まなうらのひかり

作者 浅羽

「命というものは、はかないからこそ、 尊く、厳かに美しいのだ」

  • ★★ Very Good!!

 「見えない」という観点から考えると一部描写が気に懸かったので星を減らしてしまいましたが……。すごくすきでした。でも、こう、と一言で語ることができなかったので紹介は偉人の表現をお借りして……(トーマス・マン)。何をお伝えしようとしても全部ネタバレになってしまうなあ。秘めやかではかないものたちに囲まれて、見えぬまま、けれども確かに「ある」のを感じながら過ぎ去ってゆく日々の尊さが美しかった。まなうらのひかりも、雪のしずけさも、散りゆくさくらも、激動の時代に生を営む人びとも。浅羽さんのお話は本当にこういうところが素敵だよなと改めて感じ入った次第です。

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