第655話、わたくし、叛逆の『ぶち壊し』悪役令嬢ですの⁉
ちょい悪令嬢「……そういえば、現在第二回目が絶賛無料配信中の、『魔法少女ま○か☆マギカ10周年記念オーディオコメンタリー』って、テレビ版全12話だけでは無く、新劇(場版)の『叛○の物語』についても行われるのでしょうかねえ?」
メリーさん太「──冒頭から、何を言っているの⁉ つうか、今回もまた『ま○マギ』の
ちょい悪令嬢「いえね、某まとめサイトで今更ながらに『叛○の物語』を特集していたので、ふと気がついたのですよ。当然のようにテレビ版12話だけを対象にしているものと思い込んでいましたけど、『叛○』だって正統な続編なのだから、コメンタリーの対象になったっていいんじゃないかって」
メリーさん太「まとめサイトって…………ああ、例の『アレ』か」
ちょい悪令嬢「別にステマをしたいわけでは無いので、具体的なサイト名は避けますが、『ま○マギ』を始めとして、『ひぐ○しのなく頃に』や『進○の巨人』や『少年のア○ス』等々といった、他とはひと味違った『通好み』の作品に特に力を入れている、『対立煽り』まったく無しの、優良サイト様でございます♡」
メリーさん太「本作の作者が、ここ最近絶賛している作品ばかりじゃねえか⁉ 実はこのサイトの影響だったのか!」
ちょい悪令嬢「いえいえ、ただ単に、本作の作者の趣味と、このサイトの取り上げる作品傾向と、スレ民さんの嗜好とが、たまたま合致しただけの話ですよ♫」
メリーさん太「それにしては、どこかの汎用人型決戦兵器も真っ青な、超絶シンクロ率だな⁉」
ちょい悪令嬢「とにかく、久方振りに『叛○』の話題に触れて、今日これからでも見返してみようかと思いまして」
メリーさん太「……ああ、本作の作者はなぜか、『叛○』の
ちょい悪令嬢「それはもう、『叛○』は『ま○マギ』シリーズであるかどうか以前に、本作の作者にとっては最も理想的なオチを披露してくださいましたものね」
メリーさん太「理想的なオチ、って?」
ちょい悪令嬢「──もちろん、『ぶち壊し』ですよ☆」
メリーさん太「……あー」
ちょい悪令嬢「ほ○らちゃんが、自分自身が創り出した『悪夢の世界』から解放されるとともに、女神様になったま○かちゃんが迎えに来てくれて、誰もがこれで『ハッピーエンド』だと思ったその瞬間に、文字通り『ぶち壊す』んだから、もうサイコーですよ♡」
メリーさん太「う、うん、本作の作者にとっては、大興奮だろうな」
ちょい悪令嬢「──しかも、『ガチレズ』展開ですものね♫」
メリーさん太「う、うん、本作の作者にとっては、大好物だろうな」
ちょい悪令嬢「そういうわけで、是非とも『叛○』についてもオーディオコメンタリーを行っていただきたいのですけど、その辺はどうなっているのでしょうかねえ」
メリーさん太「……ということは、やはり本作の作者も、『続編希望派』なの?」
ちょい悪令嬢「う〜ん、それが必ずしも、そうとは言えないんですよ」
メリーさん太「え、そうなの?」
ちょい悪令嬢「例のまとめサイトにおいても、予想外にも『賛否両論』だったのですが、その気持ちも良くわかります。確かに『続編』が創られる予定があるのなら、是非とも見たいところですが、あのまま終わってしまったらしまったで、それでもいいと思えるのですよ」
メリーさん太「そうかあ? 『叛○』のラストって、いかにも『尻切れトンボ』って感じで、実際に作品を見た方は、続きが気になっておられるのでは?」
ちょい悪令嬢「むしろ、『あの終わり方』だから、いいんですよ」
メリーさん太「はあ?」
ちょい悪令嬢「ほらあれって、いろいろと『想像がはかどる』終わり方をしているでしょう? そのため実際に続編を創った場合、『……
メリーさん太「──な、なるほど!」
ちょい悪令嬢「それにどう転んでも、ほ○らちゃんが曇ったり酷い目に遭ったりする展開しか、期待できませんしね」
メリーさん太「う、う〜む、『叛○』であれだけやらかしておいて、ほ○らちゃんがぬけぬけと『ハッピーエンド』を迎えるなんて、ちょっと考えられないよな」
ちょい悪令嬢「やはり、偉大な作品であればあるほど、『続編』を作成するのは、非常に困難だってことですよ」
