第442話、わたくし、オキナワを愚弄する輩は絶対に赦せませんの!

メリーさん太「──ちょ、ちょっと、何よ、今回のタイトルは⁉」


ちょい悪令嬢「…………」


メリーさん太「また連載に間を開けたものだから、作者が本格的にコロナに感染したんじゃないかと心配していたら、ものすっごく物議を醸しかねないタイトルなんか付けたりして⁉」


ちょい悪令嬢「…………」


メリーさん太「ねえ、聞いているの⁉」




ちょい悪令嬢「…………ころす」




メリーさん太「──ひっ⁉」




ちょい悪令嬢「ころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころす」




メリーさん太「──やめてやめてやめて、お願い、おやめになってえええ!!!」


ちょい悪令嬢「…………」


メリーさん太「な、何よ、開口一番『ころす』とか言う、悪役令嬢って、一体何なのよ⁉」




ちょい悪令嬢「…………ゆるせない」




メリーさん太「ひいっ⁉」




ちょい悪令嬢「ゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせない」




メリーさん太「いやああああああっ⁉ うちの作品のメインヒロインが、ついに壊れたあああああああ!!!」




ちょい悪令嬢「……黒人の地位向上のためのデモ自体は、当然認めるし、それが暴動や略奪に発展するのも、もはやアメリカじゃお馴染みだし、まあ、よかろう。けれども、過去の偉人の銅像をぶち壊すのは、やり過ぎだし、『風と共に去りぬ』や『ペニー・レイン』に難癖つけるのは、『表現の自由』に対する冒瀆そのもので、Web小説家の端くれとしては、けして認めるわけにはいかないし、挙げ句の果てに『シアトルの自治区宣言』に至っては、文字通り開いた口が塞がらないのは、言うまでも無いが、ここら辺は、あまり政治的なことに介入するのを良とはしない、作者のポリシーに反するので、一応は黙認しておこう。──しかし、渋谷や大阪はともかく、『沖縄』は駄目だ!」




メリーさん太「え、何で、沖縄に限ってだけは、駄目なの? ──つうか、人権主義者だか平等主義者だかのプロ市民活動家たちは、今度は沖縄で何をやろうとしているの? YM○による辺野古あたりでの、『ナ○ス党大会』そっくりそのままなコンサートとか?」


ちょい悪令嬢「……よりによって、黒人擁護デモの開催だとよ」


メリーさん太「え? 何が『よりによって』なの? 最近の内外の大騒動の流れからしたら、黒人擁護デモの一つや二つ、開催されたっておかしくは無いでしょう? それこそ、沖縄には黒人も多いだろうし」




ちょい悪令嬢「──ふざけるなっ!」




メリーさん太「うひぃっ⁉」




ちょい悪令嬢「少なくとも、我が国においては、沖縄だけはやっては駄目だろうが、黒人どもの擁護なんて!」




メリーさん太「へ? 沖縄だけは、黒人擁護をしちゃ駄目って………………………ああっ、そうか!」




ちょい悪令嬢「……そうよ、今から25年前の1995年の沖縄において、米軍の黒人兵どもが、いたいけな女子小学生を集団レイプしておいて、逮捕されて起訴されたとたん、『これは黒人差別だ!』だとかほざきやがったんだよ。──ふふっ、今回のアメリカにおける狂った状況からすると、『黒人差別だ!』とさえ訴えれば、どんなクズな犯罪者も、『聖人』になれるらしいけど、偉大なる日本国において、白人の下僕ごときのたわ言が、通用するとでも思っているのか! 下等なる白人と黒人との勝手な取り決めなんぞ、日本人に関係あるか! 少なくとも沖縄においては、『黒人差別と言っておけばオールOK♫』は、まかり通らんと思え!」




メリーさん太「──だから、落ち着きなさってば! そもそもあなたはもちろん、本作の作者だって、沖縄には何の関係も無いでしょうが⁉」


ちょい悪令嬢「もちろん、部外者である作者だって、別に沖縄に関わるつもりなんて毛頭無かったわよ。基地問題はあくまでも、沖縄の皆様の問題だし、『琉球王国』としての独立についても、個人的には認めたくは無いけど、やはり口出す権利は無いと思うの。──しかし、今回の『黒人擁護デモ』だけは、絶対に赦さん!」


