第1061話、わたくし、今こそ『矢○永吉ヒストリー3』ですの⁉
ちょい悪令嬢「──何と超朗報です! この6月に『矢○永吉さんデビュー50周年記念企画』の一つとして、『A○L TIME BEST LIVE』と題したこれまでのライブ映像の傑作選が、BD&DVD4枚組セットで発売される運びとなりました!」
メリーさん太「『朗報』って、あくまでも本作の作者の『個人的な趣味』の話じゃないか……」
ちょい悪令嬢「何をおっしゃるのです、メリーさん! 矢○さんはこれまでの日本の音楽業界への多大なる貢献により、もはや国民的エンターテイナーであられると言っても、過言では無いのですよ⁉」
メリーさん太「……あ、うん、50年も第一線で活躍し続けたのは事実だから、『貢献度』に関しては、人後に落ちないのは確かだな」
ちょい悪令嬢「──そうなのです! そして矢○さんと言えば、何よりも『ライブ』! 今年の50周年記念イベントの最初の一発目に、これまでのライブの特選集を発売するのは、大変理に適っていると申せましょう!」
メリーさん太「うん? これまでも結構、ライブのベスト集を発行していたように思うんだけど?」
ちょい悪令嬢「それは音源オンリーのCDであって、今回のように映像付きで、DBやDVDに複数のライブをミックスしたのは、(一部の例外を除いて)初めての試みであります!」
メリーさん太「え、でも、確か何組か複数枚数の『DVDーBOX』とかで、複数のライブを収録したのが有ったはずでは? 特に『THE LIVE EIKICHI YAZ○WA DVD BOX』なんて、最盛期との呼び声の高い90年代のライブを、ほぼすべて収録していたじゃ無いか?」
ちょい悪令嬢「そう言った『BOX』モノって、各コンサートごとに全曲収録していますが、複数のコンサートから名曲名場面をピックアップしたやつは、今回が(ほぼ)初めてなのです!」
メリーさん太「ああ、まさしく音楽CDで言うところの、『ベスト盤』か?」
ちょい悪令嬢「ですから最初から、『A○L TIME
メリーさん太「──と言うことは、各年代から選りすぐりの、名曲名演奏ばかりになるってわけだな?」
ちょい悪令嬢「しかもほぼ全曲、矢○さんご自身によって、リミックス&リマスターされていると言う、超豪華ぶり。これは是非とも手に入れなければ、ファン失格ですよ!」
メリーさん太「ほう、どれどれ、確かにすでに特設専用サイトで発表されている、収録曲のリストは、どれもこれも名曲揃いだな…………うん、待てよ?」
ちょい悪令嬢「おや、どうかなさいましたか?」
メリーさん太「これってほぼすべてが、1990年代以降の曲ばかりじゃ無いか? 50周年記念盤と言うのなら、それ以前の20年分は、どうして除外されているんだ?」
ちょい悪令嬢「──おお、いい質問ですね、メリーさん! さすがはお目が高い♫」
メリーさん太「……え? これって、『聞かれてはまずい』ような話では無く、むしろ盛大にアピールすべきポイントだったの?」
ちょい悪令嬢「確かに、デビュー当時の70年代や80年代においても、国内アーティスト初の武道館ワンマン公演や、東京ドームとその前身の後楽園球場における唯一の両方制覇ライブや、ド○ービーブラザーズのメンバーを引き連れての『来日公演(⁉)』等々と言ったふうに、日本の音楽史上屈指の名ライブの宝庫となっておりますが、やはり映像はもちろん音源の記録状態を鑑みれば、いかに現在のデジタル技術でリミックス&リマスターしようとも限界が有って、最高の演奏を楽しんでいただこうと思えば、俄然デジタル録音が本格化した90年代以降がベストと言うことになるのです!」
メリーさん太「──あ、やっと思い出した! そういえば厳密には違うけど、その当時の『ベストライブ』の映像パッケージって、ちゃんと存在していたっけ⁉」
ちょい悪令嬢「そうです、それこそがまさしく、かの『矢○永吉ヒストリー』シリーズでございます!」
メリーさん太「ああ、そうか、90年代以前のベストライブ集を楽しみたかったら、『ヒストリー』を見ればいいのか」
ちょい悪令嬢「もしかしたら50周年の今年、『ヒストリー』シリーズもリミックス&リマスターされて、装いも新たに再発行されるかも知れませんよ?」
メリーさん太「十分に有り得るな。つまり今回の『A○L TIME BEST LIVE』って、『ヒストリー』シリーズの続編のようなものなのか」
