第140話 『陸の孤島』

「お、おォ~~!!」

 一同が、どよめいた。


 ボクは、また例の『発作ほっさ』が始まったかと頭を抱えたくなった。


 どうして、ボクたちは旅行先で殺人事件に巻き込まれるのだろう。


 しかも嵐のような豪雨で崖崩れ起こり、通路は封鎖され、このペンションは『陸の孤島』となった。


 まさに『嵐の山荘』の様相だ。


 ミステリーでは、お決まりの『そして、誰もいなくなった』、クローズドサークル、『全滅あり』のシチュエーションだ。


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