第602話、わたくし、『600回転生した悪役令嬢』ですの♡【卒&業】
ちょい悪令嬢「──と言うことで今回は、前々回にてご紹介した、【連載600回記念短編】『わたくし、『600回転生した悪役令嬢』ですの♡』について、詳細にご説明いたします!」
メリーさん太「……今回もほとんど同じタイトルなんだけど、これってさあ、パッと見ただけじゃ、『600
ちょい悪令嬢「──
メリーさん太「それにしても、珍しいよな。大体こういった【○百回突破記念回】って、今回のような【座談会】形式にするのが、お約束じゃ無かったっけ?」
ちょい悪令嬢「いやほら、最近の本作ってこんなふうに、レギュラーで【座談会】ばかりやっているではないですか? それで【記念回】くらいはせめて、ちゃんとドラマ仕立てにしてみようと思いまして……」
メリーさん太「──本末転倒過ぎる⁉ むしろ普段から、【座談会】ばっかりやるなよ! これって本来は、【番外編】扱いだったんだろうが⁉」
ちょい悪令嬢「あはは、それはそうなんですけど、本日はとにかく、その突発短編の解説をやりたいかなあって………………………【座談会】形式で」
メリーさん太「……まったく、前回は前回で、予定に無かった『ひぐ○しのなく頃に業』最新第15話の考証を、やはり【座談会】形式でやったしな」
ちょい悪令嬢「ええと、実はあれって、今回のテーマとまったく無関係というわけでは、無いのですよ?」
メリーさん太「え?」
ちょい悪令嬢「──言ってみれば前々回の突発短編て、『ひぐ○しのなく頃に』+『進○の巨人』、みたいなところもあるのですよ」
メリーさん太「はあああああああああああああああああ⁉」
ちょい悪令嬢「おや、そんなに意外でしたか?」
メリーさん太「いや、
ちょい悪令嬢「『進○』と言えばもちろん、『進○の巨人』ですよ」
メリーさん太「──おい、話を
ちょい悪令嬢「おっと、ちょっと待ってください、ここで【衝撃的ニュース】が舞い込んで参りました!………………………本作の作成をサボって、あちこちネットサーフィンばかりしている、作者によって」
メリーさん太「──あのボケ作者、ちゃんと小説作成に集中しろよ⁉」
ちょい悪令嬢「すでに視聴済みのアニメ版第3期開始早々の時点では、とても信じられないのですが、何とクリ○タ改めヒスト○ア陛下が、ご懐妊なされたとのこと! しかも事もあろうにその『お相手』が、エ○ン君の可能性が高いとか? いやいやいやいや、そんな馬鹿な⁉ ユ○ルさんやミ○サさんは、一体何をやっていたのでしょうか?」
メリーさん太「──
ちょい悪令嬢「もちろん毎度お馴染みの、『ア○マTV』様による、無料配信で視聴いたしましたのです」
メリーさん太「またそれかよ? もはやダイマどころか、広告代理店レベルだよな⁉」
ちょい悪令嬢「いやほんと、『ア○マTV』様には、大変お世話になっておりますわ。『進○の巨人』第1期〜第3期はもちろん、
メリーさん太「うおっ、確かに『見ないと損する』作品ばかりだな⁉ 『GAT○』なんかは、原則的に無料で公開されているはずの第1話すら、常に有料扱いされているくらいだし」
ちょい悪令嬢「『ア○マTV』様のアニメコーナーを毎日チェックしている本作の作者だからこそ、この好機を逃さすこと無く、晴れて『GAT○』一気見を成し遂げられたのですわ☆」
メリーさん太「ほんと、こういうことには抜け目ないな、あいつは⁉」
ちょい悪令嬢「何せこれも、創作活動における、『勉強』のようなものですし」
メリーさん太「物は言いようだな⁉ ──いいから、話を元に戻せ! 『進○』と前々回の内容とが、どう関わってくるって言うんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「それについては、順を追ってご説明いたしましょう。──それと申しますのも、前々回のテーマは何かと言いますと、一つには『原点回帰』だったのですよ」
メリーさん太「原点回帰、って?」
ちょい悪令嬢「もちろん、『悪役令嬢』
メリーさん太「……ああ、なるほど。学園卒業式後の謝恩会での、王子様からの『婚約破棄宣言』なんて、『悪役令嬢』
ちょい悪令嬢「それに対して本作ときたら、『悪役令嬢』
メリーさん太「う〜ん、あれって、単なるテンプレだったかなあ?」
ちょい悪令嬢「もちろん、それなりの味付けをしておりますが、それをもたらしたのが、まさしく『ひぐ○し』であり、『進○』なのです」
メリーさん太「『ひぐ○し』が影響している部分は、タイトルにあるように、『600回転生した悪役令嬢』ってところか?」
ちょい悪令嬢「ええ、実は
