第804話、わたくし、『マギ○コ』第二期第二話は『ひぐ○しのなく頃に』だと思いますの⁉

メリーさん太「……だったら、『進○の巨人』以外にも、今回の『マギア○コード』セカンドシーズン第2話と共通点のある作品が、何作かピックアップできるんじゃないのか?」




ちょい悪令嬢「──もちろんです! 例えば『ひぐ○しのなく頃に』の新アニメ版である、『業&卒』が挙げられるでしょう!」




メリーさん太「……え? 『ひぐ○し』シリーズは同じ『ループもの』として、これまで散々共通点が語られてきたんだから、今更挙げる必要は無いのでは? しかも何で、『業&卒』限定なの?」


ちょい悪令嬢「むしろ、『これまでのループものとはひと味違う』ところこそが、共通しているし、いっそのこと『ループ要素』以外の点こそを、見習うべきなのです!」


メリーさん太「へ? ループ以外を見習えって……」




ちょい悪令嬢「例えば今年の『夏アニメ』としての最新アニメ版は、『マギ○コ』のセカンドシーズンでは無く、ただ単に『魔法少女ま○か☆マギカ』とだけ銘打って事前宣伝するとともに、そのまましれっと第1話を放映&配信して、すべての視聴者様に『……これって、10周年記念として元祖テレビ版を、単にリメイクしただけなのか?』と思わせておいて、実際の放映&配信分も、元祖『ま○マギ』のま○かちゃんとほ○らちゃんとさ○かちゃんの三人が、リーダーのマ○さん抜きで見事に魔女を倒して、『みんな一緒なら、魔法少女を続けられる! 今から行方不明のマ○さんを探しに行こう!』と、未来への希望を高らかに宣言するとともに、元祖テレビ版OP曲の『コネ○ト』が流れ始めて、視聴者の皆様に、『おお! これぞ「ま○マギ」の完全復活だ!』とさせるものの、テーマ曲終了後のCパートにおいて、『きゃっきゃうふふ』しているま○かちゃんたちを遠くから真顔で見つめている、変なコスチュームに身を包んだマ○さんに『ズームイン』して、最後の最後に彼女の瞳が、血のように真っ赤に染まるという」




メリーさん太「──それって、『ま○マギ』では無く、『マギ○コ』の『ホーリーマ○さん』じゃんか⁉」




ちょい悪令嬢「そして第2話から、正式なタイトルである、『マギア○コード 魔法少女ま○か☆マギカ外伝 セカンドシーズン ー覚醒前夜ー』が発表されて、これが『ま○マギ』の単なるリメイクなんかでは無く、完全新作であることが明らかになったりして☆」




メリーさん太「いやいやいや、そこまで『ひぐ○しのなく頃に業』第1話そのまんまにするのは駄目だろう⁉ 絶対に『元祖ま○マギ原理主義者』の皆さんから総スカンを食らうぞ!」




ちょい悪令嬢「まあ、それは冗談としても、『ひぐ○し』新アニメ版には、見習うべき点も少なくないのは、間違いありませんけどね」


メリーさん太「……『ひぐ○し』の業とか卒における、見習うべき点て?」


ちょい悪令嬢「先程も申しましたが、『これまでとは違ったループの在り方』です」


メリーさん太「あ、それってもしかして、前々回に述べた、『時間遡行とパラレルワールドとの違い』のことか?」




ちょい悪令嬢「そうです、実は『ま○マギ』と『ひぐ○し』って、単に『ループもの』と言うだけでは無く、『何回ループしようが、ラスボスに完全勝利できない』という共通点があって、それがそれぞれの作品の『真のヒロイン』である、ほ○らちゃんと梨○ちゃまを苦しめ続けていたのです!」




メリーさん太「──ああっ、言われてみれば、まさにその通りじゃん⁉ 『ま○マギ』においては、いくらほ○らちゃんが時間遡行を繰り返そうが、ラスボスである『ワルプルギスの夜』は必ず見○原市に襲来して、勝とうが負けようがま○かちゃんを不幸にしたし、『ひぐ○し』においては、いくら梨○ちゃまが無数の『カケラ世界』を繰り返そうが、ラスボスである鷹○さんは『絶対の意志』を貫き、『部活メンバー』がどんなに困難を乗り越えようが、最後の最後には必ず不幸のどん底にたたき落とされていたよな⁉」




