第1133話、わたくし、何と第1124話で今回の『銃撃事件』を予言しておりましたの⁉

ちょい悪令嬢「……メリーさん」


メリーさん太「……うん」


ちょい悪令嬢「……たった今、本作の第1124話を読み直してみたのですが」


メリーさん太「……うん」




ちょい悪令嬢&メリーさん太「「──嘘だろ、おいッ⁉ まさしく今回の『銃撃事件』を予言したような内容が、ほとんどズバリ書いてあるじゃないか⁉」」




ちょい悪令嬢「何この作者って、本当に『予言者』か何かなの⁉」




メリーさん太「……かいつまんで内容をご紹介すると、『数年前までは「同性婚」や「夫婦別姓」なんて、アメリカならではの「笑い話」と見なされていたけど、それがいつの間にか日本国内においても、「笑い話」なんかにしようものなら「差別主義者」の烙印を押されかねなくなってしまっていた。ひょっとしたらこのままでは、「アメリカならではの銃撃事件」すらも、普通に日本国内で発生し始めるんじゃないのか?』………だったよな」




ちょい悪令嬢「──本当に発生しましたよ! それもほんの数日後に! よりによって『ケネディ大統領暗殺事件』レベルの、とんでもないやつが!」




メリーさん太「何なの⁉ 本当にこの作者って、何者なの⁉」


ちょい悪令嬢「しかも今回が初めてというわけでも無いですものね、この作品が『世界の真理』をついてしまったのって」


メリーさん太「……いや、この作品を読んでいる方って、むちゃくちゃ『幸運』なんじゃ無いの? これってまさしく、現時点において世界で最も信憑性の高い、『予言書』レベルじゃんか⁉」


ちょい悪令嬢「詳細に順序立ててご説明いたしますと、先日の『フ○ールズ賞』の発表に絡めてのエピソードを作成中だったところ、今回の『世紀の大事件』の発生のために棚上げされてしまったのですが、実はうちの作者の小説作成における基本中の基本として、『数学的思考』と言うものがあるのですよ」


メリーさん太「数学的思考、って……」




ちょい悪令嬢「例えば東大の入試問題が有るじゃ無いですが、たとえそれを正答できたとして、けして問題集とかに掲載されている『模範解答』のみを良しとせず、他にもっと効率的な解き方が無いか何度も試みると言うのが、受験生当時の作者のポリシーだったのです」




メリーさん太「……え、数学の問題に、答えの出し方が複数有るだと? 普通は『決められた方程式を組み合わせて解く』だけで終わりじゃ無いのか?」


ちょい悪令嬢「学校の授業だけで満足して、いわゆる大手出版社の参考書しか知らない『情弱』では、その程度のレベルでしょうねw」


メリーさん太「(ムカッ!)──だったらうちの作者は、どんな勉強をしていたって言うんだよ⁉」




ちょい悪令嬢「当然、『大学○の数学』をメインにして、手に入る限りのバックナンバーまで揃えて、完全にマスターしておりましたけど?」




メリーさん太「──ああ、『だい○う』か⁉」


ちょい悪令嬢「あと付け加えるとしたら、『代○木ゼミナール』様の出版部が刊行していた、(やはり『だい○う』関係者の)山本矩○郎先生の『確率論』関係の書物を揃えておけば、完璧でございますわね」


メリーさん太「東大の数学問題対策における、必携書ばかりじゃないか⁉ ホント、うちの作者って、何者なんだよ⁉」




ちょい悪令嬢「それで、数学の解き方がいくつも有り得るのかというご質問に対しての答えですが、ズバリ『有り得る』のですよ。これは受験数学界では有名なエピソードですが、今から数十年前の東大の数学問題で、いかにも超難問と思われていた出題が、今までとは『逆の考え方』をするだけで、ほんの数分で解けることが発覚したのです!」




メリーさん太「東大の受験問題が、数分で解けるって、そんな馬鹿な⁉ ──それに、『逆の考え方』、って……」


ちょい悪令嬢「その名も『逆手流』と申しまして、それ以降『受験数学の解法の切り札』とまで称されたほどであります」


メリーさん太「……『逆手流』って、なんかもう数学の解法と言うよりも、『剣術』とか『将棋』とかの、戦法の名前みたいだな」


ちょい悪令嬢「とにかく、東大の数学問題は超難問でありながら『エレガント』でもあるので、非常に解き甲斐が有り、真に『数学』と言うものを──『論理的思考』と言うものを会得していれば、無限に解き方を講ずることができるのです」


