第6話
数日後、私とお母さんは無事に退院し今日、私は初の自分の家へと向かうのです。
今は、お母さんに抱っこされて助手席に座っている。そして、隣にはお父さん。
私はまだ首が座っていないので、お母さんに寄りかかる形になってしまう。
「うふふ、優ったら心なしかソワソワしているように見えるわ。よっぽど家が楽しみなのね」
私を抱っこしながらふわふわ笑うお母さん。髪の毛はふわふわしてて笑顔が可愛い。
「アハハ、そうかそうか楽しみかー!」
お母さんの横でニコニコ笑うお父さんは、爽やかそうで、そして優しそう。
この二人を見てると、ホントにお似合いだなぁって思うんだよね。大きくなって喋れるようになったらお互い好きになった理由を聞いてみよっと。
そんな事を考えているうちに、家に着いた。お母さんが私と一緒に車をおり、家の前まで来た。
パッと外見を見ても壁紙がクリーム色で屋根が薄いピンク。庭はすごく広くて、色んな花が綺麗に咲いていた。
……お金持ち?んなわけないよね?…ないよね?(汗)
「さぁ優、今日からここがあなたの家よー」
「うぁ?!(マジで?!)」
こうして私のちょっとよく分からない赤ちゃん生活はスタートしたのだった。
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