メリーさん太「そうか、転生を何度も繰り返せば、『ループ』や『死に戻り』も同然だからな。『なろうの女神』って、『ひぐ○しの邪神』や『リゼ○の嫉○の魔女』に相当するわけか。──それで、『進○の巨人』の影響ってのは、どこら辺に現れているんだ?」
ちょい悪令嬢「ラストで、あの王国から『悪役令嬢』(の魂)が消失したために、魔物の大群が襲いかかってくるところですよ」
メリーさん太「……魔物って、それがどこが『進○』なんだ? 魔物ごときでは、『巨人』の脅威の足元にも及ばないだろうが?」
ちょい悪令嬢「やれやれ、メリーさんともあろうお方が、すっかり『なろう系』に毒されてしまって……」
メリーさん太「は? それって、どういうことよ?」
ちょい悪令嬢「なぜだか知りませんが、ほとんどの『なろう系』においては、魔物をいかにも『ザコ扱い』し過ぎなんですよ。ドラゴン等の超上位種だけ別扱いして、ほとんどの魔物については脅威を感じるどころか、日本から転生してきた主人公が幼少時に覚えたての攻撃魔法を実験するための、『的』扱いする始末。いやいやいや、ちょっと待って。普通人間て、ライオンや熊のような猛獣はもちろん、大型の犬コロを相手にしても、簡単に殺されてしまう程の脆弱なる存在なのであって、異世界のようなファンタジーワールドにおいては、少々魔法が使えようが、人間なんて魔物の足元にも及ばず、ただエサとして殺されて喰われるはずでしょうが?」
メリーさん太「魔物が現実世界の猛獣に該当するとなると、確かに異世界の人間たちが、魔物を目の当たりにしても、ほとんど畏怖しないのはおかしいよな」
ちょい悪令嬢「まさにこれぞ、うちの作者の『なろう系』に対する違和感の、主な理由の一つだったりします。昔からどうしても、腑に落ちなかったんですよ。『なろう系』って、いかにもか弱そうな美少女キャラが、少々魔法を使えたり剣術の腕が強かったりするだけで、ほとんどの魔物を圧倒してしまうなんて、どう考えても不自然だし、そもそも面白くも何とも無いでしょうが? たとえ相手が魔物として最下位レベルの『ゴブリン』等であっても、舐めてかかれば腕に覚えのある冒険者でも返り討ちに遭い、一般の村人なんかでは一方的に蹂躙されるのみといった、『世紀末』的な荒みきった『弱肉強食』そのままの世界観のほうが、よほど面白いと思いますがね♫」
メリーさん太「──『ゴブリンスレ○ヤー』かよ⁉ ……いや、確かに、そっちのほうが俄然緊張感があって、ヌルい『なろう系』に飽き飽きしている層には、結構ニーズが見込めるかもな」
ちょい悪令嬢「『ゴブ○レ』だと、それこそ『対ゴブリン』に限定されて、魔王や魔獣王レベルだと、また馬鹿の一つ覚えみたいに、チートスキルを持った『勇者の女の子』によって圧倒されると言った、面白みも緊張感も無いパターンを平気でやっているので、やっぱ参考にするのなら、『進○の巨人』のほうがお勧めですね!」
メリーさん太「つまり、本来異世界系Web小説においては、魔物はすべて、『巨人』並の扱いにすべきだと?」
ちょい悪令嬢「そうなのです、魔物は人間にとって、存在自体が『脅威』であるべきであり、姿を見たら死を覚悟し、ごく少数の専門的な『魔物ハンター』以外は、せいぜい無様に逃げ出すのが関の山──てな感じに、お願いしたいですわ」
メリーさん太「うん、最近のヌルい『なろう系』に慣れきっている読者の皆様におかれては、むしろ新鮮に映って面白いかもね」
ちょい悪令嬢「今回は具体的な描写は省いてしまいましたが、『悪役令嬢』
メリーさん太「……あれ? やはりこれも、新作案の一つだったの?」
ちょい悪令嬢「もちろんですよ、何度も何度も申しているように、この【座談会】においては、別にネタが無いから他人様の作品の考証でお茶を濁しているわけでは無く、ちゃんとオリジナル作品として、本作や新作等の作品づくりに役立てていくことこそを、目的としているんですからね」
メリーさん太「言うなれば今回は、『ひぐ○し』と『進○』とをベースにして、新たなる『悪役令嬢』作品を作成しようってことか?」
ちょい悪令嬢「──当然、それだけではございません。核になるのはあくまでも、『オリジナル設定』でございます」
メリーさん太「オリジナル設定って、『ひぐ○し』や『進○』からの影響以外にも、まだ他に何かあるのか?」
ちょい悪令嬢「先ほどはさらっと流しましたけど、まさにタイトル通りに、『わたくし、600回転生した悪役令嬢ですの』と言うことですよ」
メリーさん太「え? それのどこが、オリジナル設定なのよ? 『悪役令嬢転生
