第203話


 聖書を抱えながら、シュリアは教会を囲う、天に届くほども高いと錯覚するほどの塀の上にいた。下で繰り広げられる戦闘を見守っていたためだ。

 すぐに忍び込まないのは、ある程度邪魔者を一ヶ所に集めてくれた方が容易いからだ。目的地までの余計な戦闘は避けたい。

 下界を見下ろす隣にはレインがいる。片膝を立てて腕を乗せ、悠々と見守るその横顔にはうっすらと笑みが広がっていた。こんな時にまで笑っていられるその神経に虫唾むしずが走る。


「レイン。あなた、少しは仏頂面でもしていて下さいませ」

「お前に人の顔どうこう言われたくねえよ。苛々してんのは良いけどな、人に当たるなよ」


 笑いながら、レインが馬鹿にする様に突き放してくる。

 彼の言葉は、こういう時とても神経が尖ってくるのだ。彼のいつも人を食った様な言動が、シュリアは嫌いで仕方がない。


「大体、あなた。本気でカイリを助ける気、ありますの?」

「あーん?」

「……。てっきり、あなたは見捨てると思っていたので」


 これは本心だ。

 エディやリオーネは知らないが、シュリアは薄々レインが聖歌騎士を嫌っているのを感じ取っていた。

 彼は、常日頃から表情が変わらない。面倒見の良い偽善者を装い、リオーネにも普通に接している。

 だが。



 ふとした時。彼の横顔には、暗い影が落ちるのをシュリアは見逃さなかった。



 それは大抵、聖歌を耳にする時に多かった気がする。

 とはいえ、レインはかなり狡猾こうかつだ。仮面は完璧で、リオーネ本人ですら気付いていない様子だった。

 彼は、リオーネをそんなに好きではない。

 別に距離を取るわけでも、接し方を変えるでもない。

 ただただ、聖歌を歌う彼女を好いてはいなかった。別にリオーネだけではなく、フランツを含めてシュリア達のことも特に好いてはいない様に見える。

 それは、カイリが来た時も同じだった様に思った。

 ただ。


「……一応な。これでも、あいつは可愛い後輩なんだよ」

「……本当ですの」

「信じてねえなあ」

「ええ」

「……、……はあ。……あいつには、調子狂わされっぱなしなんだよ。このまま引き下がったら、負けた気分になって腹立つわ」


 忌々しそうに笑うレインに、シュリアは意外な一面を垣間見る。

 そう。レインは最近、少しだけ仮面ががれる様になってきた。今の負を彩る表情が良い証拠だ。

 カイリと話をする時、レインはやはりいつも通り仮面を被っている様に映った。面倒見が良く、当たり障りのない会話をして、おどけて、楽しくやっている様に見えた。

 けれど。



 何となく、カイリに対する態度は時折異なっている様に感じたのだ。



 カイリの方もそう。時々、レインと目だけで強く意思疎通をしている様に見えた。

 ただの、表面上の付き合いではない。互いに、無視出来ない信念をぶつけ合っている様な。不思議と、見えない刃を交わし合っている風にさえ映ることもあった。

 少し前のレインなら、カイリが教皇に捕まったとしても見捨てていたかもしれない。聖歌を失くすのは惜しいと思いながらも、危険を冒してまで今の時期に教皇に仕掛ける愚は犯さない。彼は、正しくそういう人間だった。

