第849話、わたくし、『マギ○コ』二期の敵(ワルプルギス)を、『ま○マギ』新劇場版で討ちますの⁉(後編)

メリーさん太「……でもよう、一応元祖『ま○マギ』シリーズの『正統な続編』と言うことになっている『ワルプルギス○廻天』に、外伝の『マギ○コ』のキャラなんかを登場させるかねえ?」




ちょい悪令嬢「もちろん、本来だったらあり得ないところですが、詳細な経緯は不明であるものの、今回『ま○マギ』の正統なる新劇場版において、『ワルプルギス○夜』をモチーフにすることを決定するに当たって、『マギ○コ』世界──すなわち、ストーリー自体やキャラの利用も(あくまでも多数のアイディアの一つとして)検討の対象とすることによって、果たして『ま○マギ』世界に登場させても構わないかどうか、メインスタッフの皆様において話し合われたと思うのですよ」




メリーさん太「新劇場版の構想の初期段階で、『マギ○コ』のストーリーや登場人物を利用する案が、検討された可能性があるのだと?」


ちょい悪令嬢「逆にお尋ねしますけど、『ま○マギ』世界において、今更『ワルプルギス○夜』を登場させるのに、どれだけ『意義』があるんですかねえ?」


メリーさん太「──うっ⁉」




ちょい悪令嬢「元祖『ま○マギ』テレビ版の第10話で散々対決を繰り返して、最終回の第12話で完全にケリをつけておいて、あえて新劇場版で『ワルプルギス○夜』を登場させるのなら、それなりの『理由』が必要になってくると思うのですよ。それで、また最初イチから物語を考えるのも非常に面倒だし、ある意味『自己的な二番煎じ』になってしまう怖れもあるしで、アイディアに詰まってしまっていたところ、ふとスタッフのどなたかが、『──そうだ、「ワルプルギス○夜」と言えば、「マギ○コ」のゲーム版においてすでに登場させており、結構分量のあるシナリオが存在しているじゃないか? これをうまく利用できないかな?』と言った意見が出たとしても、別におかしくないのでは?」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「しかも『マギ○コ』独自のキャラクターたちは、かなり詳細に作り込まれているし、すでに高い人気を獲得していますからね。一部の『原典ま○マギ原理主義者』なんかは『拒絶反応』を示すかも知れませんが、『作り手』からすると、人気キャラが増えれば増えるほど、むしろやりがいが高まるというものですよ」




メリーさん太「……でも、すべてはデビほ○ちゃんが悪魔の力で生み出した、『つくりもの』でしか無く、結局は彼女の思いのままになるだけじゃ無いのか?」


ちょい悪令嬢「確かに彼女は、『マギ○コ』という世界を創り出したかも知れませんが、そこに存在する人間一人一人を自分の意思でコントロールすることなんて、たとえ悪魔や神仏であろうとも、不可能なんじゃありませんか?」


メリーさん太「と言うと、『枠組み』だけは創ったものの、そこにどんな人物がいて、どのように行動しているかは、与り知らないってことか?」


ちょい悪令嬢「特に、本来『ま○マギ』本編に登場しない、『マギ○コ』のキャラたちなら、尚更でしょう」


メリーさん太「なるほど、むしろ予測不可能な行動をとり得るキャラたちがいたほうが、もはや『やりつくした』感もある『ワルプルギス○夜』イベントも、新たなる展開が期待できるってことか」


ちょい悪令嬢「まあある意味、『悪魔の力』を有しているデビほ○ちゃんは、立場的に『アニメ制作フタッフ』の皆様と、ほぼ同等だと見なせるんですよ」


メリーさん太「……その結果、『デビほ○ちゃんこそが「マギ○コ世界」を創り出した』という『裏設定』が生み出されて、それに連動するかのようにして、現実のアニメ制作スタッフのほうも、劇場版の『ワルプルギス○廻天』と連結させるために、アニメ版のセカンドシーズンを作成するに当たって、原作ゲーム版のシナリオ内容に改変を加えたというわけか?」


ちょい悪令嬢「デビほ○ちゃんとしては、『マギ○コ』という『ま○かちゃんが主人公では無くなる』世界を創ることによって、果たして『ま○かちゃんを救う』ことができるかどうかを、試しているんだと思いますの」


