第968話、わたくし、『敵基地攻撃』は『軍艦擬人化少女』にお任せですの⁉【解説編】

メリーさん太「……あのさあ」


ちょい悪令嬢「はい、何でしょうか?」


メリーさん太「前回の【突発短編】のこと、なんだけど……」


ちょい悪令嬢「ええ」




メリーさん太「あれと似たようなやつを、本作においてほんのつい最近、公開していなかったっけ?」




ちょい悪令嬢「え?………………………ええええええええええええっ──⁉」




メリーさん太「具体的には、第880話の『わたくし、場合によっては、トリート(平和)よりもトリック(戦争)を選びますの⁉』ってやつだけど?」


ちょい悪令嬢「──ちょっと待ってください、今読んでみます!」


メリーさん太「………」


ちょい悪令嬢「………」


メリーさん太「………」


ちょい悪令嬢「………」


メリーさん太「………」


ちょい悪令嬢「………」


メリーさん太「………」


ちょい悪令嬢「………」


メリーさん太「………」


ちょい悪令嬢「………」


メリーさん太「………」


ちょい悪令嬢「………」


メリーさん太「………」


ちょい悪令嬢「………」




メリーさん太「──いや、いい加減何か言えよ⁉(天丼)」




ちょい悪令嬢「あ、はい、ご指摘により、ただ今第880話を再度読み込んで、検証いたしましたところ──」


メリーさん太「ところ?」




ちょい悪令嬢「まったく問題が無いことが、判明いたしました☆」




メリーさん太「──はああああああああああああ⁉ 何でだよ⁉」




ちょい悪令嬢「確かに一見同じような内容のようでいて、最も肝心な『本質』こそが、全然違っているのですよ」


メリーさん太「……某『北の国』を舞台にして、今話題の『敵基地攻撃能力』を存分にふるって徹底的に壊滅させてしまうと言う、むちゃくちゃ危ない内容ストーリーがほとんど完璧に重複しているのに、『本質』が違うだって?」




ちょい悪令嬢「何よりも重要な『敵基地攻撃能力』を担っているのが、第880話のほうが、『軍事衛星ネットワーク』と言う、あくまでも『現実的なもの』であるのに対して、前回の【突発短編】のほうは、『軍艦擬人化少女』と言う、どう考えても『非現実的なもの』である点において、絶対的な差異が存在しているのでございます!」




メリーさん太「──言われてみれば、確かに⁉」




ちょい悪令嬢「正直に申しますと、本作の作者自身も作成中に、『……これって前にもやったことがあるんじゃ無いの?』と気づいて、慌てて該当エピソードを読み直してみたものの、辛うじて『本質的相違』が存在していたことを見て取り、一安心したと言った次第であります」


メリーさん太「……でもどうして、一度『軍事衛星』で行ったことを、よりによって『軍艦擬人化少女』でやり直したわけなんだ?」


ちょい悪令嬢「それはほら、いよいよ今年秋に、『艦○れ』の【アニメ版二期】の放映が決定したからですよ☆」




メリーさん太「──結局今回も、『ステマ』かよ⁉」




ちょい悪令嬢「実は『進○の巨人』【The Final Season Part2】の影響もあったりしてw かのPV全世界二千万アクセス超えの超絶傑作OP&EDを、毎日のように視聴しているうちに、エ○ン君やミ○サちゃんやアル○ン君をモデルにした、『軍艦擬人化少女型魔法少女』のヘレナやミクラやヤシロを、もう一度活躍させてみたくなりまして♫」




メリーさん太「──しかも毎度お馴染みの、『進○の巨人』ネタ絡みだし⁉」




ちょい悪令嬢「まあ、『冗談半分』の話は、この辺にして──」


メリーさん太「半分は、本気なのかよ⁉」




ちょい悪令嬢「実を申しますと、第880話との『最大の差異』は、まさしく最近における本作の作者の『敵基地攻撃能力』に対する、『革新的アイディア』に基づいているところなのです」




メリーさん太「……敵基地攻撃の革新的アイディア、って?」




ちょい悪令嬢「『敵基地攻撃能力』と言うと、いかにも日本海側に固定的な基地を設けて、地対地ミサイル等を主要兵器にすると思われがちなのに対して、文字通りに『常識を覆す』アイディをぶっ込むことですよ!」




メリーさん太「──ああー、確かに最近、そんなことばかりやっていたよな⁉ 実は『敵基地攻撃』のことくらい、すでに自衛隊が保有している、国産の『Fー2』支援戦闘機による、同じく独自開発の極超音速ミサイル『ASMー3』を使用しての、『空中発射方式』によって実現可能であり、むしろこのやり方こそが、『全面核戦争』勃発時においても、最終的に勝利できるってやつエピソードとかな?」