ちょい悪令嬢「単に『矢○永吉ヒストリー3』と銘打つアイディアも有ったかも知れませんが、やはりここは心機一転、タイトルを変えたほうが正解でしょう」
メリーさん太「そうかそうか、あの超名作『ヒストリー』の続きだったのか! こりゃあファンとしたら、絶対に買わずにはおられないな!」
ちょい悪令嬢「しかも1990年からは矢○さんご自身で、ライブ興業自体を手がけられるようになって、ふんだんに資金が投入されて演出がド派手になり、映像的にも見所満載ですからね!」
メリーさん太「これまでは長くても年に十数日しか来日できなかった、ド○ービーブラザーズのメンバーを始めとする米英のトップミュージシャンたちも、矢○さん自身が『外タレ招聘ライセンス』を取得したことによって、年に50回規模のライブが開催可能になったんだよな」
ちょい悪令嬢「その記念すべき初年度である、1990年の『R○ckn R○ll Army90 BUDOKAN』は、今でも矢○さん自身はおろか、すべての日本人アーティストにおいても、『ベストライブ』の呼び声が高いほどですからね」
メリーさん太「すでにデジタル録音が導入されていたとはいえ、これって
ちょい悪令嬢「そんなただでさえ超傑作ライブの音源に、今回更に最新のデジタル技術でリミックスとリマスターが加えられるそうですので、ますます期待大でございますわね♫」
メリーさん太「リストを確認すると、この『R○ckn R○ll Army』だけで、7曲も収録されているじゃないか?」
ちょい悪令嬢「それだけ矢○さんにとっても、自慢のライブってことなんですよ。特に【ディスク1】の一曲目の『鎖
メリーさん太「これって、矢○さんとキーボードのガ○=アリソンさんの『絡み』が、何だか『ホモ』っぽいんだよねw」
ちょい悪令嬢「……この頃は誰もが認める、ブロンドの長髪も麗しい『紅顔の美青年』だったガ○氏が、どうして『あんなこと』に」
メリーさん太「『あんなこと』とか言うな! 彼は現在でもアメリカを代表する、名キーボード奏者だろうが⁉」
ちょい悪令嬢「とても同一人物とは思えませんよね。──ほんと、白人の皆様にとっては、『時は残酷』ですことw」
メリーさん太「──まだ言うか⁉ むしろ『スキンヘッド』だからこそ、『男らしい』とも言えるじゃ無いか!」
ちょい悪令嬢「それはそれでまた違った意味で、『男性人気』を集めたりして♡」
メリーさん太「いい加減にしろ! そろそろ訴えられるぞ⁉」
ちょい悪令嬢「まあとにかく、『R○ckn R○ll Army』と言えば、ガ○氏の『矢○組デビュー』であり、その超絶技巧のキーボードプレイには、心底ぶったまげましたわ」
メリーさん太「今回は残念ながら未収録だけど、『H○LD ○N BABY』のイントロなんて、いきなり何が起こったかわからないほど、呆然とさせられたからな」
ちょい悪令嬢「実はその『
メリーさん太「そうそう、2010年代になって、ガ○さんてば再び、『矢○組』に復活したんだよな」
ちょい悪令嬢「そう言った『国籍や人種を超えた絆の深さ』も、矢○さんのライブの醍醐味の一つですよね」
メリーさん太「これまでライブに参加してくれていた、米英を代表するアーティストである、キース=ヌードセン氏も、コーネリアス=バンパス氏も、ジョージ=ホーキンス氏も、ボビー=ラカインド氏も、すでに『鬼籍』に入っちゃったからなあ……」
ちょい悪令嬢「そんな彼らの雄姿を再び見られるのも、今回の『A○L TIME BEST LIVE』における、非常に貴重なる『価値』と申せましょう」
メリーさん太「それで、購入するのは決定事項として、BDとDVDとの、どちらを買う予定なんだ?」
ちょい悪令嬢「そりゃあもちろん、映像音声共により優れている、BDに決まっているでしょう!」
メリーさん太「そういや、BDプレイヤーは購入済みだったな」
ちょい悪令嬢「人生初BDが、矢○さんのベストライブ集になるなんて、運命を感じますわね」
メリーさん太「あ、そうなの?」
ちょい悪令嬢「ちなみに、人生初のLDは、同じく矢○さんの『ヒストリー』(初代)だったりします☆」
メリーさん太「──昔っから変わらないな、うちの作者って⁉ それなら当然、初DVDも矢○さんなのかよ?」
ちょい悪令嬢「……うう〜ん、DVDに関してのみはどうだったか、記憶に無いんですよねえ」
メリーさん太「──そこは嘘でも、話を合わせておけよ⁉」
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