好きな色

私の好きな色

産まれ育った場所で見てきた

自然の色のはずだったのに・・・

大人になるにつれ

真っ黒になってきた

素直な気持ちで好きな色を

直視できなくなってしまった・・・


あの人の笑顔

あの人の言葉

見てた色を見えなくさせて

現実だけを見るように

私の目に映る景色を変えてしまった・・


大人だから

解るはずなのに

私が、成長したのか

それとも、幼くなったのか

解らないけど、その場で見える色を

無理やり抱きしめて生きてる・・・


私の好きな色

観葉植物を抱きしめた

確かに、香りを感じながら

好きだ好きだと言ってみるけど・・・

窓を開けて、爽快な青色の広がる空

木や草の色子供の頃から見てきた色・・・

深呼吸をしてみて、風感じてみる

不思議だね、何も入ってこない


あの時の記憶が

あの場所の環境が

今になって

私を暗い場所に

閉じ込めてしまった・・


息苦しさ

その中で耐えて生きていく

それが当たり前だと

思ってしまっていた・・・

生きてる中で目に見える色さえも

変えてしまう事知らなかった・・・


素直な気持ちで

素敵な色を

見たいと願って


必死で走りぬいて生きていくのだと


考えて、悩んで、また立ち上がって・・・


外に出て、前を向いてみたら

確かに、広がる

自然の色

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