リウィスの事
「さーて、テオさんの所に行こう」
リウィスが言うと目の前に泣き疲れた、カインとシスナがリウィスの寝ていたベットに倒れていた。
「カインとシスナは寝ているのか、じゃあ、俺1人で行くか」
リウィス言うと、そっーとベットから降りてテオのいる会議室に向かった。
「また、暴走したから身体が痛いなー」と、言いながら王城の中の通路を通って会議室について。
「ふぅーー」
リウィスは、1度深呼吸をしてノックをした。
「テオさん、いますか?」
リウィスは、そっーと扉から顔をだして言った。
「おぅ、リウィス元気になったか」と、テオがリウィスに言うと。
「あっ、はい」
周りを見渡すとそこには、騎士団長とテオとガルドがいた。
「ガルドさん来てたんですね」
リウィスが、素っ気ない顔で言った。
「なんだ、リウィスか、また暴走したんだって」
ガルドは、ニヤついて言ってきた、それにカチンときたリウィスが。
「あなたも、暇ですねー、自分の国に帰ったらどうです!」
リウィスがガルドに挑発した。
「そんな、子供の挑発なんて、ききませんよー」
ガルドが、そう言うとリウィスは。
「ちっ、だからガルドさんは嫌なんだ」
リウィスが、小声で言うと。
「お前いま、舌打ちしただろ」
ガルドがリウィスに言うと。
「そこに、反応するのかよ」
リウィスは思った。
「まぁ、お前らケンカはいいから、今回騒動について話すぞガルド」
テオがリウィスとガルドのケンカの仲裁に入った。
「何、カルテニア王国の兵士と元リウィスの戦友が魔人化だと!」
ガルドが驚いた表情で言った。
「ああ、本当だ、しかもその戦友が4年前にリウィスから死んだと言われたレグスという人物だったんだ…」
テオが、ガルドにそう言うと。
「死んだ人間を生きかえらせる魔法なんて、無いぞ!」
ガルドが頭を抱えて言った。
「だが、死んだと言われた人間が生きていたんだ、あなたはどう思うロムル騎士団長!」
テオが騎士団長に聞いた。
「いや、古代魔法なら可能だ、しかし、あの魔法には相当な生贄が必要なはずだ!」と、騎士団長が言った。
「何という魔法だ?、ロムル騎士団長…」
テオが騎士団長に聞いた。
「確か、リザレクト・レインという名前だったような気がする、すまねぇ、あまり詳しく覚えてないわ…」
騎士団長がテオに言うと。
「大丈夫だ、情報提供ありがとう、ロムル騎士団長」
テオが言うとガルドが。
「だったら、カルテニア王国に乗り込んで聞いてくればいいんじゃね」
ガルドがそう言うと。
「無理だ!」
騎士団長が即答した。
「なぜだ、今ここに剣聖が3人もいるんだぞ、勝てるって」
ガルドがそう言うとテオが。
「そういう問題じゃない、カルテニア王国は、周りの国とも仲がいい、下手に攻撃すればラーゼル王国もお前の国も滅ぼされるぞ!」
テオがガルドに言うと。
「わりぃ、冷静じゃなかった」
ガルドが冷静さを、取り戻すと。
「まぁ、今日の会議は、ここまでとしよう、また、明日やろう」
騎士団長が、手を叩いて言った。
「ああ、そうだな」
テオが言った。
「明日から、忙しくなるぞー」
騎士団長は言って部屋を出た。
「ちょっといいか、リウィス」
テオがリウィスを呼び止めた。
「なんですか、テオさん」
「お前に、聞きたいことがある」
テオが深刻な顔をしてリウィスに言うと
「カルテニア王国の事ですか?」
リウィスがテオに聞くと。
「いや、まぁ、違うかなー、まぁいい、お前の戦友レグスのことだ」
テオがリウィスに聞くと。
「わかりました、全て話します」
リウィスが下を向いて言った。
「まぁ、話せる所まででいい」
気を使ってテオが言った。
「レグスの兄貴と会ったのは、俺が兵士なった5歳の時でした、毎日剣よ練習や魔力制御の特訓の毎日でレグスの兄貴もこの国出ていきたいと言ってました、そんな時、ユリウスという人に、会ったのです、ですが、任務で、ユリウスが失敗すると毎度のように、騎士団長から殴られてアザだらけでした、そんなある日、レグスの兄貴と俺が、ユリウスの班に入って、任務をしました、ですが、任務は失敗して、ユリウスは、死刑となって、亡くなりました、次は、自分かもって思って、俺はあの国から逃げたのです、両親も捨てて…」
リウィスがテオに言うと。
「そうだったのか…」
テオは、リウィスの言葉に、この国では、ありえない方針だったことに気づいた。
「レグスが、死んだ日は知ってるのか?」
テオはリウィスに聞いた。
「はい、3年前の、カルテニア王国と、ブリュッセル王国の戦争で死んだとだけ…」
リウィスは下を向いて言った。
「そうか…、わかった」
テオは言ってリウィスに。
「リウィスは、カルテニア王国の子供達を救いたいか?」
テオがリウィスに聞くと
「まあ、そうですね」と、リウィスが言うと
「じゃあ、リウィス!、共に戦うぞ!」
下を向いて座ってるリウィスの手を掴んで立たせて言った。
「わかった、一緒に、カルテニア王国の人達を救おう!」
この瞬間、リウィスとテオはさらに硬い仲になった。
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