第109話、わたくし、ちょい悪令嬢ですの! その7、異世界における『幼女』問題。
ちょい悪令嬢「──というわけで、『ゲンダイニッポン』のトウキョウはシブヤ、『1○9』にやって参りました!」
アグネス
メリーさん太「そしてシブヤと言えば、なぜかあたし、メリーさんなの」
ちょい悪令嬢「なぜでしょうね? 昨年のハロウィン記念エピソード回の時、シブヤで何かありましたっけ? この作品基本的には、異世界ファンタジーなのに」
アグネス
メリーさん太「まあまあ、店先で騒ぐと、みんなの迷惑なの。ガードマンの方が、さっきからこっちを見ているの」
ちょい悪令嬢「いかにも1○9にふさわしくない、盗撮目的に三ヶ月ぶりに外出してシブヤくんだりまで来た、引きこもりのニート男なんかじゃない、可愛い仲良し女の子三人組なのにねえ」
アグネス
メリーさん太「相変わらずの、ツンデレなの」
ちょい悪令嬢「まあ、そこがアグネス
アグネス
メリーさん太「はいはい、天丼天丼」
ちょい悪令嬢「やはりアグネス
アグネス
メリーさん太「いやいや、気がつけば、ご覧の通りの、大勢の人だかりなの」
ちょい悪令嬢「ついに聖下が、芸人として、大成する日が来たのですわ!」
アグネス
メリーさん太「別の理由?」
ちょい悪令嬢「……ですか?」
アグネス
メリーさん太「……ああ、それは、この作品の作者が、あたしの
ちょい悪令嬢「
アグネス
メリーさん太「……むう、確かに、都市伝説としては、あまり好ましい状況ではないの」
ちょい悪令嬢「ではさっさと、店内に入りましょう」
アグネス
メリーさん太「実は今回この幼女三人組で集まったのには、ちゃんと意味があるの」
ちょい悪令嬢「そうなのです、実はこれも、『異世界裁判』の一環なのです」
アグネス
メリーさん太「そもそも、異世界系Web作品における『幼女』とは、非常にシビアな問題をはらんだ存在なの」
ちょい悪令嬢「何せ、『ゲンダイニッポン』と『チュウセイよーろっぱ』的世界観の異世界とでは、ただでさえ『幼女』の扱いに大きな差異があるというのに、Web小説における『ロリキャラ』礼賛の風潮が、更に問題を複雑化しておりますからね」
アグネス
メリーさん太「しかも『ゲンダイニッポン』のほうは、成人年齢の18歳への引き下げのどさくさに紛れて、女性の結婚年齢の最低限を16歳から18歳に引き上げようとするといった、ますます少子化を促進しかねない、暴挙に打って出る有り様なの」
ちょい悪令嬢「……女性16歳結婚制度は、『ゲンダイニッポン』における、数少ない美徳でしたのにねえ」
アグネス
メリーさん太「確かに、やはり異世界転生モノの主な舞台の一つである、『センゴク時代』においても、似たようなものなの」
ちょい悪令嬢「そう考えると、Web小説界隈の男女を問わぬ『ロリコン紳士』の皆様は、諸手を挙げて賛同なさるわけにはいかないでしょうね」
アグネス
メリーさん太「違うの、これは言わば『合法ロリ』の、亜流的問題なの!」
ちょい悪令嬢「そうなのです、つまりロリが合法的に結婚できる世界観にある、異世界系作品であれば、『ゲンダイニッポン』ではとても許されないようなムムムな行為を、ロリキャラ相手にやってしまうという、ムフフ♡なイベントシーンを、果たして描写可能かどうかが、問題なのです!」
アグネス
メリーさん太「……むう、やっぱりそうなのか、なの」
ちょい悪令嬢「アグネス
アグネス
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