第2279話、わたくし、日本の回転寿司に群がるザコ人民が、レーダー照射とは、笑止千万ですのw
「──一体、どういうことだ、これは⁉」
「……何ですか、国家主席同志、いきなり大声出したりして?」
「て言うか、こんな夜中に、我ら党首脳部を召集したりして、一体何の話ですか?」
「──もちろん、本日上海で開店した、『スシ○ー』の件だよ、『スシ○ー』!」
「ああ! その話題ですか!」
「むちゃくちゃ、盛況でしたね!」
「何でも、10時間待ちの行列になったとか」
「……実はうちは丁度休暇日だったので、家族揃って食べに行ったのですよ」
「ほう、そいつはうらやましいな」
「うちなんかは、嫁と子供から、『渡航自粛』なんかになったために、日本に行けなくなったから、せめて国内の回転寿司を食わせろと、毎日せっつかれておりましてなあ……」
「ああ、そのお気持ち、良くわかりますよ」
「うちも『イ○ンモール』の最新店舗の開店日に、無理やり連れて行かれて、荷物持ちをさせられましたよ」
「日本で化粧品を爆買いできなくなったから、ますます『イ○ン』の重要性が高まって、女性客でごった返しだったそうですなあ」
「……ッたく、『渡航自粛』なんて、余計な真似をしてくれたものですよ」
「そんな馬鹿げたことを、決定したやつらの顔を、是非拝みたいものですな」
「「「鏡、鏡」」」
「あ、そうか、我々首脳部でしたっけ?」
「「「わはははははははははははは!!!」」」
「──てめえら、いい加減にしろお!!!」
「な、何ですか、いきなり大声を上げたりして⁉」
「ええと、あなたは、今回の『ゲストオブザーバー』の方ですっけ?」
「確か、香○で我々本国共産党の威光を示すために、洗脳活動を担ってくれている傀儡メディアの、『サウス・チャイナ・イブニング・ツイート』の社主さんですよね?」
「──そうだ! 我が香○において、『民主派の芽』を一つ残らず摘み取ろうと、日夜教宣(=洗脳)活動に邁進している、『御用メディア』の責任者だ! ──それなのに、肝心の本国共産党の首脳部が、こんな体たらくでは、何の意味も無いでは無いか⁉」
「……『こんな体たらく』、とは?」
「我々党首脳部に対して、少々口のきき方がなっていないのでは?」
「──じゃかましい! せっかく香○のPR機関である我々が気を使って、『……日本製品のボイコットをやらないのは、もはや中○製品のほうが優秀なので、ボイコットする必要は無いのだ!』などと、非常に『苦しい理由づけ』をして、香○人民を扇動していたと言うのに、おまえら本国人が、日本の系列のスーパーに殺到したり、回転寿司屋に行列をつくっていたんじゃ、示しがつかないだろうが⁉」
「「「うぐぅッ⁉」」」
「……くっ、悪魔に魂を売る覚悟で、『日本製品よりも中○製品のほうが素晴らしい!』などと、心にも無いことを喧伝したと言うのに、これじゃまるで私たち香○人が、馬鹿みたいじゃ無いか?」
「……だって、日本のお寿司、美味しいし」
「──『処理水』に難癖をつけて、日本の水産物の輸入を禁じたくせに、何言っているんだこの、『矛盾だらけの共産主義者』めが⁉」
「でもよお、中○製の化粧品とか薬品とか、使えるか? 下手すると、命に関わるぞ」
「そうそう、中○製のリチウムイオンバッテリーなんか使っていたら、いつ爆発してもおかしくはありませんからな」
「──だったらおまえら、自衛隊の戦闘機に、レーダー照射なんかするなよ⁉ 確かに平和憲法を擁する日本は、軍事的な反撃はしないけど、経済制裁を断行して、日本製品が我が国に入ってこなくなって、医療事故や発火事故が頻発したら、どうするつもりなんだ⁉」
「「「──それは、困る! 今すぐ人民解○軍の責任者を呼び出して、日本に土下座をさせろ!」」」