メリーさん太「……それはやはり、昔の事件が赦せないから?」


ちょい悪令嬢「それが一番の理由であることには、間違い無いわ!」


メリーさん太「で、でも、そんな不埒なやつらは、黒人の一部に過ぎず、やはり黒人の地位向上自体は、素晴らしいことなのであり、日本国内で擁護運動をやっても、別にいいんじゃないの?」




ちょい悪令嬢「……おかしいとは、思わない?」




メリーさん太「えっ、おかしいって、何がよ?」


ちょい悪令嬢「部外者である作者がこれだけ怒っているのに、どうして沖縄の人たちは怒らないの? 特にデモを企てているやつらなんて、プロ市民の基地反対派なんだから、米軍においてもかなりの割合を占めている黒人を擁護するなんて、ダブスタもいいところじゃないの?」


メリーさん太「そういえば…………ええと、それだけ現在においては、『黒人擁護』こそが、最も尊重すべきってことだからじゃないの?」


ちょい悪令嬢「いいえ、『あいつら』の最大の目的は、いついかなる時においても、米軍基地の弱体化と、あわよくば『某国』の干渉のもとでの、琉球王国の独立であり、そのために沖縄県民でも無いくせに、県外や国外から集まってきているんだから」


メリーさん太「こ、国外って、まさか⁉」




ちょい悪令嬢「そうよ、今回の『黒人擁護工作』は、沖縄のプロ市民活動家たち自身の意思では無く、彼らの御主人様である『某国』の指令なのよ」




メリーさん太「──っ」


ちょい悪令嬢「ほんと、馬鹿なやつらよね、沖縄だけは『黒人デモ』に関わらさせずに、『基地反対運動』に専念させておけば、『馬脚』を現さずに済んだのにね」


メリーさん太「……確かに、本来米軍撤退を主目的にしている、沖縄の活動家が、わざわざ米軍兵士全体において大きな割合を占めている、黒人たちを擁護する筋合いなんて無いわよね」


ちょい悪令嬢「まさにこれぞ、あいつらは本当は何のポリシーも持たずに、ただ単に『本国の指令』に基づいて、心の無い機械ロボットのごとく工作活動を行っていたという、いい証拠よ」


メリーさん太「……つまり、今回の『黒人擁護工作』は、『米軍基地撤退』と同じくらいのメリットを、『某国』にもたらすと?」


ちょい悪令嬢「ええ、渋谷や大阪等と呼応して、デモを盛んに開催して、『平等主義』ムーブメントを全国に浸透させるのが、『第一段階』でしょうね」


メリーさん太「平等主義が広まるのは、別に構わないのでは?」


ちょい悪令嬢「何言っているのよ? 本来平等主義と言うものは、国家レベルにおいては自由主義や民主主義と相反するものなのであり、その行き着く先は『共産主義』なのよ?」


メリーさん太「──なっ⁉」




ちょい悪令嬢「だって、一握りの『党幹部』を除いて、国民全員が国営企業において、『労働者』という名の奴隷になれば、真の平等社会の完成じゃないの★」




メリーさん太「……そうか、フロムの『自由からの逃走』、か」


ちょい悪令嬢「自分で自分の責任をとることを嫌って、政治や経済を完全に人任せにして、自由主義や民主主義から逃走し続ければ、とどのつまりは共産主義や全体主義からなる、独裁政治ファシズムの支配下に甘んじるしかないのよ」


メリーさん太「自分では何も考えなくて、ただ言われるがままに働いたり、ネット上で台本通りの宣伝活動をしたり、使い捨ての兵士として死んだりすればいいだけなんだから、ある意味楽でしょうね」


ちょい悪令嬢「まあ、そういう歪んだ体制の末路が悲惨でしかないのは、ナチスドイツやソビエト連邦が、証明してくれたけどね」


メリーさん太「そうして、日本の人々を洗脳していくにつれて、デモは暴動となり、最後には武装蜂起になるってわけね」


ちょい悪令嬢「それを米軍基地が集中している沖縄でやられたんじゃ、堪ったもんじゃないでしょうね」


メリーさん太「うっかり米軍が機能不全を起こしたりした日には、『某国』が喜び勇んで侵略してくるに違いないしな」


ちょい悪令嬢「──ねえ、これでここ最近、内外の様々な輩が、どうにかして日本で『人道主義wデモ』を活発化させようとしている、『意図』がわかったでしょう?」


メリーさん太「うん、『某国』も馬鹿だね、無理に沖縄なんかでやろうとしなければ、まだまだ尻尾を掴まれることも無かったろうに」


ちょい悪令嬢「これまではほとんど確証の無い『陰謀論』に過ぎなかったんだけど、これでほぼ間違いなく『確定』よね」


メリーさん太「ていうか、アメリカも馬鹿じゃないんだから、国内をいいようにされているように見せかけながら、当然CIA等が『黒幕捜し』に全力を注いでるだろうし、証拠を掴まれるのも時間の問題よね」