メリーさん太「……だとすると、『ひぐ○し業』の成功は、奇跡と言っても過言では無かったんだな」
ちょい悪令嬢「そりゃあもちろん、お手本のような『ぶち壊し』ですからね! 旧アニメ版の実質上のヒロインだった梨○ちゃまは不幸のどん底に突き落とされるわ、沙○子ちゃんは完全に悪役だわ、鉄○さんはキャラ崩壊だわで、自ら作品の世界観を全否定しておられますし☆」
メリーさん太「……結局、本作の作者お得意の、『ぶち壊し』論が、すべてってことか」
ちょい悪令嬢「そういうわけで、もしも『叛○』の続編が創られるとしたら、相当の『ぶち壊し』をやらなければ、ファンの皆さんの期待に応えられないと思いますよ?」
メリーさん太「あれだけ理想的な『ぶち壊し』作品だった『叛○』を、これ以上どう『ぶち壊す』って言うんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「『エヴ○Q』を見習って、『叛○』やテレビ版本編の世界観やキャラ設定をすべて放り捨てて、まったく新たにスタートするとか?」
メリーさん太「──そんなことをやると、まさしく『エヴ○Q』並みの総スカンを食らってしまうだろうが⁉」
ちょい悪令嬢「大丈夫ですって、現在『シン・エヴ○』の『予定調和』のオチを受けて、なぜか『Q』までも、『あれで良かったんだ!』と、全面的に見直されているようですからw」
メリーさん太「なっ、今更『Q』が再評価されているだって⁉ まさか、そんな!」
ちょい悪令嬢「……ほんと、見事なまでの『手のひら返し』っぷりでして、あれだけネット中からヘイトを集めていたミ○トさんの、『Q』におけるシ○ジ君への『塩対応』さえも、『シン・エヴ○』においていかにももっとらしい理由づけがなされたとたん、『実は俺たちも薄々気づいていたぜ!』とか言い出す始末。──嘘つけ! 『シン・エヴ○』が公開される以前のネット上において、ミ○トさんどころか『Q』自体を擁護する意見なんて、ただの一つも見たことないぞ⁉ ほんと反吐が出るよな、『信者』にしろ『アンチ』にしろ、『主体性の無い』
メリーさん太「……まあ、その気持ちもわかるわ。本作においてもこれまでずっと、孤軍奮闘で『Q』の擁護をし続けてきたのに、『シン・エヴ○』を褒めるついでに今更『Q』まで、いかにも『わかっている』ふうに語り始めるのは、あまりにもウザ過ぎるよな」
ちょい悪令嬢「そもそも本作の作者が『Q』に興味を覚えたのは、ネット上で徹底的に貶されていたからであって、そういう『思考停止のエセ信者』どもが毛嫌いする作品ほど、大好物の『ぶち壊し』作品が多いので、思わず飛びつくことになっただけの話で、むしろこの『気持ち悪いまでに高評価』な『シン・エヴ◯」に食指が動かないのは、当然の仕儀とも申せましょう」
メリーさん太「……ということは、もしも『叛○』の続編が創られたとしても、これまでの『ま○マギ』シリーズそのものを全否定するような『ぶち壊し』作品で無いと、見る気がしないってことか?」
ちょい悪令嬢「作り手さんにおかれても、誰もが納得する正統な続編を模索するよりも、思い切った『ぶち壊し』展開のほうが、創りやすいと思われるんですよ」
メリーさん太「──そりゃあ、本作の作者のような『へそ曲がり』には大絶賛かも知れないけど、普通のファンの皆様には大不評を食らってしまいかねないだろうが⁉」
ちょい悪令嬢「でも、そもそも『ま○マギ』自体が、これまでの『魔法少女』
メリーさん太「──‼」
ちょい悪令嬢「むしろ『ぶち壊し』で無かったら、『ま○マギ』では無いとも言えたりして」
メリーさん太「……た、確かにな。そもそも『叛○』だって、本来なら【魔獣編】の開始を予想されていたのに、まったく違う世界観をぶっ込んできたしな」
ちょい悪令嬢「そこで大いに期待しているのが、『マギア○コード』の第二期なのですよ」
メリーさん太「は? どうしてここで、あくまでも外伝作品である、『マギ○コ』の話が出るんだ?」
ちょい悪令嬢「こっちは原作がソシャゲなので、すでに今後のストーリー展開があらかた周知されておりますが、もしもそこを大きく外したとしたら、大反響が巻き起こるのでは?」
