応援コメント

第96話」への応援コメント

  • エリックはもう救いも求めていないのでしょうねえ。
    哀れではありますが、憐れみも拒否するでしょうし、後は自らの選んだ道を完遂するしか無いでしょう。例え、その行きつく先がどこだとしても。

    作者からの返信

    そうですね。
    エリックは、心の奥底では自分の仕出かしたこと、自分の未来を分かっているので。
    もう行きつくところまで行きついてしまった、という感じです。
    憐れんだら、また更に激怒するのでしょうね……。憎悪と悔恨で。

    エリックが自ら選んだ道を、見守って頂ければと思います。

  • 喪ったものはもう、決して取り戻せなくて。
    交わった道はもう、決して一緒に歩けない。

    それがわかっているだけに、切ない。切なすぎますね……(つ﹏<。)
    カイリの方が私などよりずっとずっと辛いでしょうけれど。

    覚悟を決めたカイリは、きっとどんな結末であろうとも、いつか、前を向いて歩き出せると思うので……。

    今はただ、エリックさんも少しでも救われることを祈ってます……(>人<)

    作者からの返信

    失っても、求めれば取り戻せる。
    分かたれても、またいつか一緒に歩ける日が来る。
    今回は、その可能性をがっつり否定した内容なのでした。
    当然、取り戻せる時も、また一緒に歩ける場合もあると思っています。またやり直せる失敗というのも多くあります。

    でも、エリックのは絶対的に可能性が無い。特に、カイリのせいにしている時点で、無い。
    結構きついなと、このクライマックスあたりは特に思いながら書いていました。かなりメンタルぼろぼろです(笑)。
    カイリはこれから辛い現実にぶち当たりますね。エリックの言葉はまだ聞いていないので……。

    もしここでカイリが道を見失っても、フランツ達がいますし、覚悟を決めたので大丈夫だと思います。
    でも、エリックは……どうなるか。

    少しでも彼も救われるためにも、私も最後まで書ききります。

  • 甘えんなー!!
    と、誰かが気づいて言ってやれたら、エリックもこうはならなかったのに。
    残念です。非常に残念でなりません。

    聖歌をただの歌ではなく、言葉として認識していなくても術にかかるというのがとても興味深いですよねぇ。
    言葉として認識できなければ、それはただの曲な訳でしょ?
    脳に錯覚させて、耳の聞こえない人にも効果がない。なのに言葉がわからなくても効果がある。
    聖歌の本質は言葉にあるけど、ただ単に言葉だけでもないらしい。

    今回の作戦は、狂信者からみんなを守るのではなく、狂信者を迎え打つ作戦だったのでしょうか? でないと、易々屋敷に侵入できるとは思えないので。

    作者からの返信

    残念。
    そう。残念なんです。
    これは、エリックが確かに悪いし、もうどうしようもない過ちではありますが、色んな掛け違いから起こった悲劇です。
    どんな人間でも、一歩間違えればこうなる。そんな感じで書いています。
    人というのは、やはり互いに顔を見ながら言葉にしないと駄目な時があるのだと思います。何のための言葉なのか。互いに言葉が足りなかった故の悲劇です。

    く……っ。
    えーきちさんは、相変わらず鋭い部分を……っ。
    はい、その通りです。
    本来聖歌は曲にしか聞こえていないわけですね。言葉は聞こえているけど、理解はしていないわけで。スペイン語とかスワヒリ語とかいきなり話されても分からん!ってやつです。
    でも、理解はしていないはずなのに、実際脳には錯覚させられる。耳の聞こえない人にも効果は無い。
    聖歌の本質は言葉だけではない、というのは……ははははは。
    いやいや、言葉ですよ!本質は!(?)

    今回の作戦は、クリスが会議の時に言っていた通り、狂信者から客を守るだけではなく、狂信者を一網打尽にするという一挙両得の作戦でした。
    教会に在る者として、そして仕留め損ねたら永遠にカイリがエリックに狙われるので、何が何でも仕留める。それがケント親子の結論ですね。まあ、フランツ達の結論でもあるわけですが。

    エリックが散々言っている様に、一緒にいるのは下っ端なので。
    常に彼らの動向を気にしながら、わざと中におびき寄せた。その認識で間違っていないです。

  • (!)
    (……)
    (……おあずけ?)
    (今回もまた短…………!?)
    (6000文字越えている!!)

    エリックの辛さ、切なさ、それでも根底にある、弟分カイリを大切に思っている心……。
    ひしひしと伝わってきました。

    この件の結末は、カイリではなく、エリックが決めるものなのかもしれない。
    そう、思いました。

    作者からの返信

    はい、おあずけです(笑)。
    次で決着です。多分、恐らく、きっと。
    そう、六千文字いっていますよー(笑)。あっという間だったということでしょうか。嬉しいですね!(?)

    エリックは本当に、この物語の中で一番泥臭くて人間らしい人間という感じで書きました。
    矛盾した心の負の部分を増幅させているけれど、でも、底の底では……という感じです。どこか一つでも違っていれば、また別の結末が待っていたかもしれません。
    このクライマックス部分もかなり加筆修正した部分です。
    というか、クライマックスは倍になりました(笑)。

    カイリではなく、エリックが決める。
    月ノ瀬さんがそう思って下さるのなら、この回を書いた甲斐がありました。
    まさに、その通りだと思っています。