第472話、わたくし、『ま○マギ』は『エヴ○』系ですが、『叛○』と『マギ○コ』は『ウテ○』系だと思いますの。

ちょい悪令嬢「──殿堂入り、決定けってーい!!!」




メリーさん太「……ちょっ、何よ、開口一番、いきなり⁉」


ちょい悪令嬢「だって、この感動を、どうしても皆様にお伝えせずには、おられないんですもの!」


メリーさん太「──だから、落ち着けって! 一体何に対する感動で、一体何が殿堂入りしたんだよ⁉」




ちょい悪令嬢「決まっておりますわ! 昨日無事に全12話一気無料配信が終了した、超傑作魔法少女アニメ『ま○か☆マギカ』のテレビ版でございます!」




メリーさん太「……あー、本作の作者のやつ、本当に昨日一日だけで、12話全部見たんだ」


ちょい悪令嬢「そりゃあ、あれだけ皆様にご視聴をお勧めしたのだから、『言い出しっぺ』が見なければ、無責任ではございませんか?」


メリーさん太「それはそうかも知れないけど、確かあいつ、この無料一挙配信の期間中に、全話通して見るの、これで3度目じゃなかったっけ?」


ちょい悪令嬢「本物の名作は、何度見ても構わないのです!」


メリーさん太「……うわあ、こいつもはや、『ガチ信者』になっていやがるよ。しかも一番タチの悪い、『話が通じない』系の」


ちょい悪令嬢「それに本作の作者がそれまでに見ていたのは、『各話個別選択型』のほうであって、本当に本当の『全12話切れ目一切無しでの一気見型』を視聴したのは、昨日が初めてですので」


メリーさん太「……それって、内容のほうは、まったく同じなんでしょう?」


ちょい悪令嬢「もちろんそうですけど、すでにお伝えしたように、同じ全話無料配信とはいえ、『各話個別選択型』とは違って、『全12話切れ目一切無しでの一気見型』のほうであれば、再生プレイボタンを一度クリックした後は一切操作する必要無く、約5時間どっぷりと、『ま○マギ』ワールドに浸ることができるのです!」


メリーさん太「5時間もずっと飲まず食わずで、文字通り一気見していたのかよ⁉ どんな『ま○マギ』ジャンキーなんだ? そんなことよりも、ちゃんと自作のWeb作品を作成しろよ⁉」


ちょい悪令嬢「え? ちゃんとやっているではありませんか。昨日は本作のみならず、『なろうの女神が支配する』のほうも、しっかりと更新しましたし」


メリーさん太「ほんとだ! どうしてそんな時間が有ったの? 実は前もって、書き溜めしていたとか?」




ちょい悪令嬢「昨日は夜中の0時ジャストに起きて、それからお昼の12時まで小説作成に集中して、新作を二作共Web上に公開してから、心置きなくじっくりと、『ま○マギ』鑑賞を行ったのです!」




メリーさん太「──どこまで『ま○マギ』に命を懸けているんだよ、あのアホ作者⁉ 睡眠時間が4時間くらいしか無いんじゃないか? ホンマ、死ぬぞ⁉」


ちょい悪令嬢「ちなみに本日も、0時起きです」


メリーさん太「何で? もう『ま○マギ』の、全話一挙配信は終わったんだろ?」




ちょい悪令嬢「これまた何度もお伝えしているように、昨日からすでに、今度は外伝である『マギア○コード』のアニメ版の1話から4話までの、無料配信が始まっているんですよ!」




メリーさん太「……え、やっぱりそっちも見るの? それこそ、この春に本放送が終わったばかりで、すでに何度も視聴しているだろうに」


ちょい悪令嬢「先ほども申しましたが、昨日改めて『ま○マギ』を全話一気見して、本当に素晴らしい作品は何度見ようが、その魅力があせることはまったく無いので、全然苦にならないのです!」


メリーさん太「そこまで断言するってことは、昨日の一気見って、本当に全話丸ごと見たの? 途中で『早送り』とかは、一切無しに?」


ちょい悪令嬢「正直言って、『各話選択型』で2度目を視聴した際には、『要注目箇所』を中心にして、結構『取捨選択』をいたしました。──例えば、あまり重要とは思えない第2話なんて、丸ごと見なかったりしましたし」


