清花

作者 AKARI YUNG

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★★★ Excellent!!!

主人公清花が人間的に成長していく物語、とは書いてみたものの、この作品は若き13歳の時に見たかったとつくづく感じました。

避けたり、不器用に伝えたり、なかなかうまい答えが見つからなくて苛立ったりと思春期だからこそ感じる、それだけ人間的にも成長していってる描写が細かく繊細に描かれています。

なんでもわかると思っている両親に対して、部活の先生や友人。
「逃げ」に対しての、このままでいいのかという不安。

しかし、同じ月日を重ねた人間で、完璧な人間はいないということ。
「理不尽」を笑えるようになったとき、それは初めて大人になったと言えるのではないでしょうか。

素敵な作品ありがとうございます!

★★★ Excellent!!!

自分にとっての普通と、他の人にとっての普通が、なんかちょっと違うみたいだと感じた瞬間の、ひとりぼっち感。このお話の主人公、清花ちゃんは、そんな気持ちの中を生きているような女の子に見えました。このよくわからない世界に対して、自分はどう振る舞えばいいのか、わからないなりにふらふらと、答えのようなものを探す物語です。
生まれて消えるが繰り返される中で、自分が見つけ出した答えに救われていくこと。それしかできないけど、それで大丈夫だと、優しく教えてもらえる素敵な作品です。