第105話 JRの駅ナカに入る。

 そして私達はこれからJRの駅ナカに入っていきながらJR駅の変化がここでも起きていると感じた。

 ゆえに駅ナカや駅設備の大幅な向上によって現在の関西本線の利用者が増えている事を改めて理解した。


 当然、利用状況を考えるとJR駅の現在の利用者は乗車人員で3万人。

 以前は乗車人員が2,300人前後だった事を考えると10倍以上の利用者増加があるのは間違いないと実感した。

 つまり、JRの方が便利にあって8両編成の列車が増えたから当然、利用者が増えてモーダルシフトも並行して進められたのだとはっきり判った。

 そして乗降人員も換算するとJRの場合、乗車人員から2倍にすれば大凡の乗降人員がわかりやすいので丁度6万人以上いる事がはっきりしていたと理解した。

 つまり、JRの利用者が10倍以上いる事を考えるとそれだけ地域の足が強化されている事がここでも発揮してきたと考えた。

 その定理を裏を描いて考えると、JRの利用者増加には近鉄利用者から移行だけでなく車で名古屋に通勤していた人もJRにシフトしていたことが利用者増加の要因となり、それが利用状況にはっきり表れていた。

 当然、定期利用客は乗車人員で約25千人という状況を考えると確実に定期利用者。

 特に通勤定期の利用者がJR利用者増加に繋げていったのは間違いないとはっきりと理解した。

 ゆえに近鉄四日市駅に比べると利用者が定期客。

 特に通勤定期客の利用者が大きく向上している事がここでもはっきりしていたと改めて読めた。

 なので利用者増加の影響から列車の編成でもこの変化が現れており、315系が4~8両編成がメインになっている状況を考えると、8両編成の運行が基本だ。

 そして8両編成の運行の多さを考えると間違いなくJR利用者増加はこの編成増加にもしっかりと現れているのだと理解した。

  当然、JRは近鉄よりは商業施設の範囲は狭いがなかなか質実剛健的な構成がはっきりと現れている。

 そういう意味を理解しながら私はこれから駅ナカへ入り、中を観察する事にした。


 そして駅ナカへ入っていった後、高架下故なのか北館と南館に分かれていて私は南館の方へ入り状況を確認した。

 南館は主に食料品や本屋、飲食店街などが入っているフロアで高架下に1回があるだけで非常に単純なつくりになっていた。

 非常に単純なつくりだが、女性用の化粧品が少ないのは近鉄駅の方が向上が乱立しない影響からか女性客は近鉄側で買い物する傾向が非常に強いと考えられる。

 そう思いながら、JR駅ナカの構成が男性用に特化している理由もそこに現れていると感じた。


 そして食料品館や飲食店街などを巡っていると入っている店舗は非常にビジネスマンを始めとした通勤客の利用を意識したものだとはっきりしていた。

 主に向上に通勤する人が多い影響からか弁当やうどん屋などがかなり揃えられている事がここでもわかってきた。


 つまり、このような構成になっているのは向上への通勤客の割合が非常に大きい事が要因にあると思うと、私は納得した。

 そして今までは貨物の影響で東口がなかったが、東口が開設され、国道23号のアクセス向上した故に、工場へ向かう通勤客を意識した構成になっている駅ナカだとはっきりと理解できた。


 故に、飲食店街にはうどん屋やきしめん屋、名古屋飯などの店がある事を考えるとそれだけで非常に通勤客を意識した構成になっているのがはっきりし、本屋も三省堂が入っている影響でここでもビジネスマンを意識した構成になっていると非常に理解できた。

 なのでそれについて秋水にしっかりと話し、駅ナカ構成の件を彼に伝えようとした。


「ねぇ。秋水。飲食店や食料品、本屋などを見るとビジネスマンを意識した種類の書籍が非常に多くあるのは確かだね。」


「あぁ、そうだな。寧ろ、そういう意識をして書籍などがあるから通勤客を意識した構成になっているのは偶然ではないかと。それに北館にはコーナンや男性用化粧品などがあるからそれだけを見ても非常に駅ビルの構成が東口の向上や営業職を非常に意識した構成になるのは至極当然だと思うけどね。」


「成程。確かに、近鉄のそれと比べると男性用の色が強いのは向上や営業職の影響が非常に大きいのは確かだね。ゆえに向上や営業所などの通勤客が多いからどうしても営業職や工場労働者は男性の方が多くなりがちだからそういう結果はあると思うね。電気工事士や保線管理なら女性もそれなりにいるが、営業職はどうしても体力勝負になってしまいがちな側面があるから男性の方が有利になりがちなのは私も分かる気がする。」


 私は営業職や工場労働者の多さを意識した駅ビル構成だと思うと自分でもJRと近鉄の違いについてはっきりと記述できる構図をしっかりと考えさせられる状況で自分でも店や商品の構成などは非常に大きな影響の差があると思った。

 よくよく考えると、営業職は技術者よりも男性の方が圧倒的に多いのも体力勝負と非常に大きくかかわってくる影響があるかもしれない。


 それは今、問題になっているウーバーイーツの配達員の多くが男性だと理解すれば確かにその影響の差は非常に理解しやすいかもしれないと思った。

 無論、トラックドライバーなどは女性も多いが営業職は体力だけでなく、男性同士の商談勝負も何かあると感じた。


 だから、男性用化粧品が40代を中心に売れる背景には意外とその影響があると思うと顔色で決まる恐ろしさをしっかりと理解する状況で非常に恐怖を感じた。

 そう思いながら、私はロシアの鉄道を事例として安くて速くて便利な鉄道を参考にする為に、複線化等をしておく必要があると思うと私自身も非常に行動する気概を持たねばいけないと感じながら駅ビルを散策した。


 それから南館を散策した後、北館でコーナンや男性用化粧品専門店を寄りながら私は近鉄の四日市駅の際をしっかりと把握する事にした。

 そして、コーナンに入った後、私はこれから冷えていないペットボトルのお茶を2本購入して、本収納のケースをいくつか買い、会計を終えた。

 その後、改札まで歩いて秋水と別れた後、彼はJRの駅に乗車してそのまま名古屋方面は入り、彼はそのまま帰っていった。

 そして私は近鉄駅まで戻り、バイクを再び動かそうと思った。

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