第83話 配電盤作業に移る。

 そして私は配電盤作業に移った後、これから秋水しゅうすいと共に配電盤を確認作業を始めた。

 当然、その配電盤作業や配電盤の構造について、私は彼にしっかりと説明しようと思っていた。

 なぜなら、説明しないと彼も詳しい作業が判らないし、何よりも成長しないのが判るから当然だと判断したからだ。

 すると、秋水しゅうすいが私が説明する事を予測して私に何か言おうと思ったので私に声を掛け…、


「ねぇ。美咲さん。配電盤を確認しているのは配電盤の寿命を確認する為でしょ。」


 と私の説明している事を予測するように質問した。

 当然、私はそれに驚きつつ、彼に…、


「その通りだ。配電盤には寿命が非常に強いからそういう意味を考えてもしっかりと点検して交換することで鉄道の安全が確保できるからな。」


 と交換の件についてしっかりと説明しようと思った。

 すると、秋水しゅうすいは私の自信を感じ取ってか…、


「さすが。美咲さんだ。貴方の意見を知ると本当に鉄道の事が詳しくなって凄く助かる。」


 と私を褒めたたえた。

 彼の言う通り、私は鉄道の利便性が非常に向上している状況が明らかになっているのは当然としてこの問題をしっかりと明らかにする事で私は配電盤作業がどれだけ重要なのかはっきりしてきた。

 それに配電盤作業を深夜で行う必要があるのはうっかり昼間に行うと遅延を起こす可能性などが大きくそういう意味でも夜間作業が必須になるのはその影響が非常に大きいと感じた。


 因みに列車の運行に関わらない作業については昼間に行われることが多い。

 これは昼間の方が確認しやすく、安全性の面でも非常に優れているから当然といえば当然だ。

 例えば、車両のメンテナンスなどは昼間に行い夜間では行わないようにしているのは何故か?

 これは昼間に行った方が作業が楽な事と、車両の異常などがはっきりする為だ。

 加えて、部品の異常を確認しやすく安全の為にも昼間で確認することが非常に大事なのはその影響だといえる。

 現に、それらの問題を含めて、私もバイクのメンテナンスも昼間に行い、セルフスタンドで時々、部品などを確認する事で車の安全性を向上しやすいから実際に行っている。

 しかも、さっき、バイクを走ったと際、コスモ石油で休止ながらメンテナンス等を確認し、問題ないと実感したからだ。


 そういう問題を含めてバイクや車のメンテナンスが昼間に行われるのは車の調子などを確認する上でも非常に有効であるい、当然ながら事故や車両故障を防ぐ面でも非常に有効な手段となるので、安全性からも昼間に行われる。


 なので、そういう意味を考えて、私はバイクなどの車両関係は昼間、電気の架線など運行に関わるものは夜間に行うのが非常に筋なのも当然だといえたのでこれについて応用できると思った。


 因みに高速道路は4車線化以上なら昼間でも工事を行っても良いと感じている。

 それは高速道路は車線数に非常に余裕がある事、むしろ拡幅する事で夜間通行止めを減らせるリスクがあるからそういう意味を考えても車線数を増加させる事が非常に重要なのは事故や保線などを良くする為なのだ。

 又、高速道路は電車を通らない架線の必要性はなく、尚且つ4車線以上ならトンネル工事も昼間で行っても問題ないので実は高速道路のメンテナンスは昼間にやっても非常に問題ないのは当然だと判っていた。

 故に、暫定2車線の高速道路よりも4車線化した方が実はメンテナンス作業が楽なのも非常に頷けるのも当然だと感じた。

 同時に地方の高速道路なら4車線以上なら1車線分規制してメンテナンスする事も非常にできるので夜間通行止めなどの重要な作業以外は非常に有効な工事だといえる。


 そう考えながら私は、近鉄松阪駅の配電盤の劣化が酷かったのですすぐさま交換し、新しい配電盤を設置してネジ止め作業をやってあっさりと終わらせた。

 そして、この作業の速さを考えると意外と関西本線が複線化等を行ったお陰で関西本線も近鉄も配電盤の劣化が思っている以上に凄いと思ったので早急に変えなければいけないと感じた。

 裏を返せばそれだけ利用者が増えて、列車の本数も増えたからそれだけ配電盤の劣化も激しくなったといえる。


 勿論、近鉄もJRも利用者が増加しているのでそういう問題を考えるとやはり競合で金を投資して利用者を増やすことが非常に大事なのは当然だと改めて感じた。

 そういう事を思うと競合というのはやはり過激では駄目だが、ある緯度しないと利用者増加政策が取れなくて非常にやばいと痛感する位のものだと改めて感じた。

 なので、競合などの問題を考えながら私はこの問題についてしっかりと考えさせる上でも非常に大事じゃないかと改めて強く思った。

 故に、近鉄の配電盤は他にも問題ないのか確認して、秋水しゅうすいにも手伝おうと思った。


「で、秋水しゅうすい。これからあんたにも配電盤の比較をすれば良いけど大丈夫かな。」


「ええ。大丈夫ですよ。」


 改めて秋水しゅうすいが配電盤の比較についてしっかりと教える状況が来たのでそういう意味でも私の出番だと感じた。

 ゆえに彼の勉強の為に必要なので説明を始めた。


「まず、配電盤が壊れかけている時は電球が非常に良い確認になると思う。」


 と彼に説明した後、秋水しゅうすいが即座に…、


「ですね。電球次第で非常に大きな変化が起きるからね。」


 と返答し彼が凄く勉強になったと感じた。

 ゆえにそういう面を考えて私は配電盤について更に説明しようと思った。


「次の、ブレーカーなどが異常が出ているのかも配電盤の確認として重要だ。」


「当然、鉄道なら列車の運行に関わるから深夜作業になるのも当然だと思いますね。」


「だな。秋水しゅうすい。そういわれると凄く助かる。」


 私と秋水しゅうすいは電車の配電盤の問題を考えながら互いにこういう事を楽しめる状況が非常に良いと思いつつ、これをやる事で大きな変化が起きると改めて感じた。

 故に、私は互いにこうして作業を行う事で非常に変化が起きると実感しながら私は彼を成長させる上でも比較などして良い機会をさせた。

 そして配電盤の作業が終わり、次はJRの変電所作業に移行してこれから変電所へ向かった。


 当然、変電所に向かうのでこれから慎重に作業しければいけないと強く感じた。

 何故なら、変電所はこの前、京王線が大規模火災を起こしたから猶更、慎重に扱う必要があると感じたからだった。

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