第1030話、わたくし、『凪○あすから』の『切ない超展開』には大感動ですの♡
ちょい悪令嬢「──
メリーさん太「──ほむ○むかよ⁉」
ちょい悪令嬢「おお、さすがはメリーさん。今の
メリーさん太「……いや、あれだけこの【座談会】において『マギ○コ推し』をやっておいて、司会の一人であるあたしが、あんな重要な台詞を忘れるわけないじゃん?」
ちょい悪令嬢「うんうん、やっとその境地に到達したんだね、ほ○らちゃん!」
メリーさん太「だからその、『──だね、ほ○らちゃん!』ネタはやめろ! そもそもま○かちゃんは、そんなこと言っていない!」
ちょい悪令嬢「いやでも、『マギアレポ○ト』において、確かに──」
メリーさん太「『マギ○ポ』禁止! あれを公式だと認めると、いろいろと取り返しがつかなくなっちゃうから!」
ちょい悪令嬢「まあ、そうですね、いい加減『マギ○コ』の話題は、この辺にしておきましょう」
メリーさん太「……え、あんたのことだから、てっきり前回に引き続いて、『今回こそ、「黒○ちゃん原作ゲーム版への実装」について語り尽くしますよ!』とか言って、大暴走を始めるかと思ったのに」
ちょい悪令嬢「大暴走って、人を何だと思っているんですか?………………まあ、途中まで、そんな感じで作成しかけてはいたんですけどね☆」
メリーさん太「──やっぱり、そうじゃねえか⁉ それがどうして、途中でやめたんだ? てっきり冒頭の『アニメ作品』て、ついに4月3日に放映&配信される、『マギア○コード』アニメ版の【FinalSEASON】のことかと思ったのに」
ちょい悪令嬢「もちろん、『マギ○コ』大プッシュの心を忘れたわけではございませんが、それを大爆発させるのは本放送を実際に視聴した後までとっておくとして、今はもっと大々的に語るべき作品が有るのですよ!」
メリーさん太「ほう、あの『ま○マギ』シリーズ大好きな本作の作者が、『マギ○コ』最終話をさておいてまで語ろうとする作品が有るなんて、それは一体?」
ちょい悪令嬢「現在動画サイトの『GYA○!』様において、第2クール全13話が一挙無料配信されている、『凪○あすから』でございます☆」
メリーさん太「──おお、それってまさしく、以前取り上げた『SHIR○BAK○』同様に、『ピー○ーワークス』様が誇る超傑作オリジナルアニメでは無いか⁉ まさかこっちまで、全話無料配信が行われていたなんて!」
ちょい悪令嬢「生憎前半部の第1クールの全話一挙配信のほうは、すでに終了していますけどね」
メリーさん太「……いや、そんなに気に入ったのなら、もっと早くこの【座談会】で紹介しておけば良かったのに」
ちょい悪令嬢「仕方ありませんよ、最初はこの作品のことを、まったく気に入らなかったんですもの」
メリーさん太「………………………………………………何て?」
ちょい悪令嬢「ですから、『凪○あすから』のことを、まったく気に入ってなかったのですよ」
メリーさん太「──さっき言ったことと、まったく逆じゃんか⁉」
ちょい悪令嬢「それが後半部の第2クールを見ることによって、まさしく評価が真逆になってしまったのです!」
メリーさん太「どうして第1クールがまったく気に入らなかったのに、第2クールを見ようと思ったの⁉ 普通だったら第1クールの途中で、視聴を切るよね⁉」
ちょい悪令嬢「ええ、
メリーさん太「ネット上の評価って、例えば『ニコ○コ大百科』とかか?」
ちょい悪令嬢「そうです、むしろ『アンチの巣窟』との呼び声の高い、『ニコ○コ大百科』でございます」
メリーさん太「……うわあ、きっとクソミソに貶されていたんじゃ無いのか?」
ちょい悪令嬢「それが皆さん、『大絶賛』だったのですよ!」
メリーさん太「──ええっ、ホントかよ⁉」
ちょい悪令嬢「あの辛口の『ニコ○コ大百科』が褒めるほどであり、しかも『第2クール』から一気に『化ける』とのことでしたので、これは是非とも最後まで視聴せねばならぬと、第1クールのほうも我慢して全話一気見したのです!」
メリーさん太「が、我慢したって、それ程第1クールのほうは酷かったのか?」
ちょい悪令嬢「あくまでも、うちの作者の『個人的意見』ですけどね」
メリーさん太「……具体的には、どういうふうに?」
ちょい悪令嬢「主人公とメインヒロインの両方が、どうしても受け付けなかったのですよ」
メリーさん太「──それって、致命的じゃ無いか⁉」
ちょい悪令嬢「だって仕方ないじゃないですか? 主人公は何かとケンカ腰で『狂犬』みたいな感じで、知性の欠片も感じられないし、ヒロインのほうはそいつの幼なじみで何かと面倒見てもらっているというのに、開幕即別の男と『運命の出会い(※主人公談)』をしてしまうという『NTRビッチ体質』で、最初から主人公とメインヒロインの恋愛が成就しそうには無かったのですから」
メリーさん太「ええー、何ソレ⁉」
