第479話、わたくし、『ま○マギ』や『リゼ○』等のループ作品について、再考察したいかと思いますの。(補足①)
ちょい悪令嬢「──はい、皆さんこんにちは! 本日も、当【座談会】のコーナーに、ようこそ♡」
メリーさん太「おいっ! いい加減にしろよ⁉ 何しれっと、【座談会】を始めているんだよ! 一体いつになったら、本編を再開するつもりなんだ⁉」
ちょい悪令嬢「──うっ⁉」
メリーさん太「……確かに、同時進行中の作者の別作品の、『なろうの女神が支配する』の作内シリーズの『デストロイヤー転生、これぞ駆逐艦「娘」、最強伝説だ⁉』のほうが、今まさにクライマックスの真っ最中で、どうしてもそっちのほうに力を入れてしまうのはわかるけど、あまりにも本作にしわ寄せが行き過ぎだろうが?」
ちょい悪令嬢「確かにそうですが、今回【座談会】を開催するのには、ちゃんと理由があるのです!」
メリーさん太「……ほう、そうなの?」
ちょい悪令嬢「それと申しますのも、前回ご説明した中で、あまりにも説明不足と思われる
メリーさん太「補足説明?」
ちょい悪令嬢「ええ、特に『ほ○らちゃんの固有魔法』について、なのですが──」
メリーさん太「……おいおい、またしても、『ま○マギ』関係かよ? ちょっとしつこ過ぎるんじゃないのか?」
ちょい悪令嬢「とは申しても、実質『ループ』
メリーさん太「まあ、そりゃあ、そうだろうけど……」
ちょい悪令嬢「それだけではございません! 実はこれはWeb小説全体にも関わってくる、大問題なのです!」
メリーさん太「へ? どうして魔法少女の時間制御系の固有魔法が、Web小説全体に関わってくるんだ? ……確かに、『リゼ○』の『死に戻り』なんかは、『ループ』の一種とも言えるけど」
ちょい悪令嬢「おやおや、もっと大切なことを、お忘れでは無いですか?」
メリーさん太「……もっと大切なこと、って?」
ちょい悪令嬢「どう考えても『時間制御』とはまったく関係無いと思われるんですけど、ほ○らちゃんが左腕に着けている『盾』みたいなやつ──俗称『ほ○スピナー』って、特に銃器とか爆弾とかの武器の類いを、どんなに大きかろうが数量が膨大だろうが、あたかも『未来の便利道具用の異次元ポケット』みたいに、無限に収納できるじゃん? これに対していつものように論理的考察を行えば、『ゲーム脳三流作家』どもによる、異世界ファンタジー系Web小説でお馴染みの、RPG等においては『インベントリ』とか『ストレージ』とかとも呼ばれている、旅のお供の異空間収納系ツール『アイテムボックス』の、メカニズムの解明にも繋がるという寸法なのですよ!」
メリーさん太「ああっ⁉ そうか、それがあったっけ!」
ちょい悪令嬢「他にも、『時間停止』や『瞬間移動』等もありますが、これらは一応、『時間制御系スキル』の範疇ですからね」
メリーさん太「うん、時間制御って、『過去の修正』とか『ループ』以外だと、大体そういった感じだよね? それなのに何で『アイテムボックス』能力だけが、まったく毛色が違うんだろう?」
ちょい悪令嬢「『ほ○スピナー』って、一言で言っちゃうと、『魔法の砂時計』みたいなものだから、本来『無限の収納機能』なんか、持っているはずは無いんですけどね」
メリーさん太「魔法の、砂時計、って……」
ちょい悪令嬢「一応ネットで確認した限り、いわゆる『裏設定』と呼ばれるもののようで、『ネタバレ』には当たらないと思われるので、遠慮なくご紹介いたしますと、あの円形の盾のような物には、『一ヶ月分の時間の砂』が仕込まれていて、それがすべて『落ちる』と、ほ○らちゃんは自動的に一ヶ月前に戻ることになるらしいんですけど、何とほ○らちゃんが任意に砂の落下を止めると、時間を止めることができるって仕組みになっているそうなのですよ」
メリーさん太「へえ、砂時計における砂の落下そのものが、現実の時間の流れを体現しつつ、尚かつコントロールすらもできるわけか…………いや、ちょっと待てよ? それって、おかしいんじゃないの?」
ちょい悪令嬢「ほう、何かご疑問な点でも?」
メリーさん太「これって前にも話題に
ちょい悪令嬢「うん、本当はそうでしょうが、それだと魔法少女になった最初の一回しか『時間遡行』ができなくなり、『ストーリー上都合が悪くなる』ので、特例措置を設けたのではないでしょうか?」
メリーさん太「──結構ガバガバなシナリオだな⁉ どこが『天才脚本家』なんだよ?」
ちょい悪令嬢「つまり、『時間遡行』はほ○らちゃん特有の、
メリーさん太「……『何度でも使える』と『たった一度きり』って、完全に矛盾していないか? ──つうか、どうしてもつじつまを合わせようと思えば、ほ○らちゃんは毎回『ワルプルギスの夜』の際に、新たに魔法少女となる契約を結んでいて、その代償として一ヶ月前に時間遡行するといった、文字通りの『
