第19話 『チャラ男』

 ボクとメロンが揉めていると、その時、後ろのドアが開き教室に一人のチャラそうな男子生徒が入って来た。


 カレはメロンを見て顔をほころばせた。

「お!! よォォ~~…😆🎶✨💕

 ご機嫌だねェ~❗❗

 何…、彼女ォ~……?

  どこのメイド喫茶のデリバリー!!」

 馴れ馴れしくメロンに近づいてきた。

 悪友の多羅尾 光輝ミツキだ。


 ニックネームは苗字が、多羅尾たらおなのと見た目から、『チャラ』と言った。

 

 中学の時、ボクを不良から守ってくれた恩人だが、茶髪で女性に手が早いのがネックだ。


 厚かましく満面の笑顔でメロンに言い寄って来た。

「へェ~、可愛いじゃン… 😆💕 

 どうォ~…!?

 これから湘南の方に遊びに行かない!?」

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