メリーさん太「数学を解くのに、論理的思考が必要だと?」


ちょい悪令嬢「ほらね、能無しどもは『方程式の暗記』と『それの応用能力』さえ有れば、どんな問題でも解けるのだと、誤った考えを植えつけられていますが、『基本的な真理』さえ把握していれば、方程式なんて覚えていなくても、問題を解くことはできるのですよ?」


メリーさん太「方程式を覚えていなくて、数学の問題を解けるなんて、そんな馬鹿な⁉(二回目)」




ちょい悪令嬢「そりゃあ、『円』と言うものを『Xの二乗+Yの二乗=半径の二乗』なんて言う、『幾何学』的に捉えることしかできなければ、暗記による機械的な解法になるかも知れませんが、『中心からの距離が常に一定の点の集まり』と言う『ベクトル的思考』で捉えていれば、後は『行列』の計算方法の掛け合わせだけで、どんな難問も簡単に解けるのです」




メリーさん太「『中心から一定の距離の点の集まり』って、つまりは方程式の『暗記』では無く、その『意味』のほうこそを覚えておくべきってことか?」


ちょい悪令嬢「普通ならそうするのが当然じゃんwww むしろ学校や大手出版社の『方程式暗記主義』こそが、受験生の『論理的思考』を奪っているだけなのですよ」


メリーさん太「た、確かに、学校教育や大手の参考書がただ闇雲に暗記することを推奨していたために、その方程式が意味するところを重要視する受験生なんて、ほとんど皆無だよな」


ちょい悪令嬢「──つまりうちの作者が、本作を始めとして、余人では及びもつかない『へそ曲がりな作品』ばかり作成できるのは、この『数学的論理思考』に長けているからなのです」


メリーさん太「……あ、もしかして、同じく作者お得意の『リスク回避至上主義』って──」


ちょい悪令嬢「もちろん、この『数学的思考』と、大学時代に会得した『経済学的思考』とが合わさって、生み出されたものなのです」


メリーさん太「──ある意味うちの作者って、『理系的思考』の持ち主だったわけか⁉」


ちょい悪令嬢「……どうでしょうねえ、あくまでも『論理的思考』を重要視しているだけなので、理系とか文系とか、色分けはできないのでは?」


メリーさん太「なるほど、数学的思考と、『リスク管理主義』の組み合わせによってこそ、まるで『アカシックレコード』並みの未来予測を実現できているわけか?」




ちょい悪令嬢「(問題の第1124話に話を戻すと)基本としては、『同性婚』にしろ『夫婦別姓』にしろ、けして『いいこと』として捉えずに、これらを無理やり実行した場合、どんな『リスク』が生じるかを常に考え、それをこれまで小説にしてきたわけなのです」




メリーさん太「──何でも『否定』から入るなんて、むしろ『であい○ん』の主人公とは真逆だな⁉」




ちょい悪令嬢「『創作者』や『為政者』としては、いっそ『正しいあり方』なのでは?」




メリーさん太「──うっ」




ちょい悪令嬢「むしろだからこそ、『日本においてもそのうちアメリカみたいな銃撃事件が起こる』と言う、ドンピシャな『予言』に繋がるわけなのですよ。『同性婚』や『夫婦別姓』が実現した未来の日本はけしてユートピアなんかでは無く、古き良き家族関係や戸籍制度が破壊されて、個々人がのべつ幕無しに『権利を主張』するというディストピアとなって、当然『要人暗殺』と言ったこれまででは考えも及ばなかった、アメリカならではの超自分勝手な『銃撃事件』すらも起こり得るようになるのは、ある意味『自明の理』だったりしてね」




メリーさん太「……なるほど、こうやって丁寧に説明されれば、単なる『当てずっぽう』なんかでは無く、ちゃんと『リスク管理』に則った『論理的思考』によって導き出されているわな」




ちょい悪令嬢「そうなのです、当【座談会】で『ジェンダーフリー』に対して全面的に反対しているのは、けして偏見による差別なんかでは無く、『リスク管理思考』に基づいた、理路整然とした意見だったのですよ♡」

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