第947話、わたくし、実は『地ならし』は、真の平和の象徴だと思いますの⁉(前編)
ちょい悪令嬢「──さて、読者の皆様におかれましては、この年末年始はどのように過ごされたでしょうか? 本作の作者はついに父親の『在宅介護』を開始して、てんやわんやの一週間でしたよ!」
メリーさん太「軽っ⁉ そんなので、本当にこの一年、乗り越えられるのか⁉」
ちょい悪令嬢「すでに御報告した通り、何と奇跡的に『痴呆状態』が改善されて、現在普通に意思疎通がはかれておりますので、作者としても体力的には少々キツくても、精神的にはほとんど問題は無く、今のところ順調でございます」
メリーさん太「……まあな、最近巷を騒がせている親の介護を巡る悲惨な事件のほとんどは、介護者と痴呆が進んだ被介護者との『意思疎通の欠如』が招いているとも言えるからな。──ていうか、あんたちょっと、気が早すぎるんじゃ無いのか⁉」
ちょい悪令嬢「気が早い、とは?」
メリーさん太「確かに三が日は終わったとはいえ、何を勝手に『年末年始のイベントはこれでおしまい☆』てな感じにまとめているんだよ⁉ むしろ世間は『正月気分』真っ最中だろうが⁉」
ちょい悪令嬢「……でもですねえ、ぶっちゃけますと、毎年のごとく『年末&年始』に関するイベントを連載の中で扱っていると、さすがにネタ切れしてしまって、大晦日と三が日分を作成するのが関の山なんですよお〜」
メリーさん太「『ネタ切れ』って、ホントにぶっちゃけやがった、こいつ⁉」
ちょい悪令嬢「──と言うわけで、今回は久方振りに、ア○メ作品の考証を行いたいかと思います!」
メリーさん太「しかもよりによって、年明け早々『ア○メ考証』だと⁉ 今年こそマジで『悪役令嬢系Web小説』から『ア○メ考証系エッセイ』に鞍替えするつもりか⁉ ──それにそもそも、前回も『月とラ○カと吸血鬼』に対する考証みたいなことやっているので、別に久方振りでも無いし!」
ちょい悪令嬢「でもこれって、ちゃんと『必要性』が有るんですよ?」
メリーさん太「必要性って、年明け早々別に本作の主旨とは関係無い、『ア○メ談義』をすることにか⁉」
ちょい悪令嬢「ええ、そうですけど? ──むしろメリーさんのほうこそ、すっかりお忘れになっているのではございませんの?」
メリーさん太「……忘れているって、何をだよ?」
ちょい悪令嬢「本作の作者にとっての超本命作品である、『進○の巨人』ア○メ版の【The Final Season Part2】の放映&配信が、今月9日に差し迫っていることですよ!」
メリーさん太「──そういえば、そうでしたあああああああ!!!」
ちょい悪令嬢「……やはり忘れていましたか。──ったく。放送局のN○K様を始めとして、各動画配信サイト様においては、過去の作品やその総集編に初公開のOAD作品に至るまで、続々と全話放映&配信することで、最終章放映に向けて盛り上げており、更にはそれを受ける形でネット上の各まとめサイト様においても、盛んに特集を組んでいると言うのに」
メリーさん太「う、うん、これでは本作においても、うかうかしてられないな。何せこれまで散々『進○の巨人』について、あれこれと考証してきたんだし」
ちょい悪令嬢「その点はご安心を。『うかうか』どころか、本作こそが他のどのまとめサイトよりも、大きく先行しているのですからね!」
メリーさん太「……うちが、
ちょい悪令嬢「何と、『進○の巨人』を肯定的に捉えて盛んにスレを立ててくださっている、某まとめサイトさんにおいて、『原作漫画版最終局面で「地ならし」を行った「壁の巨人」たちは、果たして人間に戻れたのか?』と言うのを、テーマに取り上げておられたのですよ!」
メリーさん太「──そ、それって⁉」
ちょい悪令嬢「そうです、すでに当【座談会】で取り上げたネタでございます」
メリーさん太「……何と、むしろ世間のほうが、本作の作者を後追いしているわけか⁉」
ちょい悪令嬢「しかも、内容のほうでも、完全に勝っております」
メリーさん太「何だと?」
ちょい悪令嬢「まとめサイトのカキコさんたちったら、そもそも『人間に戻れるのか?』とか言う以前に、『あの無数の超大型巨人たちには、実は中身が無かったのでは?』とか言い出しているんですよ」
メリーさん太「『中身が無かった』って、何だそりゃ?」
ちょい悪令嬢「つまり、『あの巨人たちは元から人間では無く、うなじの中には何も存在していないんじゃないのか?』とのことです」
メリーさん太「はあ? 人間──すなわち、『ユ○ルの民』では無かったら、どうして巨人になることができるんだよ?」
ちょい悪令嬢「何でも、『硬質化』によって創り出されたそうなんですよ」
メリーさん太「は? 硬質化?………………………いやいやいや、それは無いだろう⁉ 何でそんな『トンデモ理論』が横行しているの⁉」
ちょい悪令嬢「その最大の理由として、クライマックスにおいて『巨大骨型進○の巨人』の骨格のあちこちから、歴代の『九つ○巨人』たちが無数ににょきにょきと生え出てきたことを、根拠にしているそうです」
メリーさん太「……ああ、あれか。確かあれには『人格は無かった』そうだから、うなじの中に『ユ○ルの民』はいなかったけど、あれって『硬質化』によって生み出されたわけなのか?」
ちょい悪令嬢「確かにエ○ン君は『進○の巨人』や『始祖○巨人』だけでは無く、『戦鎚○巨人』の力も有しているし、『戦鎚○巨人』は外部から有線制御されていて、巨人本体には『中身』が入っておりませんから、『再生九つ○巨人』たちと同じようなものとも言えますけどね」
メリーさん太「いや、『戦鎚○巨人』は、本体と『人間を格納している部分』とが分離しているだけで、巨人自体を『継承者』自身が創り出しているわけでは無く、巨人そのものを生み出しているのあくまでも、『始祖ユ○ル』様だろうが?」
ちょい悪令嬢「そうですよね、それこそが『大前提』なのに、『戦鎚の力』で『戦鎚○巨人』そのものが生み出されたとしたら、あの作品の『世界のルール』そのものが根底から覆ってしまいますよね」
メリーさん太「……だとすると、『戦鎚○巨人』はもちろん、あの『再生九つ○巨人』たちも、エ○ン君の『戦鎚の力』では無く、『始祖ユ○ル』様の力で創り出されたと考えるほうが妥当か」
ちょい悪令嬢「もちろん、あの無数の『壁の巨人』たちを、いちいち『硬質化能力』で創り上げるなんて不可能であり、やはり『始祖ユ○ル』様の力によるものと見なすべきでしょう」
メリーさん太「……そもそもさあ、あの壁を創ったのは、『壁の巨人自身の硬質化能力』の為せる業だと言われているのに、その巨人自体が硬質化能力で創られているなんて、ちょっと考えただけでもおかしいってわかりそうなものじゃないの?」
ちょい悪令嬢「ていうか、すべての壁が崩壊した際には、ラ○ナー巨人がまとっていた『鎧』や、ア○ちゃんを閉じ込めていた『水晶体』等々といった、すべての『硬質化現象が無効化された』のだから、もしも『壁の巨人』たちが硬質化能力によって生み出されていたとしたら、その時点で
メリーさん太「──言われてみれば、まったくその通りじゃん⁉」
(※後編に続きます)
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