第31話、わたくし、『ちょい悪令嬢』になりましたの。【悪役令嬢バトルロイヤル編反省会】(その5)
ちょい悪令嬢「──はいっ、前回はいきなり通常
かませ犬「……おまえこそ、初っぱなから、何でそうもノリノリなんだよ? それって本当に、『悪役令嬢』のノリとして
ちょい悪令嬢「かませキャラが何か申しておりますが、当然
かませ犬「──おいっ、いくら何でも、ボイスチャットやってて、
メイ道「……ったく、面倒な」
真王子様「構ったら構ったで、『いじりはやめてくれ』なんて、言うくせにな」
ジミー「何せ赤ちゃんの頃からわがままいっぱいに、文字通りの『王子様』扱いをされてきたからねえ」
妹プリンセス「
かませ犬「──だから何で、ちょっと至極当然なクレームをつけただけで、袋叩きにあってしまうの? もしかして、みんな俺のこと、嫌いなの⁉」
かませ犬以外の全員「「「………………え、今更⁉」」」
かませ犬「────うわああああああああああああああああん!」
ちょい悪令嬢「──イエイッ! かませ犬さんがショックのあまり、
かませ犬「────ちょっと、待てえええええええええええい‼」
ちょい悪令嬢「あ、復活した」
メイ道「な、何ですか、いきなり?」
真王子様「こいつ、ちゃんと落ち着いて、落ち込んでいることもできないのか?」
ジミー「何か、変な病気じゃないの?」
妹プリンセス「……一応家族として、恥ずかしい限りね」
かませ犬「相変わらず安定の、フルボッコだな、おい⁉ ──いや、そんなことよりも! いいのかおまえら、本当に? この人前回に登場していた、超凄腕の暗殺者兼潜入工作員だろうが⁉」
ちょい悪令嬢「……あちゃあ」
メイ道「言っちゃったよ」
真王子様「いきなり、初対面の相手の個人情報を、暴露する……だと?」
ジミー「ネチケット違反の、最たるものじゃない」
妹プリンセス「……もう私、お兄ちゃんの妹、やめるう!(あまりの出来事に、突然の幼児化)」
かませ犬「──いやだから、そういうことでなくてな、基本的にここにいるメンバーって、ホワンロン王国においても、トップ中のトップじゃないか? そこに暗殺のプロを招き入れるなんて、羊の群れに狼を放り込むようなものだろうが⁉ 何でみんな、平気な顔をしているの?」
かませ犬「──おわっ⁉ い、いきなり話しかけてこないでくださいよ、びっくりするじゃないですか?」
かませ犬「──ぐっ。そ、そうです、俺こそは、かませ犬でございますよ! ──それで、一体どういうことなんですか、心配いらないって?」
かませ犬「だって?」
かませ犬「はああああ⁉ ──い、いや、そんなことないだろう? ここに集まっているのって、身分は高いものの、いまだ年端もいかない女の子ばかりだし、たとえ身のうちに秘められた
かませ犬「へ? 『部外者』って……」
かませ犬「そ、そうだな、俺もさっきから、どこからか『
ちょい悪令嬢「──はいっ、話のほうも一応ついたいうことで、本日の解説コーナー、ようやく始まりです! 今回は前回とは打って変わって、
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