第971話、わたくし、ついに『スクカー』がアニメ版『進○の巨人』にも登場して大歓喜ですの♡

ちょい悪令嬢「──祝、『スクールカースト』、アニメ版においても『公式化』!」




メリーさん太「……え、何、この御時世に『スクールカースト』を祝うなんて、あからさまな『逆張り』は? ひょっとして、『悪役令嬢』にでも目覚めたの?」




ちょい悪令嬢「わたくしは最初から、悪役令嬢ですわ!」


メリーさん太「あ、ごめーんw 最近のあんたって、全然悪役令嬢っぽく無いから、すっかり忘れちゃっていたあ〜www」


ちょい悪令嬢「──てめえも、人のこと言えるか⁉ 完全に『メリーさん』でも『都市伝説』でも無いだろうが⁉………………特に、『語尾』とか!」


メリーさん太「語尾?」


ちょい悪令嬢「メリーさんならもっと、『なの』『なの』言えよ⁉」


メリーさん太「ふう、仕方ないの…………『ア○ナ先輩、こんな暗くてジメジメしたところで絵ばっかり描いていると、悪い魔法少女たちに無理やり仲間にされてしまうの!』」


ちょい悪令嬢「──それは、違うキャラだろう⁉ つうか、『マギアレ○ード』2ndSEASONのOPに、勝手に台詞を付けるんじゃないよ⁉」


メリーさん太「まあまあ、とにかくどうしていきなり、『スクールカースト』なんて言い出したんだ? やはり【本編】の主人公としての、『悪役令嬢』絡みか?」




ちょい悪令嬢「いえ、【本編】とかわたくしが『主人公』であるとか、まったく関係ございませんけど?」




メリーさん太「………………」


ちょい悪令嬢「………………」


メリーさん太「………………」


ちょい悪令嬢「………………」


メリーさん太「………………」


ちょい悪令嬢「………………」


メリーさん太「………………」


ちょい悪令嬢「………………」


メリーさん太「………………」


ちょい悪令嬢「………………」


メリーさん太「………………」


ちょい悪令嬢「………………」


メリーさん太「………………」


ちょい悪令嬢「あ、あのう、なんかおっしゃってくださいませんか?」


メリーさん太「……あんた、さあ」


ちょい悪令嬢「は、はい」




メリーさん太「本当に、やる気あるの?」




ちょい悪令嬢「──すみません! すみません! すみません! すみません!」




メリーさん太「謝るくらいなら、とっとと【本編】を進めろや⁉」




ちょい悪令嬢「……そ、それが、すでにご承知のこととは存じますが、本作の作者におきましては、年老いた父親が一年前に重症を負ったのを発端にして、痴呆と老衰の悪化による長期入院の後に、現在実家にて『在宅介護』を行っている真っ最中にて、小説作成に割ける時間が限られているのですよ」




メリーさん太「ああ、うん、そういえば、そうだったな……」


ちょい悪令嬢「もちろん、本作の作者だって、本作の【本編】はもちろん、すでにアイディアてんこ盛りの【新作】にだって、一日も早く手をつけたいのですよ? それで無くても、現在各小説創作サイト様におかれましては、今期の『Web小説コンテスト』の真っ最中ですし」


メリーさん太「そうか、そりゃそうだよな。仮にも『Web小説家』を名乗っているんだ、本作の作者自身が、一番小説を書きたくて仕方ないだろう」


ちょい悪令嬢「ま、まあ、これはあくまでも作者の個人的問題であって、読者様には何の関係も無いのですけどね!」


メリーさん太「いやもう、わかったよ。これ以上文句は言わないから、本題のほうを続けてくれ。──それで、どうしていきなり、『スクールカースト』なんだ?」




ちょい悪令嬢「……あのう、スクールカースト──略して『スクカー』と申せば、『進○の巨人』の話題ことに決まっているではございませんの?」




メリーさん太「あ」




ちょい悪令嬢「……まったく、メリーさんともあろう方が、この【アニメ評論座談会】のメイン司会者失格ですよ?」


メリーさん太「──いつの間に【アニメ評論】専門になったの、この【座談会】⁉………いや、『進○の巨人』と言うことは、現在絶賛放映&配信中の【アニメ版】の話だとは思うけど」