ちょい悪令嬢「つまり『敵基地攻撃』の手段は、戦闘機や軍艦等の、『移動方式』でもいいわけなのです。──それこそ以前は、戦艦の超絶大口径の主砲こそが、敵国の沿岸部の軍事基地に対する攻撃の主役を担っていたほどですからね」


メリーさん太「でもすでに第二次世界大戦当時において、戦艦の類いはすべて航空兵力に対しては『無力』であることが露呈し、対地攻撃のみならず、本業の海戦からも居場所が無くなってしまったんだよな」


ちょい悪令嬢「よって大戦末期から現在に至るまで、海軍の主力は航空母艦が担うことになり、陸上の敵基地攻撃も空母の艦載機か、ミサイルを搭載した駆逐艦や潜水艦の役目となり、やはり『敵基地攻撃』を軍用機に担わせるという考え方は、非常に理に適っていたりするのです」


メリーさん太「……それなのにあえて今回は、『軍艦』擬人化少女に、『敵基地攻撃』をやらせてみたわけか?」




ちょい悪令嬢「そうなのです! どうせ非現実的な『フィクション』であるのなら、現実ではけしてできないことをやってみようと思い、『軍艦の巨砲による敵基地攻撃』を、本作風にアレンジして──つまりは、まさしく『軍艦を擬人化する』ことによって、復活させて見せたわけです!」




メリーさん太「……なるほど、敵基地攻撃のための兵器を『人間サイズ』に矮小化することによって、ステルス戦闘機以上の隠密姓を発揮させて、制空権とか制海権を奪取する以前に、敵国の本拠地である首都等に潜り込ませておいて、本国からの指令を受けるや否や『軍艦モード』に変化メタモルフォーゼして、敵地を完膚なきまで破壊し尽くすってわけか」




ちょい悪令嬢「何せ軍艦の主砲は、核兵器が登場する以前においては、『最大最強の攻撃兵器』だったのですからね。たった三人とはいえ、敵の首都のど真ん中で主砲等全兵装をぶっ放させれば、一時間とかからずに周囲を瓦礫の山にできますよ」




メリーさん太「そう言うと、いかにも荒唐無稽のようだけど、その昔某共産主義大国の首都の『バカの広場』(仮称)に、西ドイツ(当時)在住のティーンエイジャーがまったく妨害を受けること無く、小型民間飛行機で着陸に成功したことがあるくらいだからな。例えばいかにもそこら辺の子供が操縦しているかのように見えるドローンが、『本国からの指令』を受けた途端、数十機ほどで一斉に首都内で武力行使に及べば、結構な損害を与えることも可能だろうよ」




ちょい悪令嬢「──ただし、第880話との共通点も、しっかりとございます。その最たるものが、鉄道網さえ付近に存在していれば、『北』の全国津々浦々すべてが、『ミサイル発射基地』と見なされ、民間人も含めて『攻撃対象』となることです!」


メリーさん太「……ああ、よせばいいのに大昔の『列車砲』をパクって、鉄道軌道上からのミサイル発射実験なんかするもんだから、『北の国内の鉄道網すべてがミサイル基地に該当することになった』という、本作独自の見解か? ──それって、どうなの? 例えば何の罪も無い民間人も、『攻撃対象』に含まれることになるんだけど?」




ちょい悪令嬢「別に構いません、当【突発短編】における某半島北側の住民であるダークエルフ族は、同じ魔法種族である神聖皇国旭光ヒノモトの魔女たちにとっては、単なる『劣等種』に過ぎず、たとえ『将軍様』であろうが『国家主席』であろうが『大統領』であろうが、虫けら程度の価値しか無く、何匹何千万匹殺そうが、何も問題は無いのですよwww」




メリーさん太「──おい、ヤメロ!」




ちょい悪令嬢「おや、何を焦っておられるのです? これはあくまでも『ファンタジー異世界』を舞台にした、『創作物フィクション』に過ぎないと言うのに」


メリーさん太「……こ、こいつ、ぬけぬけと、まあ」




ちょい悪令嬢「そもそも何度も何度も申しておりますように、たとえ日本の領海や排他的経済水域EEZの範囲外といえども、公海等においては当然のごとく日本の漁船も操業しているのであり、そんなにミサイルの発射実験がしたかったら、自分の領土の中だけで行えばいいのです! それなのに、かつては日本の領土をまたいで太平洋へとミサイルを撃ち込んだことが有るなんて、この時点で明確に『武力行使』を行ったと見なしてもよく、国内の『超汚染ソーラン』関係者や『超汚染学校』の将来の工作員のガキどもをも含めて、この地球上から一匹残らず駆逐しようが、別に構わないのですけど?」
















メリーさん太「……うわあ、本気で怒っていやがる。うちの作者ってイデオロギーを抜きにして、末端の漁業関係者や、沖縄の犯罪被害者の子供たちとかいった、『弱者』の皆様の味方だからな。軍事力で他者を威圧しようとする輩なんて、たとえ相手がアメリゴ進駐軍だろうが、絶対に許さないだろうよ」

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