メリーさん太「──そ、そんなまさか⁉ ソシャゲアニメが、ソシャゲのストーリーから逸脱するなんて、御法度中の御法度じゃないか⁉」
ちょい悪令嬢「そのような業界ルールを『ぶち壊して』こそ、真の『ま○マギ』シリーズなのですわ!」
メリーさん太「──ッ」
ちょい悪令嬢「それに第二期においては当然のように、ま○かちゃんやほ○らちゃんも登場するはずですからね。もしかしたらこちらこそが、『叛○』の後継作のような位置づけになるかも知れませんよ?」
メリーさん太「そ、そうか、ま○かちゃんとほ○らちゃんが登場するからには、『叛○』の続編かどうかはともかく、第一期以上に元祖テレビ版との関連性を無視するわけにはいかないよな」
ちょい悪令嬢「むしろ御本家の二大ヒロインを登場させておいて、『ま○マギ』本編の世界観をぶち壊すような展開を見せてくださっても、一向に構いませんけどね☆」
メリーさん太「本編とは違って、ま○かちゃんはすでに魔法少女になっているし、ほ○らちゃんも『メガほ○』状態だし、どうしても本編とは違った展開にならざるを得ないとは思うが、キャラが崩壊したり、本編を否定したりしたんじゃ、それこそ元祖テレビ版原理主義者たちが黙っておらず、制作陣もそこまで冒険はできないんじゃ無いのか?」
ちょい悪令嬢「そこをあえてぶち壊して』こそ、『ま○マギ』シリーズと言うものですよ!」
メリーさん太「まあ、そういう意味では、おそらくは『叛○』の続編があるとしても、その前に公開されるものと思われる『マギ○コ』第二期こそが、『試金石』になるのは間違い無いよな」
ちょい悪令嬢「──と言うわけで、『マギ○コ』の第二期を首を長くしてお待ちしておりますので、スタッフの皆様におかれましては、どうぞよろしくお願いいたします♡」
メリーさん太「もちろん『叛○』の続編についても、何か新たなる情報がございましたら、是非とも『オーディオコメンタリー』のほうでの告知のほど、期待しております!」
ちょい悪令嬢「──とにかく今回は全面的に、『ぶち壊し』の大切さをアピールさせていただきました!」
メリーさん太「……むしろそれしか語っていないようだけど、これによって作者の作品づくりに役立つならば、それもいいか」
ちょい悪令嬢「本当は今回も、今朝見つけたばかりの、『ま○マギ』の致命的問題点について、語る予定だったんですけどね☆」
メリーさん太「──うおおおおおおおおおおおおおおおおおいっ⁉」
ちょい悪令嬢「……な、何ですか、メリーさん。すでに本編も終了していると言うのに、奇声なんか上げたりして」
メリーさん太「奇声も出るわ! おまえ本当に、いい加減にしろよ⁉ やっぱり『ま○マギ』の大ファンと言うのは、嘘っぱちじゃないのか⁉」
ちょい悪令嬢「そんなことありませんよ、これも愛有る故なのです」
メリーさん太「本当にファンだったら、少々の欠点くらい、目をつむれよ⁉」
ちょい悪令嬢「少々では無く、致命的ですってば」
メリーさん太「なお悪いわ! ──ていうか、今更『ま○マギ』に致命的問題点なんて、残っていないだろうが⁉」
ちょい悪令嬢「残ってますよ、それもすごい『大物』が。
メリーさん太「大物の問題点だと? そんなものが本当にあると言うのなら、ここで言ってみろ!」
ちょい悪令嬢「ほ○らちゃんの『時間停止』能力ですよ。現実世界における物理法則上、実のところは人間独自の『概念』にしか過ぎない『時間』を止めたり、あまつさえ自分だけを可動状態にすることなんて、絶対に実現不可能なのでございます」
メリーさん太「──本当に、致命的な問題点だったああああ!!!」
ちょい悪令嬢「これについては、近いうちに詳細に考証する予定ですわ」
メリーさん太「……何で、次回にやらないの?」
ちょい悪令嬢「次回は、『同性婚』の予定です」
メリーさん太「ああ、そういえば、17日中に、札幌地裁で判決が出るんだっけ?」
ちょい悪令嬢「──おっと、校正中の現時点において、早速判決が出ましたね」
メリーさん太「……うわあ、地裁のやつら、やらかしやがった。こりゃあ、次回は荒れるぞお〜」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます