アルド・トライル

「さて、王城に着いたか」

テオが言うと。

「遅いじゃないの!」

目の前にフィアが立っていた。

「なぜ…、お前がここにいる…」

また、殴られるんじゃないかと、テオは気が気でなかった。

「もう、殴りません!」

フィアが言うと。

「お…、そうか……」

テオが安心した表情で言った 。

「まあ、今回の事を王に報告にいくぞ!」と、騎士団長が言うと。

「そうだな…」

フィアとテオが口を会わせて言った。

そして王城の王の玉座に着いた。

「ロムル騎士団長、テオ、リウィス、ガルド、今回はよくやった!」

王がテオ達を褒めると。

「ありがたき、お言葉!」

テオ達が言うと。

「続いて、フィア!、今回の派遣で得た情報を伝えよ!」

王の側近がフィアに言うと。

「今回行った、シドニア王国では、物資の交換及び、今後の交流関係をこれからお願いすると言われました!」

フィアが王に伝えると。

「そうか、フィアありがとう!、ワシがシドニア王国にいけないばかりに行かせてしまって」

王はフィアに言うと。

「持ったいないお言葉、王の為になったのなら、それだけで私は、満足です!」

フィアが王に言うと。

「そうか、ありがとう」

王は言うと。

「そうだ、リウィス!、明日からこのラーゼル王国の剣士養成学校に新しい生徒が加わるぞ!、入ってこい」

王が言うと、後ろの扉から。

「お久しぶりです、リウィス!」

入ってきたのは。

「アルド…」

リウィスはもう色々といろんな事が頻繁に起こって、頭がこんがらがっていてなにを喋ったらいいか分からなくなった。

「リウィス!、明日から、カインとシスナとアルドの事を頼んだぞ!」

王はリウィスに言うと。

「わ…わかりました」

リウィスは一瞬フリーズしたが、すぐ立ち直った。

「よろしくな、リウィス!」

相変わらず馴れ馴れしいアルドに。

「ちょっと、離れてくんね」

リウィスがウザがると。

「いいじゃねかよ、リウィス~」

アルドは酒に酔っ払った騎士団長みたいにリウィスに言った。

「お前は、酔っ払った騎士団長か!」

リウィスが言うと。

「おい、俺はそこまで酷くねぇぞ!、リウィス!」

騎士団長がリウィスに講義した。

「いや、あれより相当酷い!」

テオとガルドとフィアが騎士団長に言うと。

「そ……そうなのか」

テオとガルドとフィアの言葉に騎士団長はいじけた。

「子供かよ、騎士団長は…」

ガルドが言うと。

「だって、脳年齢10歳だからじゃね」

フィアが言うと。

「く…… 、そこまで……言うか」

騎士団長はよろよろしながら、王の玉座を出ていった。

「まあ、これで終わりじゃ、ワシは今からお出かけじゃ!」

そう言うと、王は行ってしまった。

「リウィス殿~」

しつこいアルドにリウィスが。

「やめろ、アルド!」

リウィスが嫌がっていると。

「もうやめろ、アルド!」

テオがアルドに言うと。

「は……はい」

アルドはテオに怒られ、アルドのかまちょは終わった。

「とりあえず、解散だ、速く帰れ!」

テオがリウィスとアルドに言うと。

「わかった」

リウィスは猛ダッシュで帰ってしまった。

「俺も、帰りま~す」

アルドも帰った。

「明日から、頑張れリウィス!」

テオが心の中で思った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る