「──いや、それはそれで、マズいだろ⁉ おまえら個人的利益ばかり考える前に、国家の指導者であることを忘れるなよ⁉」
「「「だったら、どうすれば、よろしいのでしょうか?」」」
「……もうおまえら、駐日大使や外交部長を始めとして、共産党首脳部は、何も言わず、何もするな」
「「「ええっ、そんなことでよろしいのでしょうか⁉」」」
「おまえらが余計なことを言ったりやったりするたびに、我々地方の権力者を始め、軍関係者、そして一般の人民の皆様が、大恥かいてしまうんだよ⁉ ──日本を見ろ! 最初に総理大臣閣下が、『極普通の非常時の対応』について述べられた以外は、我々の数々の嫌がらせに対しても、特段反応したりやり返したりしていないだろうが⁉」
「「「あ」」」
「……もう嫌だよ、せっかく前途ある若者たちを弾圧してまで、香○を共産主義で真っ赤に染め上げたと言うのに、肝心の本国の首脳部が、恥さらしなことばかりやりやがってッ! 日本と本気で喧嘩するつもりなら、民間交流の完全禁止に、中○人の本国の引き揚げや、日本製品のボイコット、そして在中日本人全員の強制退去を、今すぐ実行しろ! さもないと、日本に先手をとられて、周辺諸国が一斉に中○に経済制裁をおっ
☀ ◑ ☀ ◑ ☀ ◑
ちょい悪令嬢「──何と、この作品を作成中の12月7日未明において、重大なるニュースが飛び込んで参りました! 小○防衛大臣の声明によると、中○空軍のJー15戦闘機が、日本の航空自衛隊のFー15戦闘機に対して、『ロックオン』を意味する『レーダー照射』を行ったとのことです!」
メリーさん太「──ちょっ、下手したら、一触即発の状況じゃんか⁉」
ちょい悪令嬢「まさか中○が軍事面において、これほどの強硬な手段に及んでくるとは、さすがに予想外でしたわね」
メリーさん太「……中○は、それ程『やる気』ってことか? これってヤバいんじゃないのか?」
ちょい悪令嬢「どこまで本気か知りませんが、これに対していい加減な対応をすると、舐められるだけですので、日本政府としても『断固とした』措置を執るべきでしょう」
メリーさん太「──まさか、『軍事的報復』をしろとでも言うのかよ⁉」
ちょい悪令嬢「いえいえ、むしろそれだと相手の思うつぼになりますから、もっと『
メリーさん太「『
ちょい悪令嬢「当然、『経済制裁』ですよ」
メリーさん太「なッ⁉」
ちょい悪令嬢「……共産主義者どもが、舐めやがって。
メリーさん太「え、中○の経済状態って、そんなに悪いのか⁉」
ちょい悪令嬢「いや、これって『世界の常識』に過ぎませんよ。どこの国だって、すべての国民を食わせていくのに、『綱渡り』の状態を続けているのです。ただし当然、人口が一億人程度の日本と、十四億人にも上る中○とでは、深刻度が圧倒的に違い、どこかの2ち○んねらーの元締めごときが、『圧倒的人口差のある中○には、日本はどうしても敵いっこ無い』とかほざいていたけど、大口の貿易相手の日本から突然関係を切られたら、すべての人民を食わせていくことなんて、どんなに優秀な指導者でも不可能でしょう」
メリーさん太「……仮にそうなると、まず最初に犠牲になるのは、ウイグルやチベットや内モンゴル等の、少数民族たちってわけか?」
ちょい悪令嬢「すると当然、これまでの不満も爆発して、大規模な武装蜂起が勃発して、中○全土が内乱状態になることでしょう」
メリーさん太「そしてその機に乗じて、日本や台○やインドやフィリピンが、示し合わせて武力侵攻して、共産党政権を叩き潰して、台○主導の『新中○』を樹立するとともに、ウイグルやチベットや内モンゴルを独立させるって寸法か」
ちょい悪令嬢「
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