メリーさん太「……普通だったら、そうだよなあ? どんな傑作であろうと、『完全無欠』であり得るはずが無く、特に長編であれば、『間延びする』部分が、多少はあるからねえ」




ちょい悪令嬢「いやそれが、『ま○マギ』テレビ版に限っては、全12話において『間延びする』部分なんて一つも無く、まさしく『完全無欠』の大傑作だったんですよ!」




メリーさん太「はああああっ? いくら何でも、そんな⁉」


ちょい悪令嬢「作者も最初は、『……今日中に全12話も見るのはかったるいなあ、途中で適当に飛ばそう』と思っていたようですが、一度見始めたら完全にのめり込んでしまって、基本的に内容が同じであるOPとED以外は、まったくスキップしなかったそうなんですよ」


メリーさん太「確かに数十年に一度の超傑作であるとは思っていたけど、それ程とは……。ま、まあ、アニメに限らず、漫画やゲームでも、本当に素晴らしかったら、時間を忘れて没頭してしまうものだしね」


ちょい悪令嬢「そういうことで、ついに全12話を完走して、大興奮状態となった作者の第一声が、『──殿堂入り、決定けってーい!!!』であったというわけなのです!」


メリーさん太「……ちなみに、作者にとっての『殿堂入り作品』って、他にどんなのがあるの?」




ちょい悪令嬢「今や民放以上にアニメ王国となってしまっている『N○K』における記念すべき初アニメ作品である、『未来少年コ○ン』に、なぜこれが深夜では無く夕方6時に放送されていたのか今では誰もわからない、『エヴ○ンゲリオン』テレビ版よ!」




メリーさん太「──ガチで、アニメ史上における記念碑的作品ばかりだな、おい⁉ 『数十年に一度』って言うのは、比喩でも何でも無く、マジだったのかよ!」


ちょい悪令嬢「まあ、個人的ご意見として、『富○作品ガン○ム』とか『押○作品攻殻○動隊』とかを、入れられる方もおられるでしょうから、これはあくまでも、『本作の作者にとっての殿堂入り作品』に過ぎないんですけどね」


メリーさん太「……それでも、『ま○マギ』が入るのは確定なのかよ? どんだけ惚れ込んでしまったんだ、作者のやつ?」




ちょい悪令嬢「この作者だって以前は、『魔法少女界屈指の外道マスコット、キュ○べえ』とか『マ○る第三話』とか言った、ネット上に転がっている断片的な情報だけで、『知っているつもり』になっていたけど、今回初めてテレビ版全12話をすべて見ることで、『ま○マギ』の真の魅力を実際に体感して、これまでに無い多大なる衝撃を受けたのです。──そういう意味では、外伝の『マギア○コード』の本放送が終わったばかりのこの段階で、本家『ま○マギ』のテレビ版と劇場版とを一気に無料配信してくださった『ア○マTV』様には、感謝の言葉も無いほどですわ」




メリーさん太「しかも、まさにその『マギ○コ』自体の全話無料順次配信サービスが、同じく『ア○マTV』様にて、早くも昨日から始まってるのよねえ……」




ちょい悪令嬢「一部では、『ま○マギに比べると、どうしても見劣りしてしまう』とも言われている、『マギ○コ』ですが、これはけして『劣っている』のでは無く、あくまでも『違っている』だけの話で、あえて誤解を恐れずに申せば、『ま○マギ』が『エヴ○系』なら、『マギ○コ』は『少女革命ウテ○系』なんですよ。人によってはまさしく『ウテ○』こそを、『殿堂入り』なされる方もおられると思いますし、『マギ○コ』を実際に見もしないで批判ばかりをしている輩は、結局は『己の人生を損している』だけですので、早いとこ悔い改めたほうが身のためですよ?」