 それなのに、彼は今、カイリの救出に意欲的だ。少なくとも、腹立たしいがシュリアにはそう思えた。


「……カイリと、何か賭けていますの」

「ああん?」

「負けっぱなしだと言っていたでしょう。ま、あなたなんて負けっぱなしで敗北しっぱなしでそのまま全部かれて放り捨てられれば良いですわ」

「何でそんな酷いことになるんだよっ。……、……そうだなー」


 ぽりぽりと頭を掻き、迷った様にレインは口を開く。



「あいつが負けたら、オレがあいつの命をもらう」

「――」

「そんな賭け事だよ。……途中で降りられたら、オレとしてももやもやすんだよっ」



 だから、助ける。



 告げるレインの横顔は、やはり笑っている。

 だがその向こうには、彼への気遣いと思い出した様な喜びが混ざっている様にも映った。つくづく面倒な性格である。


 カイリが負けたら、レインが彼を殺す。


 そんな賭け事にカイリが乗るとは、よほどのことだろう。フランツが聞いたら、怒り狂いそうだ。

 しかし。


「……ふんっ」


 思わずシュリアの口から笑みが零れた。こんな時なのに愉快な気持ちになって、先程の様にレインに文句を言えなくなる。


「……何だよ?」

「いいえ。彼らしいですわ」


 予想もつかないことを実行する。死に怯えながらも、レインに堂々と命を賭け事として突き付ける。

 きっと、彼にとっては必要な行為だったのだろう。レインを叩き伏せるために。叩き伏せるのが目的ではなくとも、結果的にレインはカイリに叩き伏せられている。

 確実に、今、レインはカイリを気にかけている。

 嫌いなはずの聖歌騎士の彼を、レインは助けようとしているのだ。間違いなく、己の意思で。

 面白い変化に、シュリアは笑いが止まらなくなった。


「流石は、天然タラシですわ。ヘタレのくせに」

「……あーあー、そうだよなー。どっかの誰かさんも、ツンデレ発揮しまくっているのに、こういう時は素直だしなー」

「ツンデレじゃありませんわ!」

「お、自分のことだって分かってんのな」

「っ、だから! 違いますわよ!」

「じゃあ、何でそんなに大事そうに肌身離さず聖書を抱き締めているんですかね」

「……、これは」


 カイリが、大切にしていた聖書だからだ。


 そう反論したかったが、何を言っても無駄だろう。シュリアは渋々口をつぐんだ。レインのにやけた顔をぶち抜いてやりたい。

 初めて聖書の話をした時、カイリは真っ先にこの図鑑を聖書にしたいと願い出た。



 村のみんなと、一緒に作った山菜ときのこの図鑑なのだと。形見なのだと。



 悲しげに、けれど誇らしげに、愛しそうに眺めていた。

 ぱらぱらと、シュリアは何気なく図鑑と呼ばれた聖書をめくる。

 その中には、ひたすらにきのこや山菜の可愛らしい絵図と、見慣れたカイリの文字が書きつづられていた。

 絵は、恐らくミーナという少女のものだろう。何となく、カイリが持っていた絵にタッチが似ていたからだ。


 文字はカイリのものだが、文章は彼のものであって、彼のものではない。


 何故だろうか。文章だけだというのに、カイリの文字を通して色んな人の声が聞こえてくる様な錯覚に陥る。

 所々には、図鑑だというのにレシピが挟まっていた。これは、最後にカイリと交わしていた母親の口調に似ていた。

 そうだ。



 これは、本当に村の者達全員で作った図鑑なのだ。



 見ただけで分かる。手作り感満載で、紙面に、文章に、村の者達の温かな声がそこには鮮明に残されていた。

 カイリにとって、これは大切な宝物だ。

 肌身離さず持ち歩きたい、形見だったはずだ。

 それなのに。



「……わたくしには、これを届ける義務がありますの」



 きっとこの図鑑だって、カイリからは離れたくなかったはずだ。それだけこの図鑑に込められている想いは、何も知らないシュリアにも視覚を通して伝わってきた。

