教皇と、狂信者と。どこもかしこも、胡散臭いです。
互いに利用しあっている感じもするし、すべては教皇が黒幕な気もするし。
パリィに都合よく、敵が殺されていくのも、逆になんか裏がありそうです。
あらゆることが不穏に見えるのは、きっと気のせいではないでしょう。
カイリの決意。
本当に、いよいよ、「次」のところに足を踏み入れた気がします。
カイリは進むしかないのだけれど、エリックのときのように流されるままに先に進んでしまったのではなく、しっかり自分の足で進んだ気がします。
今回も、いろいろありましたが、一番、ぐっときたのはリオーネの願いです。
私は、まだまだ第十三位の穢い部分を知らないので、ぼんやりとした感じでしか受け止められないのですが、リオーネは、そう願わずにはいられなかったんだろうなぁ……と。
(それだけ、教会の闇は深い……と)
けれど、カイリには変わらないでいてほしい願うリオーネも、まだ、ちゃんと「大丈夫」な気もしました。
(なんか、ラストにかけて深刻になってきて、初めの方でカイリが肉に執着していることをツッコむのを忘れていました。今更、ツッコめない……。←しっかり書いているって)
作者からの返信
この世界に、胡散臭くない人達ってどれだけいるのでしょうか(大前提が既に酷い)。
教皇や教会、狂信者の関係って、本当どうなっているのでしょうね?(作者です)。
こちらも次のエピソードで、また少しずつ語られていくことになると思います。多分恐らくきっと。
パリィの生存に都合が良くなる展開になったのは……はい。次で少しだけ分かります。少しだけ。額面通りではありません。
カイリは今回、自分の意思で踏み込みました。
震えながら、怯えながら、罪悪感を覚えながら、それでもカイリは前に進むことを選択しました。
エリックの時に後悔したからこそ、彼はもう二度と流されることは無いでしょう。……多分恐らくきっと。
まさしく清濁併せ持って進んでいくと思います。
彼は本当、村の生活からどんどんかけ離れていきますね……。
リオーネの言葉、ありがとうございます!
第十三位もそうですが、日本と違って、ここは戦や戦闘がある世界ですからね。法律に殺人罪への処罰はありますが、例外は結構多くありますし、裏はまさしく穢い真っ黒さが飛び交っていることでしょう。
リオーネは、真っ直ぐで純粋で、それでも手を黒く、赤く染める決意をするカイリに、無くしかけていた大切なものを思い出したのかもしれません。
まだ、「大丈夫」なら良いと私も願っております。
最初はそこまで深刻じゃなかったですからね!(笑)
そろそろコメディが書きたい……。
肉に執着しているのは、ひとえに私が「肉が食べたい!」になったからだと思われます。
食べることが大好きなカイリには、みんなの食事風景が拷問だったことでしょう(笑)。
そういえば、狂信者達が皆殺しにされてたんでした!Σ( ゚Д゚)
なんだかもう、いろいろなことがありすぎて、頭からぶっ飛んでおりました……(´-ω-`)
第十三位の面々は、みなさん、ほんと暗い過去を抱えているんでしょうね……(><)
これから物語が進むにつれ、それが明かされていくのが楽しみなような、怖いような……(><)
胃の調子が戻ったら、失った血を取り戻すべく、しこたまお肉を食べてください!(≧▽≦)
カイリがひとこと「食べたい」って言ったら、絶対にフランツパパが腕によりをかけておいしいお肉料理を作ってくれますよ!( ・`д・´)+
作者からの返信
そう、忘れてはいけない皆殺しにされた狂信者。
ほのぼので終わった後に持ってくるあたり、私は意地が悪いなと思いましたが、流れ的に仕方がなかったのです……。
パリィがどうやって影の人になったのか。これが答えです。
第十三位の面々、ようやくフランツの過去が語られましたが、そう、あと四人も薄暗い過去が詳しく明かされるのですよ……。いや、端的にはシュリアとレインは語られていますけど。もう端的で良いかなとか思いたくなります。
当然次のエピソードでも明かされる人はいますが、今から「ごめんなさい」と謝ります。
取り敢えず、私が書き切る前に精神的に力尽きないことを祈りたいです……。
お肉は、下書きを私が書いている時に「食べたいよ!」となってカイリに代弁させた気がします(笑)。
今のフランツだったら、もう滅茶苦茶甘やかして豪華な肉料理のオンパレードを出してくれると思いますよ!
