第219話 巫女エルフ家庭教師
「じゃあつぎはー、お
「えぇ? いや勉強はちょっといいかな……パワー回復にも関係なさそうだし……」
だってそんな、せっかくモテモテ異世界転生して、いい感じで上手くいっててだよ?
今だって巫女エルフちゃんと楽しく(ほとんど)裸のお付き合いをしてたっていうのに、なぜにここにきて急に勉強なんてしないといけないのか……。
「あー、ちゃんとお
「いや『立派な《
何とも言えないパワーワード感あります。
「好き嫌いは『めっ!』なんだからねー」
巫女エルフちゃんに指を立てて可愛く「めっ!」されてしまったので、
「うん、そうだよな、勉強は大事だよな」
俺はふにゃふにゃって感じでほんわかふわーんにされちゃって、お勉強をすることにしたのだった。
決して、巫女エルフちゃんが「めっ!」する時に前かがみになったことで、薄着の中のビッグバンおっぱいがゆっさゆさしたからではないんです、決してないんです。
とまぁそういうわけで。
お勉強タイムに入った俺が、部屋の隅っこにあった勉強机に向かってイスに座ると、巫女エルフちゃんが横にもう一つイスをもってきて、肩を寄せ合うような超至近距離でちょこんと座った。
「じゃあクレアが
……という感じで始まった、家庭教師巫女エルフちゃんによる秘密の個人レッスンだったんだけど――、
「あ、ここはねー、これをこーしてー。ほら、できたー」
巫女エルフちゃんが横からぐいっと上半身を乗り出すようにして、説明したり解き方を教えてくれるんだよ。
巫女エルフちゃんってば胸元が開放的なタンクトップを着ていて、それで身を乗り出すんだよ。
つまり、
「くっ、おっぱいが、谷間が……重力に引かれてけしからんことに……!!」
しかもだよ?
「乗っちゃってる、今度は机の上に乗っちゃってるよ……!? 圧倒的質量が机の上で保健体育のはちみつ授業を始めちゃってるよ!?」
「はちみつー?」
「えっ!? いやその、あの、それはえっとですね――」
「83を
「え? あ、うん、そうなんだよ。あはは、個性的だろ?」
「そうだねー。んーでも、ざんねんー、ここは85が答えなのでしたー」
「あ、ほんとだ。85だよ、うん。あははははは――」
「くすっ、なんか変なはおーさま」
「まぁ俺のことはいいじゃないか。よし、次の問題をやろう!」
「はおーさまがやる気だー。よーし、クレアも
ゆさゆさっ!
さらには、
俺の腕にそれが当たるの!
ゆさゆさっ、からのポニョポニョって当たるの!
ふくらんだ、まんまるおっぱいが、ペータペタ、ピョーンピョンって当たるんだよ!
「家庭教師と秘密の個人レッスン、なんて素晴らしけしからんシチュエーションなんだ……!」
「はおーさま、なにか言ったー? わからないとこあるー?」
「いやいやないよ、どうぞ『そのまま』続けてね」
「はーい、はおーさま。でね、ここがこーなってー……」
ぽにょっ、ぽにょにょ――。
俺は巫女エルフちゃん家庭教師による、チラチラぽにょんな秘密の個人レッスンを心ゆくまで満喫したのだった。
当然、勉強はさっぱりだった。
え?
最初からする気なかっただろって?
いやだってそんな、こんな状況で勉強に集中できる男っている!?
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