ちょい悪令嬢「……そういえば『マギ○コ』のや○よさんて、『ひぐ○し』の梨○ちゃまが二十歳はたちくらいに成長したような、容姿や性格をしていると思いません?」


メリーさん太「──おい、いきなり何を言い出しているんだ、おまえは⁉」


ちょい悪令嬢「それで第2話の『調整屋』のシーンでは、暴走したや○よさんに責め立てられたみ○まさんが、『あうあう、ボクはあくまでも、中立なのです!』とか、焦りまくったりしてw」


メリーさん太「おおいっ⁉」


ちょい悪令嬢「み○ゆさんとの対決シーンでは、彼女が『この勝負に勝ったら、やっちゃんを「お持ち帰り」させてもらいます!』とか言い出したのに対して、や○よさんのほうも、『……いいわ、遊んであげる、円月輪チャクラム女』とか言って、盛大に煽ったりしてねw」


メリーさん太「──『中の人』繋がりでふざけるのは、いい加減にしろ⁉」


ちょい悪令嬢「……コホン、大変失礼いたしました。思わぬ『共通点』を見つけたもので、すっかり浮かれてしまって」


メリーさん太「いいから、とっとと話を続けろ!」




ちょい悪令嬢「ええと、これについては前々回も申しましたが、現代物理学に基づく量子論に則れば、世界と言うものには無限の可能性がありますので、何度時間遡行やループを繰り返そうが、必ず同じラスボスが現れて、主人公たちが結局不幸になるなんてことが、あり得るわけが無いのです。そこで今回それぞれの新アニメ版においては、同じくループ作品の代表格である『シ○タインズゲート』シリーズで申せば、まさしく『アルファ世界線』から『ベータ世界線』へと移行するかのようにして、『ラスボスが絶対の意志で主人公たちを不幸にする』世界線へと移行したわけなのです。ループ内の個々の『周回カケラ』間の移動レベルでは無く、無限のループが行われている『世界線』そのものを移行するなんて、それこそ『神や悪魔』の所業であり、『ひぐ○し』では『エ○アさん』によって、『マギ○コ』では『デビほ○ちゃん』によって、実行された次第であります」




メリーさん太「……な、なるほど、『ワルプルギスの夜』に対しては、『倒す』のでは無くて、『見○原市には襲来させない』が、『正解』だったんだ⁉」


ちょい悪令嬢「あんな『難攻不落の空中要塞』そのものの『無敵キャラ』を倒そうとするよりも、できるなら『別のところに行っていただく』ほうが、どう考えても『無難』でしょうが?」


メリーさん太「た、確かに」


ちょい悪令嬢「これについては、どちらの作品がどちらの作品に影響を与えたとかでは無く、必然的に至るべき『改善案』であり、このことに思い当たったからこそ、それぞれの新アニメ版は創られることになったのでは無いかと、愚考するところですわ」


メリーさん太「……う〜ん、制作スタッフの皆様が、そこまで考えられていたかはともかく、確かにこういった『共通点』を見いだして考察することは、本作の作者の自作づくりにも、大いに役立つのは間違いないだろうな」




ちょい悪令嬢「──実はこの他にも、これぞ『マギ○コ』セカンドシーズンに対して、最大の影響を与えたとおぼしき、とっておきの作品があるのですよ!」




メリーさん太「ええっ⁉ 『進○の巨人』や『ひぐ○しのなく頃に』以外にも、そんな影響力のある作品が、存在するだってえ⁉」




ちょい悪令嬢「このことについては、ド○ペル化したや○よさんの、まさしく『水の女神様』とも呼び得る、大スペクタクルな『水芸』のシーンをご覧になれば、一目瞭然ではありませんか⁉」




メリーさん太「……『水の女神様』? それに『水芸』だと? ──それって、まさか⁉」




ちょい悪令嬢「そうです! 『ア○ア様』です! 実は『マギア○コード』セカンドシーズンは、『この素晴らしい世○に祝福を!』こそに、多大なる影響を受けていたのですわ♡」











メリーさん太「──だ・か・ら、『中の人ネタ』はやめろって、言っているだろうが⁉」

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