第1150話、わたくし、無理して『アニオタ』を気取ったところで、所詮は『情弱』過ぎないと思いますの⁉

ちょい悪令嬢「……いやあ、びっくり仰天いたしましたわ」




メリーさん太「何だ、今回はまた冒頭から、いかにも思わせぶりな出だしだな?」




ちょい悪令嬢「いえほら、前回のやはり冒頭部において、今期の夏アニメの注目作の一角である、『うたわれ○もの 二人の白皇』について、とんでもない『ちゃぶ台返し』が行われて、ますます目が離せなくなったと申しましたでしょう?」


メリーさん太「ああ、そうだな。あれっていかにも、うちの作者の『大好物』な展開そのものだったし」




ちょい悪令嬢「──それなのに何と、Web上の『アニオタ』界隈では、『絶不評』だったのですよ!」




メリーさん太「あ、そうなんだ、へええ」


ちょい悪令嬢「──何ですか、そのうっすい反応は⁉」


メリーさん太「いや、あたし自身はそんなに『うたわれ○もの』に興味は無いし、Web上でもそんなものじゃ無いの?」


ちょい悪令嬢「そりゃあ、メリーさんのように、アニメ自体にそれ程関心の無い、『都市伝説』や一般庶民の方なら仕方ありませんけど、日頃いかにも偉そうに、『──やあやあ、我こそは名うてのアニオタなり!』なんて豪語している輩が、仮にも一世を風靡した『エロゲ』のアニメ化作品に対して、その程度の評価では駄目でしょうが⁉」


メリーさん太「『──やあやあ、我こそは名うてのアニオタなり!』なんて言っているやつなんて、あたし見たことも聞いたことも無いよ!…………まあ、それはともかくとして、どうしてそんなに一世を風靡した作品の新作──それも、他でも無く【最終章】が満を持してアニメ化されたと言うのに、自称『アニオタ』を含むネット上ではイマイチの評価なんだ?」




ちょい悪令嬢「前回のアニメ版である『偽り○仮面』から、あまりにも間が開きすぎていて、ガチの『うたわれ○もの』愛好家以外は、肝心の『内容ストーリー』を覚えていないとおっしゃっているのです」




メリーさん太「……あー、なるほど」


ちょい悪令嬢「ちなみに、前回は7年前の放映で、最初の第一期(無印)は16年前の放映になります」


メリーさん太「う〜ん、それは忘れていても、仕方ないんじゃないか?」


ちょい悪令嬢「原作ゲームまでやっているのに、内容がおぼろげになってしまっている方が、結構いたりするようです」


メリーさん太「そりゃあ、あんたの言うようによほどのマニアじゃ無いと、ほんの数回やっただけのゲームの内容なんて、細かく覚えたりはしないだろう」




ちょい悪令嬢「──だからこそ、そこに大いなる『矛盾点』が、生じることになるのですよ!」




メリーさん太「……矛盾点、だと?」




ちょい悪令嬢「うちの作者のように、自他共に認める『にわかアニメファン』であり、根本的に『ゲームが苦手』な者が、Web上の自称『アニオタ』の皆様なんかよりも、しっかりと『うたわれ○もの』の最新作を理解して、心から楽しめていることですわ!」




メリーさん太「──言われてみれば、確かにそうじゃん⁉……………………あ、いや、確かあいつって、今回の【最終章】を見る前に、前2シリーズ共に、全話しっかりと視聴していたはずでは?」


ちょい悪令嬢「その通りでございます。──して、『これ』の意味するところは、一体何でしょうねえ?」


メリーさん太「意味するところ、って……」




ちょい悪令嬢「うちの作者のような完全なる『うたわれ○もの初心者』であっても、放映直前の【最新アニメ版】を視聴する以前に、それまでのアニメ版をすべて見るチャンスがしっかりと有ったのだから、いよいよ今回の『二人の白皇』の放映が開始された後になって、『前回のアニメ化は随分前だから、内容ストーリーをすっかり忘れてしまった』なんて『言い訳』は、まったく通用しないってことですよ!」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「いやあわたくしとしたことが、完全に勘違いしておりましたわ。Web上でうちの作者とはまったくアニメの趣味が合わず、せっかくの傑作に対して文句をたらたら言っているやつらって、全員が全員『悪意有るアンチ』とは限らず、結構な割合で単なる『情弱』が含まれていたんですねえw」