 カイリが連れ去られた現場に居合わせられなかったこと。仕方がないとはいえ、悔いがある。



 彼は、第十三位に必要な人間だ。



 認めたくは無かったが、認めよう。

 剣術はまだまだ甘くとも。血に怯え、死に恐怖を感じていようとも。

 彼は、それでも立ち向かい、大好きな歌を聖歌として武器にして、並々ならぬ決意で前へ向かって歩いている。


 そんな彼が、シュリアにはとても眩しい。


 シュリアには手に入れられなかった強さだ。殺して解決することしか出来なかったシュリアには、カイリの様な強さは持てない。

 人が死ぬという現実は、本当はとても恐ろしいものだ。人の命を奪うという行為は、とてつもなく重く、生涯十字架を抱えるほどの大罪だ。

 だが、シュリアはもはや麻痺してしまっている。必要があれば、命を奪うというその行為を、躊躇いなく実行出来てしまう。



 今でも人の死を恐れるカイリとは、およそかけ離れた存在だ。



 恐怖を感じるということは、立ち止まる機会を与えてくれる。

 本当にこの道で良いのか。

 本当に自分は間違っていないか。

 本当にその手段しか取れないのか。

 問いかける必要がある場所で、正しく立ち止まって別の道を考えることも出来る。

 カイリには、それが可能だ。

 だが、シュリアにはなかなか選べない。


 何故なら、己の罪を自覚していても、躊躇うことをしないからだ。


 当然、命を奪わないに越したことはない。だから、他に手段があると迷わず選べる時はもちろん選ぶ。

 しかし、そうでない時は――考え直す可能性が極端に低い。

 カイリが入団して、それをまざまざと思い知らされた。恐らく、他の者達も同じだろう。



 カイリの恐怖は、諸刃の剣だ。



 その躊躇いがあだになる時だって、当然そこらじゅうに転がっている。

 けれど、別の道を選び、ひらける未来も同じ様に転がっているのだということを思い出してしまった。

 パリィのこともそうだ。カイリがいなければ、殺して終わっていただろう。

 茨の道でも今の未来を選択出来たのは、間違いなくカイリが関わったからだ。


 カイリがいたから、味方が増えた。


「……わたくし達は、本当に汚れきっていますわ」

「何だそりゃ。今更だな」

「だから、……彼の存在は時々、息苦しくなるほど辛くなる時もありますわ」

「……」


 相槌が消える。

 だが、レインも恐らく同じ心境だ。そうでなければ、宵闇に紛れた彼の気配が揺れることなどありはしない。

 カイリの存在は、在り方は、時に猛毒の様にシュリアの心を侵していく。己のとっくに失った罪悪感を呼び覚まし、改めて問いかけてくるのだ。

 本当にこれで、良いのか、と。

 息苦しい。余計なお世話だ。見ているだけで、目を瞑りたくなる時もある。

 けれど。



「……でもわたくしは、同時にそんな彼が羨ましくて、……ホッとする時もあるんですのよ」

「――」



 こんな穢れた自分でも、まだそんな罪悪感があったのかと。

 自分にもまだ、人間らしい一面があったのかと。

 気付かせてくれるその瞬間に、どうしようもなく安堵する時がある。

 煩わしいだけだと、自分には不要だと切り捨てたはずのその感情が、芽生えを待っていたかの様に心の中に咲き始めた時、シュリアは自分は人間なのだと実感出来るのだ。


 両親を切り捨てたその日から。弟と会えなくなったその日から。


 あらゆる感情を切り捨てたと思っていたのに、まだ誰かを思う気持ちがあるのだと。

 彼が笑いかけてくれるたびに、信じてくれるたびに、お礼を言われるたびに、確かな感触としてこの手に残るのだ。



〝ありがとう、シュリア。おかげで、最後まで歌い切れた〟


〝だから、……そうやって今も、昔のことで悩んで、責めて、苦しんで、……最愛の弟さんのことをずっと想い続けているだろう『今の』シュリアのことを、俺は信じるよ〟