カイリは食べるの大好きなので、拷問だったかもしれませんね(笑)。
黒く染まる……それは絶対的な悪と対峙する時には少なからず必要になってくる事なのかもしれません。選択している余裕はないから。だからこそ、カイリには心を痛めてほしい。リオーネの言葉に失ってしまったものへの悲しみが見て取れます。
謎はまだ深まるばかり。
教会にはレジスタンス的人はいないんですかね?
ケントはひたすら自由だし。第十三位がそのポジションだとしても、あまりにも人数が少ない。
敵が多すぎるんですよ。
でも頭はひとつ。もう一個上にあるかな?
それを叩くのもキツそうですが……
作者からの返信
カイリ自身は真っ直ぐだしお人好しだし頑固だし向こう見ずだし……と、ともすれば「いや、それでも」と言いそうな主人公の性格を兼ね備えていますが。
それでも、綺麗ごとだけで立ち向かえるほど現実は甘くないと分かってもいます。
けれど、その中でも綺麗ごとを忘れてはいけない。それを忘れてしまったら、大事な場面で踏みとどまれなくなる。カイリはリオーネが願わなくとも、きっと忘れずに進むと思います。
リオーネは、そんなカイリに失ったものを思い出し、救いを見始めているのかもしれませんね。
謎はまだ全ては解き明かされませんね。
教会にレジスタンス的な人達ですか?(笑)
はっはっは。
いやいや、いてもいなくても言うわけがないじゃないですか(笑)。
でも、仰る通り第十三位がそのポジション……では一応ありますが、はい、人数少ないですね!本当に仰る通りです。
……この世界、本当に敵が多すぎませんかね?どうしてこんな世界にしてしまったのか。
この回で孤児院編は終わったことになるんでしょうか?
最初はホントに単なる慰安旅行みたいな番外編になると思っていましたが、ガッツリ本編でした。
アナベルにパリィ。復讐心に囚われた二人と向き合わせることで、エリックとの折り合いをつける。素晴らしい構成でした。
ずっと彷徨い続けていたパリィには一度ゆっくり休んでもらいたいところです。
そして、第十三位のゴールが明かされましたね。
教皇を倒し世界の謎を解き明かす。
いいですね。世界に隠された真実というのはやはりテンションが上がります。
しかし、その謎に挑むにあたりカイリの優しさが吉と出るか凶と出るか。
決死の覚悟で挑んでくる敵には、わずかな悩みすらも命取りになりそうで怖い怖い。
これからの展開が一層気になりますよ~。
作者からの返信
孤児院編は、もう少しだけ続きます。一応、次のタイトルに切り替わるまでが孤児院編です。
でも、メインはこの回で終了ですね。後は後始末……と言うと変ですが、後日談みたいな感じでしょうか。……次の話は、後日談と切り分けて欲しいですが(笑)。
カイリの仇への憎しみというのは、どうしてもエリック編だけでは昇華出来なかったので、エリック編を前編、孤児院編を後編と分けて書くことにしました。
フランツがあんまり良いとこなしで申し訳なかったのですが(苦笑)、何とかカイリの気持ちに決着を付けられてホッとしました。
この前後編はかなり悩みながら書き、直前まで試行錯誤していた流れもありましたので、褒めて頂いてとても嬉しいです!ありがとうございます!
パリィは本当、どう受け止められるかと不安でしたが、休んで欲しいと言ってもらえて救われます。……多分すぐ動くことにはなりますが、本当の意味での安らぎはこれから来るのではないかと。
第十三位のゴール、ようやく来ました!道のりが長くて呆然としています(笑)。
世界の謎を解き明かすというのは、私自身大好きな流れなので(笑)、必死こいて最後まで書き上げたいと思っています。
カイリはまた一つ成長しましたし、優しさも強さの一つですが、まだまだこれからです。
優しさに付け込まれない様に、私もはらはらしながら祈っています(作者です)。
気になって下さって嬉しいです!
きちんと決着まで書きたいと思っていますので、よろしくお願いします!