ちょい悪令嬢「そうなのです! 何とついに【アニメ版】において、【原作漫画版】のほうでは『嘘予告シリーズ』として大人気の、『進○のスクールカースト』が堂々初登場したのですよ!」


メリーさん太「そういや、原作の【本編】にも登場していたな? やはり【アニメ版】でも、例の『フラッシュバック』シーンにおいてか?」


ちょい悪令嬢「ほんの一瞬ですが、あの金髪のおかっぱ頭に眼鏡を装着した、いかにも欧米あたりの『オタクギーク』といったルックスは、『スクカー』のアル○ン君に間違いないでしょう」


メリーさん太「……うん、原作通りだな。でもまさか、【アニメ版】にまでも、登場するとは」


ちょい悪令嬢「──実は、それだけでは無いのです!」


メリーさん太「え、他にも何か、有るわけ?」


ちょい悪令嬢「………………サウナ」


メリーさん太「はい?」


ちょい悪令嬢「………………サウナ、でございます」


メリーさん太「今、なんて?」




ちょい悪令嬢「何と、エ○ン君の『記憶の断片』の一つに、敵味方問わずに主要キャラが雁首並べて、サウナを堪能しているシーンが、これまた一瞬だけ映ったんですよ!」




メリーさん太「……え、あ、あれ? いやいやいや、『サウナ』って、何⁉ そんなの本編だか『スクカー』だかに有ったっけ? あれって一応『記憶』と言うことになっているんだから、そこら辺はいい加減にできないはずなんだけど⁉」


ちょい悪令嬢「表紙です」


メリーさん太「…………表紙、って?」


ちょい悪令嬢「別冊少年マガ○ン2020年5月号の表紙及び付録にて、エ○ン君やリヴ○イ兵長にラ○ナーさんを始めとする主要男性キャラが六人で、サウナにて汗をかいている様子が描かれているのですよ」


メリーさん太「…………それって一体、『誰得』なんだ?」


ちょい悪令嬢「女性ファン?…………いえ、どこかの『ゲイのサディスト』氏ですかねえ? ラ○ナーさんのマッパも、アニメ制作会社の『MAP○A』様顔負けに、克明に描かれていますので」


メリーさん太「──作者じゃねえか⁉」


ちょい悪令嬢「……おや、わたくしはあくまでも、『ゲイのサディスト』と申しただけですのに、なぜに原作者であられる諫○創先生であると?」


メリーさん太「しらばっくれるんじゃねえ! 『ラ○ナーのMAPPAを克明に描くゲイのサディスト』なんて、世界広しといえども、諫○先生以外おられないだろうが⁉」


ちょい悪令嬢「あはははは、それもそうですわねw」


メリーさん太「いいからとっとと話を戻せ! 何でいきなりサウナなんだよ⁉」


ちょい悪令嬢「それ程いきなりでも無いでしょう? サウナについては『スクカー』においても、【原作漫画版】第33巻末の『嘘予告』にも、登場していたじゃないですか?」


メリーさん太「そう言われれば、確かにそうだったけど、どうしてよりによっていきなり【アニメ版】本編に出すのが、『サウナ』のシーンなんだよ⁉ 『アニメオンリー視聴組』の皆さんが、何が何だかわけがわからず大混乱に陥ってしまうだろうが⁉」


ちょい悪令嬢「……そりゃあ、どこかの『ゲイのサディスト』さんが、サウナのことが大好きだからに決まっているではありませんか?」


メリーさん太「──結局、それかよ⁉」


ちょい悪令嬢「まあまあとにかく、話を続けましょう」


メリーさん太「……話、って?」




ちょい悪令嬢「『スクカー』や『サウナ』のシーンすらも、『道』を通して与えられた『記憶』の中に入っていると言うことは、『始祖ユ○ル』がいる『座標』を介して与えられているのは、何も『巨人化能力』を始めとする、『進○の巨人』本編に関する『事象』に限定されず、ありとあらゆる次元における森羅万象が対象となることが、確定したわけですよ」




メリーさん太「──そ、それって⁉」




ちょい悪令嬢「つまり、すべての道の到達点たる『座標』なるものは、まさしく『進○の巨人』の世界観だけに囚われることなぞ無く、『ユング心理学』の言うところの『集合的無意識』そのものであることが、明確に証明されたのです!」