〝誰か一人でも信じてくれたのなら、俺はもうそれだけで充分だ〟


〝ナハトたちが、遊べる歌が無いかって言ったから。シュリア、付き合ってくれないか?〟


〝シュリア、……レインさんも、気を付けて〟



 ――本当に、彼は変だ。



 彼の方が年下だし、生意気だし、敬意が無いし、すぐ突っかかってくるし、およそ仲が良いとは言えない状態だが。

 それでも。


「……自分よりも遥かに強いわたくし達のことを心配する、呆れるほどお人好しな彼を。わたくしは、絶対に死なせません」

「……、……ああ」


 そうだな。


 静かに、しかし感じ入る様にささやくレインの言葉には、真実味が溢れていた。

 彼と意見が合うのはしゃくだが、この時ばかりは不平は飲み込む。今は、カイリを助けることが先決だ。


「……お。上手くいったみたいだな」


 レインが声の色を変える。

 つられてシュリアも見下ろすと、クリストファーが騒動を収めているところだった。騎士達がかしずいているところを見るに、無事に事が運んだようだ。

 今、教皇につながる道には、ほとんど騎士はいないだろう。近衛騎士以外は。


「なら、そろそろ行くか」

「ええ。……ん?」


 塀の上で立ち上がると、何か地響きの様な音がシュリアの耳に届いた。レインも気付いたのか、音のする方向へと身構える。

 その地響きは、こちらに向かってきている様だった。徐々に大きくなっていく振動に、シュリアはその原因を目を凝らして確認し――仰天する。


「――はあ? あれは、……アーティファクト!?」

「は? 何言ってんだよ、あいつがここにいるわけ、……」


 上げかけたレインの抗議が止まる。土煙を上げながら駆けてくるその勇ましい姿は、まさしくシュリア達が見慣れたカイリの馬だった。

 そのまま、瞬く間に馬の姿は豆粒から手の平大になり――あろうことか、塀を一気に駆け上がってきた。


「って、な、な、何ですのっ!?」

「おおっと……ここ、十キロメートルくらい高さのある塀なんだけどなー……」


 シュリアの驚愕と、呆然としたレインのツッコミが綺麗に重なる。

 そうして駆け上がった馬は、そのまま塀を飛び越え、何と華麗に地面に着地した。恐るべき脚力である。普通の馬なら死んでいる。

 慌ててシュリアとレインも壁を駆け下りて地面に降り立つと、馬は何故かこちらを静かに待ち構えていた。

 しかも、くいっと顔をしゃくり、己の背を指し示す。

 まるで、「おら、乗れよ」と言っている様な馬面に、シュリアは目を白黒させた。


「え、……あなた、乗れって言ってますの?」

「ひんっ!」

「……初対面の頃は、わたくしにつばを吐いたくせに」

「……ぶひんっ!」


 何を昔のことを、と言いたげに馬の目が細められる。馬鹿にする様な眼差しがやけに人間臭いと、シュリアは口元を引くつかせた。

 レインが腹を抱えて爆笑していたが、シュリアは問答無用で彼のすねを蹴り飛ばす。当然、かわされた。腹立たしい。


「わ、分かりましたわ。……って、二人乗せて大丈夫ですの? 帰りは三人ですわよ?」

「ひひんっ!」

「あー、こいつ、自信まんっまん……! 頼もしいわ。……そんなにカイリが大好きかね」


 レインがまだ爆笑しながらも、早々に馬にまたがった。ひらっとコートを翻して乗る様が、やけに似合っている。やはり腹立たしい。


「おらよ、シュリア。それとも、乗る自信ねえの?」

「……ありえませんわ。って、わたくしが後ろですの!?」

「いや、前に乗っても良いぜ。白馬の王女様? あ、いや、栗馬の王女様か」

「……っ、上等ですわ。レイン、掴まっていなさい」

「へーへー。カイリ助けたいんだろ? 王女役、きっちりこなせよな」


 馬鹿にされている。

 馬まで、「やっぱりな。素直になれよ?」と豪語する様な表情で、本当に、実に腹立たしい。全てが終わったらまとめて蹴り飛ばしてやりたい。