メリーさん太「そういや、ゲーム版の『マギ○コ』においては、『見○原組』と『神○組』とが力を合わせて、『ワルプルギス○夜』の撃退を見事成し遂げていたっけ」


ちょい悪令嬢「それが何と今回、アニメ版制作スタッフの大幅な路線変更によって、『ワルプルギス○夜』討伐は、元祖テレビ版よろしく、『見○原組』のみで当たることになってしまいましたからね」


メリーさん太「それってまるで、元祖テレビ版の第10話そのものの展開じゃないか⁉ これって下手したら、ま○かちゃん大ピンチじゃん!」


ちょい悪令嬢「そこで業を煮やしたほ○らちゃんが、『デビほ○』ちゃんとしての正体を現して、自分の創った『マギ○コ』世界に『失格』の烙印を押して、世界丸ごと破壊しようとし始めたりしてね☆」


メリーさん太「──(神や悪魔による)『世界のやり直し』(大スペクタクルシーン)を、文字通りの意味で具象ビジュアル化するわけか⁉」




ちょい悪令嬢「だがしかーし! そうはさせじと、ま○かちゃんやい○はちゃんたち魔法少女が全員手を携えて、自分たちの世界を守るために、デビほ○ちゃんに立ち向かっていくというわけなのです!」




メリーさん太「──いやいやいや、そもそも『マギ○コ世界』のい○はちゃんやま○かちゃんは、デビほ○ちゃんによる『創造物』のようなものなんだろ? 自分を創り出した『神様』に対して、ケンカを売ってどうする⁉」




ちょい悪令嬢「たとえ『つくりもの』であろうと、『物語の登場人物』であろうと、現在自分が存在している世界こそが、唯一絶対の『現実世界』であり、自分たちの認識では自分自身もれっきとした『現実の存在』であって、自分たちの『現実セカイ』を守るためには、『創造主』にさえも立ち向かおうとも、当然の仕儀に過ぎないってことですよ」




メリーさん太「……うん、これも本作において、何度も何度も述べてきたことだよな。──だからと言って、本当に『マギ○コ』ファイナルシーズンや『ワルプルギス○廻天』が、このようなストーリー展開になるとは限らないよな?」




ちょい悪令嬢「ええ、そうですよ? それこそ何度も何度も申しているではありませんか? この【座談会】で行っているのは、単なる他人様の作品の感想や無責任な今後の展開の予測なんかでは無く、自作づくりのための『頭の体操』を行っているようなものであって、まったく的外れの予測であろうとも、最終的にはすべて自作づくりに活用するだけの話で、予測が当たるかどうかなんて、別に問題では無いのです」




メリーさん太「…………まあ、そうだよな。いくら自信満々にあれこれと蘊蓄を垂れ流したところで、予測が当たるどころか、予測すること自体がまったくの無駄骨に過ぎないと言うことが、『ひぐ○しのなく頃に卒』の最新話によって、如実に証明されてしまったからなw」




ちょい悪令嬢「──おいっ、『ひぐ○し』の話はよせ! まだまだ次週の最終話において、評価をひっくり返す可能性が残されているだろうが⁉」




メリーさん太「いやいやw あそこまで『ギャグ作品』として評価を定着させておいて、またしても『評価を覆す』ような真似をしたら、これまで以上の大炎上を引き起こしかねないぞ?」




ちょい悪令嬢「まあ、『ひぐ○し』に関してはさておくとして、『マギ○コ』セカンドシーズン最終話については、もっともっと語りたいことが山ほどありますので、折を見てこの【座談会】において述べていきたいかと思います♫」













メリーさん太「……語りたいことが他にもあるのなら、早速次回にでも引き続いて語ればいいじゃないか?」


ちょい悪令嬢「実は『マギ○コ』以外にも、語るべき作品が目白押しとなっておりますのですよ」


メリーさん太「え? ほんのこの前、『プリンセス・プリン○パル』や『フリップフラ○パーズ』等について、ご紹介したばかりだというのに、まだ他に注目すべき作品を見つけたのかよ⁉」




ちょい悪令嬢「何とここ数日間に一気に集中して、動画サイトの『GYA○!』様において、『シュヴァルツ○スマーケン』と『la○n』と『灰○連盟』とが、立て続けに無料配信が開始されたのです!」




メリーさん太「『シュヴァルツ○スマーケン』と『la○n』と『灰○連盟』って、どれもが日本アニメ界屈指の、(特に偏執的なマニア向けの)超名作じゃねえか⁉」




ちょい悪令嬢「──そう言うわけですので、これら三作品については、おのおの視聴が済み次第、順次詳細に考証して参りますので、どうぞお楽しみに♡」

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