メリーさん太「──‼」




ちょい悪令嬢「これにより下手したら、一部の考察厨どもに完全に否定されたはずの、『ループ説』や『パラレルワールド説』が、復活してしまいかねないでしょうね」


メリーさん太「……どうしてだよ?」




ちょい悪令嬢「他ならぬ本作において何度も何度も申してきたではありませんか? ループやパラレルワールドなんて、集合的無意識から他の時代や世界の『記憶』をインストールすれば、『現実的に実現できる』のであって、そういう意味ではエ○ン君は事実上何度もループを実行しているようなものなのですよ。──まさしく、OADのミ○サちゃんのようにね」




メリーさん太「──うっ⁉ た、確かに」


ちょい悪令嬢「そうなると、本作ですでに述べた、『もう一つの説』のほうも、正しかったことになりますわね」


メリーさん太「……もう一つの説、って?」




ちょい悪令嬢「巨人とまったく関係の無い『世界キオク』も存在していることが確認されたのですから、『巨人化能力』が喪失したからと言って、『座標』や『道』自体はもちろん、それとアクセスする『経路チャンネル』まで消滅してしまったわけでは無く、また何らかの『物語』が再開する可能性が有るってことですよ」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「おや、そんなに驚くことですか? 本編の最終シーンにおいて、ちゃんと示唆していたではありませんか?」


メリーさん太「いや、あれはあくまでも、最後の最後での『余韻』のようなものじゃ無かったのか?」


ちょい悪令嬢「むしろあれこそが、『証拠』なのです」


メリーさん太「証拠?」




ちょい悪令嬢「失われたのは『巨人化能力』では無く、始祖ユ○ルを中心とした『ユ○ルの民』における、『集合的無意識とのアクセス能力』であり、そもそも彼女にその権限を与えた、当然始祖ユ○ルより上位のアクセス権を有する例の『光るムカデ』ならば、ユ○ルの民以外の者に巨人化能力以外の異能の力を与えることはもちろん、やろうと思えば再び、あえてユ○ルの民の血を引く者に、巨人化能力を与えることすらできるのですよ」




メリーさん太「──なっ⁉」




ちょい悪令嬢「まさにこれぞ、本作における最重要テーマである、『集合的無意識とのアクセスによってこそ、すべての異能や超常現象を実現することができる』そのものであって、作中にアクセス権がより上位の存在がいることが明記されている状況下において、始祖ユ○ルを頂点にするユ○ルの民が(アクセス権を失い)巨人化能力を失おうが、それはけして『最終的結論』なんかでは無く、いかようにも覆すことができるのです」




メリーさん太「──てめえまさか、『進○の巨人』でまだまだ金儲けをしようとしている、K談社あたりの回し者じゃねえだろうな⁉」




ちょい悪令嬢「いえいえ、わたくしはあくまでも『学術的見地』から述べているだけで、本作が長年主張していたことが証明されて、喜んでいる次第であります」




メリーさん太「……まあ、あの蘊蓄大好きな本作の作者が、持論を肯定されたようなものなんだから、狂喜乱舞してもおかしくは無いわな」




ちょい悪令嬢「──と言うか、まさか【アニメ版】においてまで、あれ程大々的にフィーチャーされるとは、本作の作者としても、まったくの予想外でしたw」




メリーさん太「おいっ⁉」




ちょい悪令嬢「いやほら、【原作漫画版】なら、原作者さん自らの『お遊び』で済むでは無いですか? それなのに、いろいろな方の権利が複雑に絡み合っていて、しかも公共放送による放映だというのに、あんなシリアスなシーンに、大々的に『サウナ』をぶっ込んでくるなんてwww」




メリーさん太「た、確かに、前回のイ○レナさんの『変顔』といい、『進○』の制作陣の皆様って、妙にノリノリだよな⁉」




ちょい悪令嬢「──このように、今や制作陣が原作者と一心同体となって、全力で最終回まで駆け抜けようとしている、『進○の巨人』【The Final Season Part2】! ここで見逃すと、人生最大レベルの大損ですぞ⁉ 読者の皆様におかれましても、こぞってご視聴なされるのを、心からお勧め申し上げますわ♡」

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