第884話、【ハロウィン記念】わたくし、ゴミュニストを攻撃するのは、愛と平和と表現の自由のためですの♡(その3)

ちょい悪令嬢「はい、前回前々回に引き続いての、【ハロウィン記念企画特別短編】の解説コーナーですが、今回はいよいよ二作目の第881話『国内のゴミュニズム勢力による表現の自由の弾圧に対する、「非実在性少女」たちの反乱』について、詳細にご説明しようかと存じます!」




メリーさん太「……ようやくかよ、まさか【解説編】に、三話以上も費やすことになるなんてな」




ちょい悪令嬢「この作品エピソードもその前の第880話同様に、最初に作品の方向性を決定づける『イメージ』が湧いたことこそが、切っ掛けとなっております」


メリーさん太「第880話のイメージと言うと、あの『キタ全土を、天空からの無数の光の槍が刺し貫き、全ゴミュニズム人民を天国の神様のもとへと召してしまうやつか………………………うん、今回も非常に不安なんですけど?」




ちょい悪令嬢「日本ゴミュニズム党の皆さんが、魔法少女とか女勇者とか女魔王とかと、戦っているシーンでございます」




メリーさん太「──何だそりゃあああああああああああああああ⁉」




ちょい悪令嬢「おお、メリーさんてば、最近は原点回帰して、冒頭早々はやばやと奇声を発せられるようになりましたね?」


メリーさん太「──やかましいわ! それよりもどういう絵面なんだ、弱小野党とはいえれっきとした政党である、日本ゴミュニスト党の党員と、魔法少女たちが戦っているなんて⁉」




ちょい悪令嬢「これぞまさしく、『暴力革命』の、実現なのです!」




メリーさん太「………………………へ?」


ちょい悪令嬢「ほら、本作においても以前申したではありませんか、もしも日本ゴミュニズム党が政権をとって、本当に『表現の自由』を弾圧するようなことがあれば、怒り狂った人々が叛乱を起こして、共産主義コミュニズム政党でありながら己自身が『暴力革命』によって打倒されるという、末代までの恥さらしな結果ともなり得ないって」


メリーさん太「ああ、うん、そうだったな」


ちょい悪令嬢「この場合、まさにその『暴力革命』に立ち上がるのは、どんな層の人たちだと思われます?」


メリーさん太「……それはもちろん、こういった問題で何かと槍玉に挙がっている、(主にロリ系の)『非実在性少女キャラ』たちをこよなく愛している、(主にロリコンの)オタクの皆様か、まさにそう言った作品を創っておられる、(主にロリ系の)漫画家や小説家やアニメ作家やゲーム作家の皆様──って、ところかなあ?」


ちょい悪令嬢「確かに、『ロリ美少女キャラ』のファンの方や創り手の方にとっても、『死活問題』でしょうが、もっと己自身の『生死』に直結する方々がおられるとは思われません?」


メリーさん太「──こいつ、せっかくこっちがボカしていたのに、『ロリ美少女』って、明言しやがった⁉………………って、それよりも、オタクや創作者以上に、『生死』に直結するって、一体どんな層のやつらだよ⁉」




ちょい悪令嬢「もちろん、『非実在性少女』たち、ご本人ですわ」




メリーさん太「はあ?」




ちょい悪令嬢「むしろ当然のことでしょう? 『表現の自由』が弾圧されて、現在存在している『非実在性少女』をフィーチャーしたほとんどの作品が葬られることになったら、まさしく『非実在性少女』ご本人が、創作物の中においても(文字通りに)実在できなくなってしまい、それこそは『創作物のキャラ』にとっての『絶対なる死』であり、絶対に許すことはできないでしょうよ」




メリーさん太「──いや、その気持ちもわからないでも無いけど、文字通りに『非実在』な彼女たちが、どうして現に実在している日本ゴミュニズム党の党員たちと、ガチで闘うことができるんだよ⁉」







ちょい悪令嬢「それはもちろん、もはや日本ゴミュニズム党自体も、『非実在性政党』に過ぎないからですよ!」







メリーさん太「………………………うん。え、ええと、それってつまり、『そもそもこれはあくまでも創作物の中の話なのだから、「非実在性少女」たちと戦っている日本ゴミュニズム党の皆様も、「非実在」なキャラたちに過ぎないのだ』とかいった、まさしく『メタ』そのものの話なの?」


ちょい悪令嬢「まあ、それでも間違ってはいませんが、むしろ日本ゴミュニズム党自体が、(アニメや漫画のキャラたちと負けず劣らずに)『非実在性』化の道をひた走っているとも言えるのです」


メリーさん太「はあ?」




ちょい悪令嬢「ぶっちゃけ申しますと、現在のサブカル全盛の日本国においては、むしろこのような場末の万年野党に比べれば、アニメや漫画のロリ美少女キャラたちのほうが、よほど実在性がある──と言っても、過言では無かったりして、あははははははwww」




メリーさん太「──過言だよ⁉ どうして正真正銘現実の存在である日本ゴミュニズム党が、『実在性』において、創作物の『ロリ美少女キャラ』なんかに負けてしまうんだよ⁉」




ちょい悪令嬢「それはもちろん、そもそも『実在性』と言うものが、主体的に判断することができず、むしろ他者による知覚や感情による『認識』こそに、拠って立っているからですよ」