 だが。



 ――カイリを救うためには、なるべく体力を温存しておきたい。



 利害は一致している。

 ならば、シュリアは馬の力を借りるまでだ。


「……良いですわ。乗せなさい、アーティファクト!」

「ひんっ!」


 ひらりとレインの前に乗り、手綱を握り締める。

 だが。


「行きますわよっ! ……って、な、な、何ですの!?」


 乗った瞬間、ぐんっと馬が勢いを付けて猛スピードで走りだした。レインも「うお?」と間の抜けた声を上げている。

 そうして、何故か壁に勢い良く突進していく。まさか、壁を突き破るつもりではないだろうかと、シュリアは冷や冷やした。

 だが。



「……って、はあああああああああああっ!?」

「お、おお、……すげえな、この馬……。いや、あー、……楽チンだわー……って言ってる場合か?」



 壁に突進する直前、急角度で馬が方向を変える。

 そしてそのまま、馬は壁を直角に駆け上がり始めた。ぐんっと、シュリアもレインも暴力的なまでに地面に引っ張られそうになるのを堪える。


「か、壁!? 壁を駆け上がるんですの!? わたくし達ならともかく、馬が!?」

「いやあ、ここの建物、空が見えなくなるくらい高いんだけどよ……、……マジかよ……。何なんだ、この馬……」


 驚愕と動揺で絶叫するシュリアを尻目に、馬は素知らぬ顔で駆け上がる。危なげないどころか、凄まじい安定感に、シュリアとレインは顔を見合わせないまま、気配だけで顔を見合わせた。


「……こりゃ、こいつの正体、知りたくなってきたなー」

「……ですが、今はこれほど心強い味方はいませんわ。……頼みますわよ!」

「ひんっ!」


 任せな、と宣言するかの様に、馬が速度を上げる。

 振り落とされない様に必死になりながら、シュリアは目的地をひたすら見つめた。その先にいる者を思い描き、豪風と共に駆け抜ける。

 すると。



 かっと、手元が爆発的に輝いた。



「――えっ!?」

「おい、どうした!?」



 太陽が降ってきたかの如く、辺りが急激に眩い光に包まれる。

 原因を突き詰めると、シュリアの手の中にある聖書だ。その本が、何故かいきなり輝き始めた。


「な、何ですの!? 聖書が、……っ!」


 動転している合間にも、聖書はシュリアの手を離れて宙に浮かび上がる。

 馬は全く動揺せずに走り続けている。つまりは、聖書も一緒に同じ速度で上へ上へと飛び上がっているということだ。

 振り落とされない様に手綱を握り締めながら、シュリアもレインも呆然と異常事態を凝視し。



 ぱんっと、弾ける様に聖書が消えた。



 同時に、周辺を強烈に照らしていた光も収束する。何事も無かったかの如く輝きは掻き消え、ただ馬が駆ける音と、風を切る感触だけがシュリアに取り残される。

 何度見下ろしても、手元に聖書は見当たらない。ただ先程まで抱えていたという感触が残されているだけだ。


 ――カイリに、何かあったのか。


 嫌な予感が脳裏をよぎり、シュリアの全身から血の気が引いていく。


「……急いで下さいませ、アーティファクト!」

「ぶるっ!」

「大丈夫だっ。……多分、聖書はカイリを守りに行った。そう思え!」

「……言われなくともっ」


 背後からのレインの発破に、シュリアは津波の様に揺れる心を持ち直す。

 そうだ。カイリの聖書は最初から謎だらけだった。聖書に変換された時も、通常とは異なる現象が起こった。

 だから、きっと。今回も同じ。

 カイリのために、聖書が動いたのだ。

 そう信じて、シュリアは再び上を目指す。



 ――間に合ってみせますわ。必ず。



 強い誓いを心に刻み、シュリアは一心に上へ、上へと気持ちと共に駆け上がった。


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