メリーさん太「──ああーっ! そうか、そう言うことだったのか⁉」




ちょい悪令嬢「……な、何ですか、メリーさん、いきなり大声を上げたりして?」


メリーさん太「そうか、『ウテ○』だよ、『ウテ○』だったんだ!」


ちょい悪令嬢「ええ、ええ、何せ『マギ○コ』には、かの『J・A・シー○ー』氏が楽曲を提供なされているのを始めとして、特に『ウ○サさん』の掛け合いの台詞なんかは、『ウテ○』における『影○少女』たちを──」


メリーさん太「違う! 『マギ○コ』じゃ無くて、劇場版の『叛○の物語』のほうだよ!」


ちょい悪令嬢「『叛○の物語』って……………………………ああっ、そう言われてみれば、そうではないですか⁉」




メリーさん太「同じ『ま○マギ』本編でありながら、テレビ版と『叛○』の最大の違いと言えば、『イヌ○レー空間』の全面的『浸食』が挙げられるけど、皮肉なことに、『元祖ガイ○ックス』出身の『劇団イヌ○レー』(のお二方)が担当なされた、『魔女○界』のパートって、どちらかと言うと『エヴ○』の影響が強い『ま○マギ』テレビ版にあって、ほのかに『ウテ○』テイストをかもし出していたところ、これが『叛○』になると大々的にフィーチャーされることになって、『エヴ○』テイストはかなり鳴りを潜めてしまった反面、それに反比例するようにして、『ウテ○』テイストのほうがより強調アピールされていたじゃん⁉」




ちょい悪令嬢「た、確かに、今になって思い返してみれば、まったくその通りですわ⁉」


メリーさん太「まさにこれこそが、原典オリジナルのテレビ版には無い、劇場版『叛○』と外伝アニメ版『マギ○コ』との、奇妙なる『親和性』の正体だったのよ!」


ちょい悪令嬢「……何この【座談会シリーズ】、今や完全に、『ま○マギ評論本』以外の、何物でも無いじゃないの?」


メリーさん太「でも、間違っては、いないでしょう?」


ちょい悪令嬢「……ううむ、これは自分の目でじかに検証するためにも、『マギ○コ』の無料配信のほうも、必見となってしまったようですわね」


メリーさん太「しかもあなた自身が言っていたように、併せて『叛○の物語』も視聴するほうが、モアベターでしょうね♫」


ちょい悪令嬢「『マギ○コ』がある意味『ウテ○』の後継的作品で、二期において『叛○』レベルのストーリー展開を実現できれば、『ま○マギ』本編と併せての『殿堂入り』も、夢では無いかもね……」


メリーさん太「一期の最終話における、『ホ○さん』の戦闘シーンに関しては、すでに『叛○』と負けず劣らずのクオリティだったしね」


ちょい悪令嬢「更に言えば、『マギ○コ』の原作ゲーム版のシナリオによると、元祖『ま○マギ』とはまた違った方向で、『魔法少女の真実』に迫っていっているようだし、ストーリー的にも大いに期待できるところだわ! …………あえてタイトルをつけるとしたら、『魔法少女革命イ○ハ』?(いや、ほんと、アニメ版第一期においても、そんな感じの幕切れだったんですものw)」




メリーさん太「──という次第ですので、特に『ま○マギ』ファンの皆様におかれましては、今回の無料配信を機に、是非とも『マギ○コ』のほうにも触れられることを、心からお勧めいたしますわ♡」













ちょい悪令嬢「……結局今回も、『宣伝』だけで、終わってしまったわね」


メリーさん太「いいんじゃないの? あくまでも『無料』配信の情報なんだから、別に『営利行為』に加担しているわけでも無いんだし」


ちょい悪令嬢「まあ、これによって読者の皆様の『アニメ生活』が、少しでも豊かになられることを、切に願っておりますわ♡」


メリーさん太「──そうは言っても、単なる『宣伝』や『評論』ばかりを、オリジナル作品で行い続けるわけにはいかないから、次回こそは、『ま○マギ』や『リゼ○』が、本作『わたくし、悪役令嬢ですの!』に与えた多大なる影響について、詳細に述べていきたいかと思いますので、どうぞご期待のほどを!」

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