ちょい悪令嬢「それだと本編中の一ヶ月間において、ほ○らちゃんが魔法少女では無くなってしまって、ストーリーに(つうか、主にま○かちゃんと百合♡的に)絡ませづらくなるじゃん?」
メリーさん太「あっ、そうかあ。だったら、駄目かあ〜。これもいわゆる、『タイムパラドックス』の一種かもな。やっぱりちゃんと理解できないうちは、『ループ』とかの『時間SF』には手を出すべきでは無いよな」
ちょい悪令嬢「──よって、ほ○らちゃんにとっての『固有魔法』こそが、
メリーさん太「……いや、それはそれで、無理があるんじゃないか?」
ちょい悪令嬢「はて、何のことやら」
メリーさん太「てめえ、わかってて、とぼけているだろう? ──その『アイテムボックス』とやらが、『時間制御』とはまったく関係無いことだよ! 普通魔法少女の『固有魔法』って、キュ○べえとの契約の時の『願い事』に関するものとなるはずだろうが⁉」
ちょい悪令嬢「まったく関係無いってことも、ありませんよお?」
メリーさん太「何だと?」
ちょい悪令嬢「『時間遡行』とか『過去改変』って、広い意味では『つじつま合わせ』ですよね?」
メリーさん太「……ああ、まあな」
ちょい悪令嬢「『つじつま合わせ』って、言うなれば、『御都合主義』そのものでしょう?」
メリーさん太「……ああ、うん、大体同じ意味だよな」
ちょい悪令嬢「──そして、『御都合主義』の代名詞と言えば、『ゲーム脳』なのでまともな作品を創ることのできないWeb作家どもによる、『なろう系』作品ですよね?」
メリーさん太「──いや、待て待て待て待て待て待て待て待て、待ってください! ──あんたいきなり、何をとんでもないことを言い出しているの⁉」
ちょい悪令嬢「だってそうでしょう? 『うちんとこの転生主人公に、いっぱいいっぱい武具や食糧や衣類や奴隷の女の子を携帯させたい』〜『そんなこと常識的には無理だ』〜『常識的に駄目やったら、「ゲーム脳」や!』〜『異世界にゲーム同様に「アイテムボックス」があれば、万事解決や!!!』──などとという、ほんと『マジにおまえらクソ「なろう系」作家どもは、「ゲーム脳」拗らせて、さっさと全員死ねよ?』と言いたくなるような、『御都合主義』な『つじつま合わせ』ばかりの駄作の山を、これまで何万回見せられたことか……」
メリーさん太「──オブラート! 言いたいことは、わからないでも無いけど、少しはオブラートに包めよな⁉」
ちょい悪令嬢「──ここで、朗報です! 鬼才『881374』が、またしてもやってくれちゃいました! おまえら三流『ゲーム脳』作家どもは、心から感謝しろよな? 何と本作の作者ときたら、無限収納可能な『アイテムボックス』の論理的実現可能性を、得意の量子論と集合的無意識論とに則って、完璧に実証しやがったのです!」
メリーさん太「……え? それって、どういうこと?」
ちょい悪令嬢「つまり、ほ○らちゃんの『ほ○スピナー』を始めとして、Web小説やRPGでお馴染みの『アイテムボックス』の類いがすべて、現実的に実現可能であることが、論理的に解明されたのですよ!」
メリーさん太「はあああああああああああああああああ⁉ そんな馬鹿な! ほ○らちゃんの左腕にくっつけてある、あんな小さな盾の中に、在日米軍の大量の兵器を収納することなんて、とても実現できっこないだろうが⁉」
ちょい悪令嬢「ええ、もちろんそんなことなんて、
メリーさん太「………………………へ?」
ちょい悪令嬢「Web小説で馬鹿の一つ覚えみたいに行われている、転生主人公等がドヤ顔で、『すぐ側の空間に手を突っ込んで、武器でも何でも取り出す』なんてことが、実際にできたりするはずが無いでしょうが?」
メリーさん太「──だからこれ以上、『なろう系』作品をディスるのは、やめろって言っているんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「それに対して、本作の作者が各自作において良くやっているような、軍艦擬人化少女による、『何も無い空間から大砲や機関砲を現出させる』やつって、彼女たちは常に、巨大で大重量の軍艦の兵装を、すべて異空間あたりに収納して、持ち歩いているんですっけ?」
メリーさん太「いや、彼女たちはそのつど、集合的無意識にアクセスして、大砲や機関砲等の形態情報をダウンロードして、周囲の大気等を
ちょい悪令嬢「そうなのです、本作等作者の諸作品における、『集合的無意識とのアクセスによる、
(※以下次回に続く)
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