第886話、【全政党必見】わたくし、国会の女性比率を上げる秘策をお教えしますの⁉
ちょい悪令嬢「……ホント、この国って、『産学官』すべてにわたってバカばかりなお陰で、本作の作者がいかにも『お利口さん』みたいに見えるので、大助かりですわ☆」
メリーさん太「──うおいっ、いきなりのっけから、全方面に対してケンカを売っていくスタイルはよせよ⁉」
ちょい悪令嬢「おおっ、メリーさんの冒頭からのキレッキレのツッコミ! 毎度のことながら、惚れ惚れとしますなあ? ──でもですねえ」
メリーさん太「へ? でも、って……」
ちょい悪令嬢「残念ながら、今回は
メリーさん太「──いやおまえ、むしろ『煽りの天才』か⁉」
ちょい悪令嬢「煽りって…………別に
メリーさん太「だ・か・ら、それが相手にとって、この上なく『煽り』になっているんだよ⁉ 完全に『あなたなんか、最初から相手にしてないしぃ〜www』とでも言わんばかりじゃんか? たとえあんた自身に、その気が無いとしても!」
ちょい悪令嬢「あ、それは否定しませんけどね」
メリーさん太「──否定しないのかよ⁉」
ちょい悪令嬢「いやね、あいつらバカなだけならともかく、『やる気』と言うものを感じられなくて、ホント最悪なんですよ。たとえバカでもやる気と努力さえあれば、少しは成長するのを期待できるのに、そもそもやる気が無いのなら、もはや救いようがありませんわ」
メリーさん太「言いたい放題だな⁉ 一体『誰』が『何』をやったって言うんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「超上流大学の某女教授様が、今回の衆議院選挙における『女性候補の当選者数』の少なさを嘆いて、とんでもなく間抜けな打開策を提言したのです!」
メリーさん太「ああ、その話か。そもそも立候補する女性の割合が、男性候補に比べて極端に少ないのだから、付け焼き刃の方策じゃ、根本的解決にはならないだろうな」
ちょい悪令嬢「それで、そのお偉い女教授様は、何とおっしゃったと思います?」
メリーさん太「……何だ、まさか『クオータ制』よりもデタラメなアイディアでも飛び出してきて、本作の作者を心底あきれ果てさせたとか?」
ちょい悪令嬢「確かに『底なしの馬鹿アイディア』ではあるものの、格好な『咬ませ』になってくれることで、本作の作者に『非常にいいアイディア』を閃かせてくれたと言う意味では、それ程『役立たず』というわけではありませんけどね」
メリーさん太「──どこまでも、『上から目線』だな⁉ 一体どこの大学の教授様なんだよ?」
ちょい悪令嬢「東京は四谷の、J智大学法学部です」
メリーさん太「J智って、超名門大学じゃん⁉」
ちょい悪令嬢「……かの井○ひさし先生の作品においては、『自虐の対象』でしかありませんでしたけど?」
メリーさん太「それって単に井○先生ご自身が、日本でもトップクラスの文化人であられるだけの話だろうが⁉ 先生の出身校であるJ智大学自体も、一般庶民レベルにとっては、れっきとした名門校だよ!」
ちょい悪令嬢「ほう? 名門校の、しかもフェミニズムの専門家の教授様が、あの程度の見識しかないのは、どうしてなのでしょうね?」
メリーさん太「やっぱおまえ、『煽りのプロ』だろうが⁉ ──一体その教授って、何て言ったんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「本気で国会議員の女性比率を上げるつもりなら、各政党の『比例代表候補者』を男女同数とし、比例名簿の記入順も男女を交互に配置すべき──とのことです」
メリーさん太「え?………………………………………………って、『比例代表制』の候補を男女同数にして、候補者名簿に交互に並べるって、案外いいアイディアじゃないのか?」
ちょい悪令嬢「……やれやれ、さすがに小学生並みの脳みそしか無いと、ご思考のほうも残念ですこと」
メリーさん太「──確かにあたしは『幼女の都市伝説』だから、物理的には小学生並みの脳みそしか無いけどな⁉」
ちょい悪令嬢「ご安心ください、言い出しっぺのJ智大学の女教授様はもちろん、その発言を聞いていた他の『自称知識人』どもを始めとして、世の中の『お利口さん』の類いはみんな、その程度の見識でしかありませんから」
メリーさん太「それはあたしをフォローしていると言うよりも、ほとんど全人類をディスっているよな⁉ ──だったら教えてもらおうじゃないか? たとえ『比例代表制』のみの範疇とはいえ、ちゃんと『男女平等』を実現している、このアイディアのどこがおかしいって言うんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「平等? 平等ですって? ……ホント、能無しフェミニストどもが、そこが大間違いだと言うのですよ」
メリーさん太「なっ⁉」
ちょい悪令嬢「本当に女性の議席を増やしたいのなら、せめて『比例代表』くらいは、
メリーさん太「あ」
ちょい悪令嬢「……おまえらさあ、本気でやる気有るの? こんなのこうして言葉にすれば、それこそ小学生でも十分理解できるというのに、どうして自分で気づくことができないのですかあ? 特にどこかの『半分成功ロケット団』みたいな、女教授さんよお? ……