ちょい悪令嬢「だからこそ、『某国』も余裕を無くして、一か八かで沖縄を狙ってきたのかも知れないのよ。……まあおそらくは、黒人の不平等問題にかこつけて、『日本は沖縄を差別している!』とかいった論調に持っていって、日本と沖縄を分断しようという腹じゃないかしら?」




メリーさん太「──それって、マズいじゃん⁉」




ちょい悪令嬢「その証拠に、日本のマスゴミどもは、アメリカにおける『シアトル市役所武力占拠による自治区宣言』という、未曾有の大問題を、まったくと言っていいほど報道しないんですからねえ」


メリーさん太「……ちょっと待ってよ、『黒人擁護デモ』がそんなに危ないものだと、ちゃんとテレビや新聞等で国民に知らせれば、参加する人なんていなくなり、デモ自体が立ち消えになって、事無きを得るはずじゃないの⁉」


ちょい悪令嬢「『某国』や、国内の『協力者』どもにとっては、それじゃまずいんでしょうよ」


メリーさん太「──日本人が、大勢死ぬかも知れないのにかよ⁉」


ちょい悪令嬢「何せ当の沖縄で、レイプ犯のお仲間みたいな奴を、『聖人』扱いしようとしているんだぜ? 『某国』の目的達成のためには、何でもやらあ!(照○務版ル○ン風に)」


メリーさん太「……何て腐っているの、『コミー』のやつらって」


ちょい悪令嬢「ついに『某国』が本格的に腰を上げるのに合わせて、マスゴミも政治家も企業も芸能人もスポーツ選手も、化けの皮を剥がしたってところじゃないの?」


メリーさん太「それじゃあ、日本自体も、大ピンチじゃないの⁉」




ちょい悪令嬢「大丈夫だって、そのために本作があるんだから」




メリーさん太「……え? それって、どういう意味?」


ちょい悪令嬢「いい? そもそも今回、ここに記したことなんてすべて、作者自身の単なる妄想に過ぎないかも知れないじゃないの?」


メリーさん太「はあ? またしてもお得意の、『ちゃぶ台返し』かよ⁉」


ちょい悪令嬢「まあ、十中八九、そうでしょうね」


メリーさん太「おいっ⁉」




ちょい悪令嬢「でもね、たとえほとんど全部が『的外れなたわ言』に過ぎなかろうが、万が一か億が一かの可能性で、『そういうこともあり得る』と心の片隅にでも留めてもらって、日本人の皆様がうかつに必要も無いデモなんかに参加することが無かったら、間違っても重大な状況に陥ることは無くなるってわけなのよ」




メリーさん太「……あー、そうかあ、そもそもデモそのものを、ポシャらせればいいのか」


ちょい悪令嬢「まさしく『ケンカの基本』じゃないの、『けして相手の挑発には乗るな、ガン無視しろ!』ってね♡」


メリーさん太「うん、憲法九条的にも、日本人としては、非常に正しい在り方よね☆」




ちょい悪令嬢「とにかく、沖縄に『黒人擁護運動』を持ち込むなどと言う、人道にもとることをしながら、人道主義を騙ろうとするなんて、絶対に赦すつもりはないからな? ──特に『某国』のやつら、てめえらが敗戦した暁には、オスメスかかわらず、てめえら自身が『自治区』の少数民族の人たちにやったように、黒人兵のぶっとい主砲を、アスのホールにぶち込んでやるから、楽しみにしておくんだな?」




メリーさん太「だから、一応悪役『令嬢』のくせに、そんなことを言うなと言っているだろうが⁉」




ちょい悪令嬢「おほほほほ、ごめん遊ばせ。現在作者ときたら、『某国』発祥のウイルスに冒されて、高熱中でもうろうとした意識で作品を書いておりますので、何か失礼な記述がありましたら、どうぞご寛恕のほどをwww」

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