第43話 チャラ男❗❗

 男子トイレの中は消臭剤の臭いが充満し、何とも異様な感じだ。


「う、ゥ……」

 勇んで来たのは良いが、さすがに多羅尾も死体を見るのは躊躇するようだ。


「チェッ、1番奥か……」

 舌打ちし顔を歪めた。心なしか、足がすくんでいるみたいだ。


「おい……、チャラ!!

 警察に任せようぜ!!

 下手に触って証拠でも消したらヤバいだろ!!」


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