メリーさん太「……『実在性』が、他人の『認識』こそに左右される、だと?」


ちょい悪令嬢「ほら、『大人気作品の大人気美少女ヒロインキャラ』なんて、熱狂的なファンからすれば、本当生きているように感じられているではないですか? ──それこそ、『実在している』みたいに」


メリーさん太「ああうん、まあな……」


ちょい悪令嬢「それに比べて、日本ゴミュニズム党は、どうです?」


メリーさん太「……どう、って?(こいつ、またヤバいことを言い出すんじゃないだろうな?)」




ちょい悪令嬢「それこそ大昔からの熱狂的な党員とか、そのお子さんで幼い頃から洗脳されてきたとかの、極少数の方以外は、もはやその存在そのものを、ほとんど認識されておらず、この世界にとってまったく役に立っていないではありませんか?」




メリーさん太「──いやいや、日本国民だったら、日本ゴミュニズム党のことは、(少なくとも名前くらいは)ちゃんと認識しているし、主に官公庁を中心として(ゴミ公務員どもの)労働環境の向上とかに、しっかりと役に立っているよ! おまえ一応は公の政党に対して、名指しでむちゃくちゃ言うなよ⁉」




ちょい悪令嬢「それじゃ、どこかの『極左暴力集団』に言い換えてもいいですよ? 例えば、『○○派』とか」




メリーさん太「──またすっげえ、ヤバそうなのが来たな⁉」




ちょい悪令嬢「すでに新世紀も二十年が過ぎて、『○○派』の存在を認識している日本人なんて、一体何人おられるでしょうね? もはや創作物の『ロリ美少女キャラ』のほうが、よほど『実在性』が感じられて、『○○派』なんぞは、むしろ『物語の中だけの存在』との認識すらも、あり得るのではないでしょうか?」




メリーさん太「……ああ、それって何となくかわかるよ。昭和後半に生まれた人たちにとって、『太平洋戦争』が『遙か過去の物語フィクション』のようなものでしか無いように、平成に青春を送った人にとっては、『安保闘争』や『成田闘争』なんかは『遙か過去の物語フィクション』のようなものでしか無いし、この令和において青春を謳歌している人たちにとっては、『地下鉄サリン事件』や『東日本大震災』が、『遙か過去の物語フィクション』のようなものでしか無いのと同じことか?」




ちょい悪令嬢「──おお、さすがはメリーさん! おおよそそんな感じです!」




メリーさん太「……でもよう、仮にも正式なる政党である日本ゴミュニズム党と、非合法組織である○○派を一緒にするのは、さすがにどうなんだ?」




ちょい悪令嬢「どうなんだも何も、むしろ今となっては、○○派なんかよりも日本ゴミュニズム党のほうが、実在性も存在価値も、乏しいとも言えるのではないですか?」


メリーさん太「──いやいや、それはいくら何でも、言い過ぎだろうが⁉」




ちょい悪令嬢「だって、日本ゴミュニズム党は、共産主義コミュニズム政党や極左暴力集団にとっての最大のアイデンティティである、『暴力革命』や『敵の出方論』を、自ら放棄してしまったではございませんか?」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「つまり日本ゴミュニズム党は金輪際、たとえ体制側がか弱き人民を暴力で弾圧しようとも、『敵の出方論』に則って、全世界の人民に赦された『最後の権利』である、『暴力革命』によって立ち上がるなんて、けしてってことじゃありませんか? もはや一体どこに『存在価値』があると言うのです? いまだに国際的な『犯罪組織』であり続けている○○派のほうが、己の『正義』を貫いているとも言えるのでは?」




メリーさん太「──た、確かにッ」




ちょい悪令嬢「わたくしの言っていることは、論理的にも、歴史的にも、弱者救済という意味でも、そして何よりも『共産主義コミュニズム』としても、まったく間違っていないですよね?」


メリーさん太「……ああ、うん」


ちょい悪令嬢「それでは間違いなく、『暴力革命』を放棄した日本ゴミュニズム党こそが、(存在自体が)『間違い』と言うことですですよね?」


メリーさん太「そう………かも知れない、かな?」




ちょい悪令嬢「……クソどもが、どうだ、思い知ったか? おまえらはもはや『弱者のための政党』なんかじゃ無く、自分で自分を否定してしまった、『哀れなカ○ナシ』でしか無いんだよ? ──ざまあみろ! 今や『存在価値』のまったく無い『非実在性小悪党の集団』ふぜいが、『表現の自由』を弾圧しようとするなんて、『中つ国』や『キタ』の独裁者にでもなったつもりかよ⁉ とにかくおまえらは今回の『暴力革命放棄宣言』によって、『救われるべき弱者の皆さん』からの信頼を完全に失ってしまったんだからな? (ある意味その結果として)今回の『衆議院選挙』においても大敗を喫したことだし、すでに日本には居場所なんか無いんだから、『中つ国』でも『キタ』でも『ロスケ』でも『頭K印』でも、好きな所に亡命しなよwww」










メリーさん太「──やめてやめてやめてやめて、もうやめてえええええ!!! 気持ちはわかるから! 『表現の自由』を損なおうとする輩は、イデオロギーに関係無く、絶対に赦さないのが、本作の作者の最大のポリシーだと知っているけど! これ以上公の政党を、正論で追いつめないでええええええええ!!!」







(※いえ、やめません。その4に続きます)

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