メリーさん太「……情弱、だと?」




ちょい悪令嬢「『うたわれ○もの』シリーズのことを全然知らなかった本作の作者が、別に目を皿のようにして探し求めていたわけも無く、ただ単に『……何か面白そうなアニメは無いかなあ』と、ほぼ『平常運転』的に各動画配信サイトを毎日チェックしていただけで、【最終章】のアニメ化を目前にして、『自他共に認めるアニオタ』なら必見のはずの、【旧アニメ版2シリーズ】の全話一挙無料配信が行われていることに気づいたと言うのに、現在Web上で文句たらたらのザコどもは、一切気づかなかったのですから、これを『情弱』と言わずして、何と言うのですか?」




メリーさん太「た、確かに……」




ちょい悪令嬢「当【座談会】において隙あらば、有名動画配信サイトであられる『ア○マTV』様や『GYA○!』様や『ニコ○コ動画』様や『Tv○r』様をご紹介しているのは、別に何らかの利益を得て『ステマ』活動をやっているわけでは無いのですよ? むしろ一人でも多くの読者の方に、一つでも多くの『傑作アニメ』をご覧いただきたいので、自分の『経験則』に基づいて注意を喚起しているだけなのです!」




メリーさん太「うちの作者の『経験則』だと? それに『注意を喚起』するって……」




ちょい悪令嬢「そもそもうちの作者が、ほんの最近になって『ひぐら○しのなく頃に』や『進○の巨人』に夢中になり始めたのは、それらの最新アニメ版の公開に応じて、『ア○マTV』においてそれぞれの旧アニメ版の全話一挙無料配信が行われたからなのです!」




メリーさん太「そういえば、そうだったっけ?」




ちょい悪令嬢「特に『ア○マTV』様は、続編のアニメ化が行われる際は結構な確率で、前作の全話一挙無料配信を行ってくださるので、要注意でございます!」




メリーさん太「……するってえと、今回の『うたわれ○もの』旧シリーズの全話一挙無料配信も、『ア○マTV』様だったのか?」


ちょい悪令嬢「いいえ、これに関しては、『GYA○!』様であられました」


メリーさん太「え、『GYA○!』様も同じようなことをやっているわけ?」




ちょい悪令嬢「と申しますか、『GYA○!』様ってば、『ア○マTV』様よりも『マニアック』な傾向があって、最近だと『ぼく○の』や『ハッピーシュガ○ライフ』や『フリップフラ○パーズ』や『うみ○このなく頃に』等々が、現在においては何と『輪るピ○グドラム』や『カオスヘ○ド』や『R○ 潜脳調査室』や『亡念のザ○ド』なんかが、全話無料配信されております」




メリーさん太「ホント、『マニアック』だな⁉ 確かに『うたわれ○もの』だと、そっちのほうがふさわしいかも」


ちょい悪令嬢「ちゃんと棲み分けがなされていて、両サイト共チェックが欠かせないのです」


メリーさん太「それじゃ、『ニコ○コ大百科』様と『Tv○r』様は、どうなんだ?」




ちょい悪令嬢「『ニコ○コ大百科』様も、結構マニアックな作品や懐かしの名作を、いきなり全話一挙生放送なされたりするので油断ならないし、そして何よりも、『コメント有り』の視聴は、別に作品そのものが『マニアック』で無くても──場合によっては『クソアニメ』であっても、癖になるんですよねえw」




メリーさん太「そういや前にも、そんなことも言っていたよな?…………じゃあ、残る『Tv○r』様は?」




ちょい悪令嬢「ここは基本的にTVで放送された作品を一週間限定で再配信してくださっているのですが、逆に言うとTV放映されていれば、動画サイト様で無料配信されていない作品であっても、無料で視聴することができるのですよ」




メリーさん太「ああ、現在絶賛配信中の『サマータ○ムレンダ』なんて、まさに当てはまるよな」




ちょい悪令嬢「──そんなわけで、うちの作者のような拙い『動画サイト知識』であっても、旧シリーズを含むほとんどの作品をカバーできていると言うのに、『前作の内容ストーリーを忘れたから新作を評価できない』なんてほざいている『アニオタ失格』どもは、単なる『情弱』に過ぎませんので、更に日々精進することをお勧めいたしますわ♡」













メリーさん太「……うわあ、うちの作者って少しでもマウントがとれそうな話題だと、すごく強気になるよな」

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