくとは、トモさんは一流の執事なのではないだろうか。ここの生徒は執事服を着るとあらゆるスキルが発動するのかね。もしそうだったらこの学校は良い執事を輩出する場所になるよ。


「わ、私は別に逃げようとしたわけじゃない。今は仕事中だからヘルプに呼ばれたら対応しないといけないし。トモちゃんの分まで働こうとしていただけで」

「そうかそうか、それはありがたいことだね。だけどあたしのことを想ってくれるのであれば、みんなの馬鹿馬鹿しい行動を止めて欲しかったな」

「馬鹿馬鹿しいとは心外です! わたし達は大真面目かつ純粋な気持ちで、トモさんとパン王子くんの関係を知りたいと思っただけで他意はありません。何よりわたし達は女子高の生徒ですよ、男の子と接する機会は少ないんです。トモさんだけ男の子とイチャコラするなんてずるいじゃないですか!」


 この子、頭大丈夫かな……。

 何で火に油を注ぐような発言をしちゃうんだろう。この街に居る日本語が上手い金髪の外国人ってみんなこういうノリなのかな。俺の知り合う外国人がおかしいだけなのかな。

 ペコ助改めシャル2号とでも呼ぶべきだろうか。

 いや……それはシャルに失礼だな。シャルのウザさはペコ助さんの比じゃない。

 それにシャルはノリと勢いでやってても裏には計画性を感じる。一方ペコ助さんは純粋な気持ちで言ってる気がしてならない。

 言うなればシャルは腹黒でペコ助さんは天然。言動に類似性があってもそのふたつには大きな差がある。


「そっか……分かったよ」

「おぉ、分かっていただけましたか」

「うん。注意くらいで終わらせようと思ってたけど、ルチアさんに関しては説教を通り越して制裁が必要かな。あたしがあとでボコボコにしてあげるよ」

「何も分かっていただけてません!? むしろわたしピンチ!」

「ルチアさん、うるさい。少し黙っててくれないかな」


 トモはペコ助にニコリと微笑む。

 ペコ助は怖気づいてしまった。何も行動できない。

 ゲームならこんな表記が出そうな状況である。トモさん、バイト先でルゥさんの魔王スマイルを習得したのかな。自分から攻められるあたりがカザミンとは違うところだよね。


「ごめん秋介さん、あたしの友達が迷惑を掛けて」

「いや別に迷惑ってほどじゃ」


 この程度で泣き言を言うほどメンタル弱くないし。

 でもそれって言いかえれば日頃から迷惑を掛けられてるってことだよね、なんてことは突っ込まない方向でお願いします。


「ただトモとの関係を聞かれただけだし。高校生なら恋バナに興味があるのも当然といえば当然なわけで。注文したものはちゃんと提供してくれたし、特に文句はないぞ」

「秋介さん……秋介さんは優しいね。でもそれじゃこっちの気が済まない。何かお詫びをさせて欲しい」


 ならシャツをはだけさせて……なんて言おうものなら警察行きだな。

 トモだけならおふざけで済むけど、場所が場所なだけにいつもみたいなノリは危険。ここは無難に対応しよう。


「いやいや、そういうのいいから。別にトモが悪いわけじゃないし」

「そうだけど、そういうわけにもいかない。元はと言えばあたしは招待したことが発端だし、あたしの友達がやってしまったんだから。あたしにも少なからず責任がある。お詫びをさせてくれないとあたしは自分を許せない」


 頑固というか義理堅いというか……。

 トモの顔を見る限り引く気はないように思える。こちらまで意固地になってしまうと話の終着点も見えてこないだろう。

 ならどうするのが得策か。

 簡単な話だ。俺が折れればいい。トモに関しては雨宮とシャルにも簡潔にだが話してある。

 ふたりもトモには招待券のお礼を言いたいと言っていた。なのであとで少し時間をもらえるように要求しよう。そうすればお詫びとしても成り立つはずだ。


「分かった。ならあとで時間をもらっていいか? 連れが礼を言いたいとも言ってたし」

「それはもちろん。でもそれだけじゃお詫びにならないよ……そうだ、あたしに学校案内をさせてくれないかな? パンフレットだけじゃ分かりにくいところもあるだろうし」

「こっちとしては構わないが、俺達は多分もうすぐここを出るぞ。そっちはまだ仕事があるだろうし、案内までするのは大変じゃないか?」

「大丈夫、そのへんは心配ないよ。あたしのクラスメイトはみんな良い人ばかりだからね。宣伝も兼ねて外回りさせてって言えば分かってくれる」


 と、笑顔で言っているわけですが。僕にはその笑顔の裏で


『さっきまでわざわざ根回しして悪さしようとしてたわけだし。あたしのわがままくらい許してくれるよね。じゃないと不公平だし♪』


 なんて黒い感情が見え隠れしてならない。

 無論、これは俺の思い込みなだけでトモにはそんな一面はないのかもしれない。いやきっとそうだろう。そうだと信じたい。黒い笑みを浮かべるのはシャルとフゥんだけで十分だから。


「そうか……じゃあクラスの人と話を付けて来てくれ。俺も連れに話してくるから」

「了解。もしかしたら服を着替えることになるかもしれないから、そっちの話が早めに済んだら外で待っててもらっていいかな?」

「あいよ」

「じゃあ、またあとで。というわけなので、ジュンさんはお仕事に戻ろう。ルチアさんは一緒に裏に来てくれるかな」


 ジュンちゃんはこくりと頷いて新たななご主人の元へ。

 ペコ助さんはトモに首根っこを掴まれる形で裏へと消えていった。連行されているときの彼女の顔は実に悲しげだった。ペコ助、強く生きろ。


「さて雨宮達はっと……」


 視線を向けてみると、雨宮は黙々とパンケーキ食べていた。いったい何人前食べたのか空になった皿が何枚も重なっている。

 雨宮の向かい側に座っているシャルはというと、モグモグな雨宮と周囲の執事を交互に見ながら興奮していた。気持ち悪い顔をしているので詳しい説明はしないでおこう。ただ周囲が引くような反応をしていることだけは言っておく。

 知り合いと思われるのは抵抗があるが……。

 トモとの約束もあるし、どうせ今日はずっと一緒に居るだろう。故にこの手のことは何度かあると考えるべきだ。故に覚悟を決めて行きますかね。



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