メリーさん太「でもよお、いきなり『比例候補リスト』を女性に限定したりすると、男性党員を中心にして、各党内から批判が殺到したりするんじゃないのか?」
ちょい悪令嬢「──そこが、『フェミニスト失格』だと、申しているのですよ⁉」
メリーさん太「ひいっ⁉」
ちょい悪令嬢「
メリーさん太「──だからおまえは、『正論』で相手を追いつめるなよ⁉ 特に『女を正論で追いつめる』とか、この世における『やってはいけないこと』の最上位なことをやってしまうと、あいつら逆上して、手がつけられなくなるぞ⁉」
ちょい悪令嬢「でも、これって結構、いいアイディアだと思いません?」
メリーさん太「どこがだよ⁉」
ちょい悪令嬢「だって、『比例代表』を女性候補のみで占めれば、本来なら小選挙区では当選できない『ロートル男性議員』どもを、忖度なんかで延命させること無く、国政から引導を渡すことができるので、各党における女性議員の躍進という意味からも、非常に好ましいことではありませんか?」
メリーさん太「──うっ⁉」
ちょい悪令嬢「それにこれって、いかにも反対しそうなガチガチの保守政党であられる、『自○党』さんにおいてこそ、非常にメリットが有ったりするのですよ?」
メリーさん太「……(一応表向き)女性の躍進に熱心な野党では無く、自○党のほうにメリットがあるだと?」
ちょい悪令嬢「これまでの選挙結果からして、もしも将来本当に『女性限定の比例代表制』が実施されたとしたら、絶対数において女性の当選数がダントツで多く見込めるのは、一体どこの政党でしょうね」
メリーさん太「──ううっ⁉」
ちょい悪令嬢「そうです、他ならぬ自○党です。つまりこれから有権者の皆様は、自○党に投票すればするだけ、特に『比例代表制』においては、どんどんと女性の当選者が増えていくことになり、結果的には日本国において自○党こそが、『最大のフェミニスト政党』になるといった次第なのですよ」
メリーさん太「何ソノ詭弁⁉ それはあくまでも、自○党全体としての当選者が多いだけに過ぎず、しかも本作独自の『女性だけの比例代表制』が実現した時に限っての話で、別に自○党が積極的に、フェミニズム政策を行っているわけじゃ無いだろうが⁉」
ちょい悪令嬢「でもこの
メリーさん太「う、うん、それは、確かに……」
ちょい悪令嬢「これまで散々ありとあらゆる手段を講じて喧伝したきたように、とにかく国会における女性議員の比率が増えれば、フェミニストとしては満足なんですよね?」
メリーさん太「ああ、基本的には、そのようだな……」
ちょい悪令嬢「だったらこれからは、『フェミニスト』を自認されている方は、それが単なる『他のイデオロギーのカムフラージュ』では無い限りは、自○党に投票しなければおかしくなりますよねえwww」
メリーさん太「……あるぇ?
ちょい悪令嬢「そろそろ自○党は本気で、本作の作者を『軍師』として迎え入れることを、考えるべきだと思いますの☆」
メリーさん太「いや、そんなたわ言はともかく! 一見理想的に見えるこのアイディアだけど、いろいろと『短所』も有ると思うんですけど⁉」
ちょい悪令嬢「……ほう? ちなみに、どんな点でしょうか?」
メリーさん太「自○党の女性党員の方って、(多数の『比例代表候補者名簿』を埋めることができるくらい)そんなに有能な方がおられましたっけ?」
ちょい悪令嬢「こ、こいつ、とんでもなく失礼なことを、何のためらいも無く言いやがった⁉ ──いるよ! 国会議員としてふさわしい方なら、大勢おられるよ!」
メリーさん太「『優秀』であることと、国会議員としてふさわしい『品格』であるかは、また別の話だと思うけどな?」
ちょい悪令嬢「ホントに失礼だな、おい⁉ ………………………大丈夫です、そこのところは、いろいろとやりようが有りますから」
メリーさん太「やりよう、って?」
ちょい悪令嬢「実際に選挙戦をやる必要の無い『比例代表制』なのだから、別に『政治のプロ』に限定すること無く、国民も納得な有能な学者や各種文化人や、その他の有名人を
メリーさん太「──ああ、これぞ『比例選挙の強み』ってやつか⁉」
ちょい悪令嬢「まあ、比例選挙の候補者においては、あえて政治手腕を問わずに『
メリーさん太「……何と、あんたの言うように『女性限定の比例代表制』って、ほとんど欠点の無い、『女性の国会進出』のための理想的な『突破口』になるかもな⁉」
ちょい悪令嬢「むしろ次の国会において法制化して、すべての政党が『比例代表制』の候補者を、全員女性に限定しなければならないようにすべきかもね♡」
メリーさん太「……そうなると、やはり本作において再三危惧してきたように、フェミニズムならぬ『LGBT』に則って、おっさん議員たちが『女性宣言』することによって、『比例代表候補』をむしろ(生物学上の)男どもによって独占したりしてw」
ちょい悪令嬢「──駄目じゃん⁉」
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