第620話、わたくし、『無能な巨人ライナーナ』ですの♡(その7)

ちょい悪令嬢「えへへ、前回ミ○サちゃんのお誕生日を祝いつつ、『進○の巨人』と本作の作者の作風の共通点について、詳細に語り尽くしたつもりだったのですが、最も肝心な点について述べるのを忘れていました、テヘッ☆」




メリーさん太「──悪役令嬢のくせに、『テヘッ』とかやめろよ、気持ち悪いなあ⁉ ……ていうか、あれだけ散々語っておいて、まだ何か言い残したことがあるわけか?」




ちょい悪令嬢「ネット上のスレにこういう意見が有ったのですよ、『「進○の巨人」において最強なのは、「超大型巨人」とか「進○の巨人」(固有名詞)とかの巨人では無く、ミ○サやリヴ○イやケ○ーたちのような、「ア○カーマン一族」ではないのか?』、って」




メリーさん太「えっ⁉………………あ、でも、確かにリヴ○イ兵長だったら、大抵の巨人なら複数を相手にしようとも、自分のほうは単騎で仕留めそうだよな」




ちょい悪令嬢「──それもそのはずでございます! 実はア○カーマン一族は、王家が生み出した、『人間の姿をした巨人』という、究極の『生体兵器』なのですから!」




メリーさん太「は? 人間の姿をした巨人? それに、生体兵器、って……」




ちょい悪令嬢「そもそも王家の護衛として創り出された、『ユ○ルの民の改造人間』だったのですが、当然そこには『巨人の技術』が惜しみなく使われていたものの、巨人そのままのサイズだと、あまりにも時と場所とを選ばざるを得ず、食事時や入浴時や就寝時等をも含む、24時間ずっと張り付いての護衛なんてとても不可能なので、人間サイズにしたってわけですわ♫」




メリーさん太「巨人の力を、人間サイズで実現するって、一体どうやって⁉」




ちょい悪令嬢「……ったく、前回申し上げたばかりではないですか? 本作の作者のモットーたる『すべての超常現象は集合的無意識とのアクセスによって実現できる』は、実は『進○の巨人』においても、『道』とのアクセスによって実現していると。つまりア○カーマン一族も、ある程度の『道とのアクセス権』を与えられることで、(限定的とはいえ)巨人の力を行使できているのですよ」




メリーさん太「うおっ、ア○カーマン一族に関しても、本作の作者の持説と、共通点があったわけかよ⁉」




ちょい悪令嬢「具体的に申しますと、基本的に一族の者は『ア○カーマン』として覚醒すると、『肉体的リミッター』を自覚的に解除して、超人的な運動能力を発揮できるようになります。しかも『道』を通じて、まさしく『九つ○巨人』そのままに、過去のア○カーマン一族の『格闘能力』(の情報データ)を参照ダウンロード可能となりますので、生まれながらの超格闘兵器としての性能を最初からフルに発揮できるといった、凶悪仕様でございます」




メリーさん太「ほんと、『集合的無意識とのアクセス方式』、そのままじゃないか⁉」


ちょい悪令嬢「そもそも普通の人間が巨人なんぞにスケールアップするほうが、物理的におかしいのであって、むしろ人間サイズのままで、巨人並みに身体強化を図るほうが、より現実的でしょう」


メリーさん太「……そういえば、エ○ン君たちが巨人化するのも、本作で言えば『軍艦擬人化少女の兵装現出』とほぼ同じ方法で、『集合的無意識』から該当する巨人の形態情報をダウンロードして、周囲の大気等を変化メタモルフォーゼさせることで実現しているんじゃないかって、以前この【座談会】で述べていたよな?」


ちょい悪令嬢「実は『進○』のほうでも、巨人化する際には、やはり『道』から必要な『材料』が送られてくるといった、仕組みになっているそうですよ?」


メリーさん太「完全に、本作の考証そのものじゃないか⁉ そこまで合致していたのかよ?」


ちょい悪令嬢「ふふふ、それだけではございませんよ?」


メリーさん太「……え、まだ何かあるの?」




ちょい悪令嬢「ほんのつい最近、『カクヨムコン6』へのエントリーが締め切りギリギリになった言い訳として、『人間は常に全力を使っていると、下手したら死んでしまうので、本能的に力をセーブしているから、締め切りギリギリにならないと本気を出せないのは、実は正しい姿なのだ』とかぬけぬけと言いやがったじゃないですか、あのサボリ作者ってば。──でもこれって、先程の『ア○カーマン一族』ならではの『リミッター解除能力』の根本原理を、言い当てたようなものとは思いません?」




メリーさん太「──‼」




ちょい悪令嬢「いやあ、まさかここまで共通しているとは。もしかしたら『進○の巨人』の作者様とは、生き別れの兄弟だったりするのかも知れませんねえ☆」


メリーさん太「……い、いや、こんなもの、まだまだ偶然の範疇だろ⁉ そうだ、偶然だ、偶然に決まっている!(錯乱のあまり『宮○アニメ』の登場人物みたいになってしまっている、都市伝説ちゃんw)」