ちょい悪令嬢「そりゃあ、現代日本から異世界に転生してきたり、同じ異世界の中で再び子供時代に生まれ変わってやり直したりする作品は、よく目にしますが、さすがに『600回』も転生した悪役令嬢は、おられないのでは?」
メリーさん太「──あっ、そう言うことか⁉」
ちょい悪令嬢「ええ、この『600回転生した』はあくまでも、『連載600回突破』にかけて付けたタイトルでしか無かったのですが、考えてみれば、これこそを『オリジナル設定』とすることによって、これまでに無いまったく新しい『悪役令嬢』作品が創れそうではないですか♫」
メリーさん太「つまり、悪役令嬢作品でありながら、『ループ』や『死に戻り』をも加味するってことか? ……う〜む、確かに現在注目を集めているヒット作品の中には、あまり聞いたことの無い設定だけど、文字通り無数に存在するWeb小説の中には、似たような設定の悪役令嬢作品が、すでにあるんじゃないの?」
ちょい悪令嬢「ふふふ、その点は大丈夫です。何せ絶対に誰も手を付けていない、作者独自の設定をご用意しておりますので」
メリーさん太「え、悪役令嬢が600回も転生する以外にも、何か隠し球があるのか⁉」
ちょい悪令嬢「やはり以前、『ひぐ○し』について考証した時に、ご紹介したやつですよ」
メリーさん太「『ひぐ○し』の………………………何を、考証した時の話だ?」
ちょい悪令嬢「もしも、梨○ちゃま以外に『ループ』している者がいたとしたら、両者は一体どういった関係にあるのか──って、やつですよ」
メリーさん太「ああ、あれか! 結局ループしているのは、『梨○ちゃまただ一人』なんだけど、そのやり方というのが──」
ちょい悪令嬢「そうです、確かに梨○ちゃま以外にもループしている者がいるのですが、実はその『中身』もまた、梨○ちゃまの『精神体』だったりするのです!」
メリーさん太「えっ、でも、その考証って、『ひぐ○し業』自体が第2クールに入って、梨○ちゃまがちゃんと自覚的にループしていることが明らかになることによって、完全に否定されたんじゃ無かったの?」
ちょい悪令嬢「ええ、だからこそ、これで心置きなく『オリジナル設定』として、新規作品に使えるというものでは無いですか?」
メリーさん太「──そういえば、そういったことを、前もって言っていたっけ⁉」
ちょい悪令嬢「ふっふっふっ、これぞ『転ばぬ先の杖』ってやつですよ」
メリーさん太「……ほんと、あの作者って、『転んでもただでは起きない』よな」
ちょい悪令嬢「これだと、何回ループを繰り返そうが、あくまでも同じ悪役令嬢がただ一人で、いろいろなイベントをこなしていくだけでは無く、主観キャラ自体を変えることによって、同じイベントでも別視点から悪役令嬢自身を観察したり、逆に悪役令嬢視点のままで、『自分以外にループしているのは何者なのか?』を探らせると言った、ミステリィサスペンスにできたり、いっそのこと、別のキャラに転生するのみならず、(本来の自分自身である)悪役令嬢を陰日向に
メリーさん太「おおっ、確かに料理次第では、いくらでも面白くなりそうだな⁉………でも、いくら何でも600回も、転生(連載)できないんじゃないのか?」
ちょい悪令嬢「下手すると『オチ』のネタバレになるかも知れませんが、いっそのこといっぺんに、600人分転生すればいいのですよ☆」
メリーさん太「600人分て、それって同じ世界において、600もの人物に同時に、現代日本から同一人物の精神体を転生させるってわけか⁉」
ちょい悪令嬢「何せ本作における『異世界転生のシステム』は、集合的無意識とアクセスさせることによって、特定の人物の『記憶と知識』を別の世界の人物にインストールすることによって実現していますので、インストールする対象が600人であろうと、700人であろうと、別に構わないのですよ」
メリーさん太「……つまり事実上、異世界において、600人の『同一人物』が生み出されるってわけか」
ちょい悪令嬢「うふふふふ、こんな『悪役令嬢作品』──否、『異世界転生系Web小説』なんて、見たこと無いでしょう?」
メリーさん太「確かにここまで来たら、本作の作者オリジナルの、独自設定と言わざるを得ないな」
ちょい悪令嬢「──と言うわけで、完全新作『わたくし、600回転生した悪役令嬢ですの!』、近日公開予定ですので、どうぞご期待くださいませ♡」
メリーさん太「……いや、『カクヨム』様のコンテストなんて、そろそろ締めきりなんだし、今から作成して、本当に間に合うのか?」
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