ちょい悪令嬢「そんなわけで、とにかく主人公とメインヒロインの言動の一つ一つがウザくて、見る気がどんどんと削がれていくばかりだったのですが、更には何より肝心な『世界観』自体が、あきれるほどに意味不明でして」
メリーさん太「意味不明って、どんな世界観だったんだよ?」
ちょい悪令嬢「基本的に、『陸の人間』と『海の人間』との間の、諍いと和解の物語なんですけど、『陸の人間』のほうは普通の世界観であるのは当然として、『海の人間』のほうはまったく納得できなかったのです!」
メリーさん太「『海の人間』のほうの世界観て、当然『海の中』を舞台にしているわけだろ? そんなに奇抜な設定だったのか?」
ちょい悪令嬢「いえ、むしろこれ以上も無く、『ありふれて』いたのですよ!」
メリーさん太「それのどこが問題なんだよ?」
ちょい悪令嬢「大問題ですよ! 海の中に普通の街があって、みんな普通に暮らしていて、主人公たちがアニメに良くあるような普通の高校に通っているのですよ⁉ しかもその学校が廃校になったとかで、普通に『陸の学校』のほうに転校してきたりして!」
メリーさん太「──おいおいそれって、『海の世界』とかでは無く、『隣町』か何かだろうが⁉ …………うん、確かにおかしいよ! 『海の世界』を舞台にしているくせに、あんたの言うように『普通』過ぎるよな⁉」
ちょい悪令嬢「例えば、朝遅刻しそうになってパンをくわえて全力疾走している時に、魚が空中を泳いできてパンを横取りしようとするのですよ? ──いやその前におまえ、パンが水でふやけないのかよ⁉ あんたの着ている服はすべて、『防水加工』でもされているのかよ⁉──ってな感じで、作品を見ている間ずっと、登場人物の胸ぐらを掴み上げて、問い詰めたくなるんですけど⁉」
メリーさん太「わかるわかる、そんなにツッコミどころ満載の作品では、どうしても作品世界に没頭することなんて不可能だよな」
ちょい悪令嬢「ええ、ホンマにもう少しで、視聴を切るところでした」
メリーさん太「そこでネットの評判を確認することによって、第2クールまで見ることにしたわけか? ──それで、どうだった? 本当に後半部に突入すると、『大どんでん返し』が有ったわけか?」
ちょい悪令嬢「はい! それはもう、本作の作者の評価が完全に大逆転するほど、『超展開』がございました!」
メリーさん太「そ、それは、一体──」
ちょい悪令嬢「『切なさ』です! 本作の作者の最も大好物の、『切ない時間SF』と相成ったわけなのです!」
メリーさん太「──なっ⁉」
ちょい悪令嬢「まあそうは言っても、本当に『時間SF』というわけでは無く、『結果的に』そうなっただけですけどね」
メリーさん太「……何だと?」
ちょい悪令嬢「『ネタバレ』になりますので詳しくは申せませんが、まさしくつい最近大絶賛したばかりの『ラーゼフ○ン』同様に、主人公は幼いままなのに、彼のことを好きな女の子だけが成長して、強制的に『逆歳の差』にされたり、逆に主人公に対して秘めた恋心を抱いていたロリ少女が、(ある意味『棚ぼた』的に)同い年になったりと、ラブコメ的恋愛相関図が激変してしまうのですが、その分『切なさ』爆上げとなり、元々ファンタジーっぽかった世界観設定と相俟って、むちゃくちゃうちの作者好みの作品へと大変貌を遂げたのです!」
メリーさん太「……ああ、確かにうちの作者が好きそうな展開だよな」
ちょい悪令嬢「それで肝心のメインヒロインなのですが、彼女は(あれこれ複雑な過程が有りながらも)主人公と同い年のままだったりします」
メリーさん太「え、それだったら、少なくともメインキャラ二人の間の恋愛については、問題無いのでは?」
ちょい悪令嬢「残念ながら彼女に関してましては、『海の掟』を破った咎で、『海の神様の呪い』をかけられて、『ラブコメヒロインとして最も大切なもの』を奪われてしまったのです!」
メリーさん太「『ヒロインとして大切なもの』だと⁉」
ちょい悪令嬢「これまた『ネタバレ防止』のために、詳しくは申せませんが、彼女が笑顔で主人公のほうを振り返った時、それが何の感情も窺わせない『レイプ目』だったことの衝撃ときたら! ──いやあ、この作品の制作スタッフの皆様は、間違いなく『天才』揃いですわ♫」
メリーさん太「制作スタッフって、もちろん『ピー○ーワークス』様なんだろ?」
ちょい悪令嬢「ええ! これで『ピー○ーワークス作品』は、けして第1クールだけでジャッジを下すことなぞできず、ちゃんと第2クールを見なければならないことを、十分理解いたしましたわ! これからはけして『アンチ』のたわ言なんぞに惑わされること無く、全力で応援していきたいかと存じます! ──読者の皆様におかれましても、『凪○あすから』の後半第2クールの全話一挙無料配信は本日までですので、けしてお見逃し無きように♡」
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