ちょい悪令嬢「あら、偶然と思われるのでしたら、どうして先程、『軍艦擬人化少女の兵装現出とほぼ同じ』などと、おっしゃったのですか?」


メリーさん太「え?」




ちょい悪令嬢「軍艦の力を集合的無意識を介して、小さな少女の身体に詰め込むことによって、事実上の『全異世界最強』を誇る、軍艦擬人化少女って、まさしく、巨人の力を『道』を介して、小さな人間の身体に詰め込むことによって、事実上の『全人類最強』を誇っている、ア○カーマン一族そのものとは、思いません?」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「そうなのですよ、このように『ア○カーマン一族』一つとっても、本作における『集合的無意識とのアクセス方式』によって、すべて説明できるのですから、本作の作者と『進○の巨人』の作者様とは、もはや『シンクロ率400%』と申しても過言では無いでしょう♡」




メリーさん太「……つまり、ア○カーマン一族は、軍艦擬人化少女、だった?」


ちょい悪令嬢「具体的には、ミ○サちゃんは、『時雨』でしょうかねえ」


メリーさん太「それ、黒髪ボブカットの『ヤンデレ』キャラだから言っているかも知れないけど、時雨ちゃんがヤンデレなのは、二次創作だけの話だからな⁉」


ちょい悪令嬢「それでは、『神通』とか?」


メリーさん太「ああ、うん、あの無類の強さからすれば、それは結構『アリ』かもね?」


ちょい悪令嬢「いえ、エ○ン君に裏切られて、闇堕ちして、『軽○棲姫』になりかねないと思っただけですけど?」


メリーさん太「ならねえよ⁉ そもそもア○カーマン一族に、『闇堕ち設定』とか無かったろうが? もし有ったとしても、原作漫画が後二話で終わろうとしているのに、今更メインヒロインがヤンデレ暴走して堪るか⁉」




ちょい悪令嬢「わかりませんよ? たぶん原作の結末的には、『進○の巨人の世界スクールカースト』の頂点たる『女王様クインビー』のヒス○リア陛下のご出産によって、何らかの『希望』をほのめかしながら幕を閉じるかと思いますが、肝心のお子様が、一部のマニアの方々が予想しているように、『陛下とエ○ン君との愛の結晶』であった場合は、一匹の『鬼』が爆誕し、世界はあっけなく滅ぼされてしまうでしょう☆」




メリーさん太「メインヒロインが、ラスボスだった⁉ ──いや、あり得る! そもそも『エ○ン君のお子さん』であるという可能性がけして否定できないのだから、その場合は間違い無く、『鬼が出る』! そう、どんな巨人なんかよりも、最恐かつ最凶の鬼が!」


ちょい悪令嬢「──暴虐極まる真の鬼の前に、次々と倒れる仲間たち。せっかく復活した歴代の『九つ○巨人』たちすらも、為す術も無いのであった!」


メリーさん太「……そうか、『ア○カーマン一族』が、巨人以上の力を秘めているという設定は、このための伏線だったのか⁉」




ちょい悪令嬢「まあ、冗談はともかくとして、いまだ『ヒス○リア陛下の赤ちゃんはエ○ン君の子供では?』などと、たわけた予想をしている人たちは、そんなことは絶対にミ○サちゃんが許さないし、もし万が一そうだとしたら、間違い無く世界は滅ぼされてしまうので、心から悔い改めましょう!」




メリーさん太「でも、その可能性は、まったく無いわけなのか?」




ちょい悪令嬢「ガチレスすると、実はエ○ン君が『地な○し』により大量虐殺を行ったのは、『進○の巨人』(固有名詞)の『未来視』能力によって、『地な○し』を行うことこそが、人類全体を救う唯一の手段であることを知ったので、自分一人が『悪役』になることで、人々の間の争いや差別を根絶することを成し遂げるとともに、すべての罪を背負って死ぬことにしたのですけど、そのあとにヒス○リア陛下がエ○ン君の子供を産むことで、これからの世界は新しい世代の手により、真の平和と自由を獲得していくことを彷彿とさせるところで、余韻を持って終了するといったパターンが考えられますね」




メリーさん太「……うう〜ん、確かにそれだと綺麗にまとまるけど、あまりにありがちだよなあ」




ちょい悪令嬢「そこでミ○サちゃんが暴走して、ヒス○リア陛下の子供をさらって、『エ○ン二世』として自分好みに育てていき、【第二部】が始まるという」




メリーさん太「──ぶち壊しじゃん⁉ いい加減にしろ!」




ちょい悪令嬢「まあ、これは完全に、本作の作者による『素人予想』ですので、冗談半分に聞いておいてくださいませ♡」












メリーさん太「……それでいて、ほぼ的中したりしたら、今度こそシンクロ率が、とんでもないことになるのでは?」

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