第58話 狛江駅を歩く。02

 私はこの店で紗枝ちゃんが喜んでいる様子を見るとそれだけで非常に嬉しくなり、この町を一緒に巡ろうとする強く思い出すだけで彼女がそれだけで癒される存在だと思うとそれだけで非常に助かる存在なのだと実感した。

 だから私はこれから紗枝ちゃんにプロントやサンメリーに誘おうと思った。


「ねぇ。紗枝ちゃん。ここを食事を終えたらサンメリーやプロントでさらに話合いしない?」


「うん。良いよ。意外と美咲さんは意外な場所を巡って話し合いしてみたいから凄く楽しみしていますよ。」


「あぁ、そうだな。紗枝ちゃん。あんたと反していると私は非常に楽しくなるのも判る気がする。」


「ですね。美咲さん。私もです。」


 紗枝ちゃんと話していて非常に楽しいと感じた私はこれから残り料理を味わいながらしっかりと料理を楽しんだ。


 そして、ここの料理をしっかりと味わった後、これからお会計を済ませ、これから駅の方へ向かって行った。

 勿論、駅に向かう際にも紗枝ちゃんと共に話し合おうと思っていた。

 そうすれば彼女と何か良い話ができると私は思っていたから猶更だと。


「で、紗枝ちゃん。この町を歩いていると凄く楽しくて面白いでしょ。」


「うん。そうだね。美咲さん。私もこの町を歩くだけで非常に勉強になる事もしばしあるから猶更です。」


「あぁ、そうだな。紗枝ちゃん。」


 紗枝ちゃんと話すと非常に癒される。

 普段は電気工事の仕事をしているから非常に疲れている影響があるのだと私は常々感じた反動もあるかもしれない。

 けど、私は彼女からそういう話を聞くだけで彼女がこんなに誠実な態度を求めようとする行動を知り、彼女の凄さは意外と相手の情報を見極めつつ、普段はちゃんと人と向き合う姿勢があるんだと感じてきた。


 それに比べて私は電気工事士だけど、結構、高圧的な事も良く言うからたまに疲れてしまう事もしばしあるな。

 でも、そういわれないようにする為にも私自身を変えなければいけないと感じた。

 自分が変わらなければ人も変わらないから猶更かと…。


 そして狛江駅までついた私達はこれから駅南口にあるサンメリーというパン屋さんによって、パンを買おうと思った。

 しかしサンメリーは総菜系のパンが非常に多くて非常に買い物し甲斐があって日所に楽しい。

 そう思いながら私はパンを巡ってみた。

 だから、紗枝ちゃんにどんなパンがほしいのかしっかりと話してみようと思った。


「紗枝ちゃん。ところであんたはどういうパンが好きなんだ?」


「さぁ、私には判らない。けど、私はやっぱりフランスパン系の調理パンが好きかな。」


「珍しい。普通の女子高生だと菓子パン系のパンばかり選んでしまいそうな気もするけど、意外と紗枝ちゃんはそういうのは好きじゃないんだ。」


「うん。私はあまり、砂糖が好きじゃないの。」


 彼女の言葉を聞いて意外な事を思い出した。

 砂糖が嫌いな人がいるのは男女問わず結構いる話を。

 そういう人程、知的に高かったり、知能が優れている傾向があるのは何だろうかなと感じてしまう。


 そして知的に高い人は大体が辛いものや苦いものを好む傾向があるのも私は聞いた。

 事実、私はブラック缶コーヒーを飲む傾向があり、実は私もそこまで甘党ではない。


 逆にしょっぱいものや甘いものを食べる傾向がある程、津脳が低いのはおそらく味覚の関連性が非常に高いのだと実感している。

 味覚を見ればしょっぱいものや甘いものを好む人はどこからしら快感的なものを求めており、それが知能をそこまで使う状態でなく疲労が蔓延する事が主な理由だ。

 事実、高学歴女子の多くは辛いものや苦いものを結構好んでいるし、バリキャリ型女子の多くはそういうものを好むのも必然的だと思える。


 逆に甘いもの好きは専業主婦やストレスをためている人に結構多く、家にいる人程そういう傾向が強い。

 男性でもストレスを溜まっている人や家にいる人程、そういうものを好む傾向があるのは偶然ではないと見ている。

 だから私はそれらを照合すると意外と知的に高く、自分で考える人は意外と甘いものとしょっぱいものを好まない傾向があるのは何かあるんじゃないかと感じた。

 事実、私も紗枝ちゃんも意外と甘いものを好まない傾向があったからそれはそれで納得してきた。


「成程。つまり、紗枝ちゃんは調理パンを食べる事で知能をつけているのか。で、私はやっぱりてりたま焼きそばパンとか、野菜おやきみたいなパンの方が私は好きかな。」


「ほう。いろいろと話してみて意外と面白い結果が出ているようだな。美咲さんは意外と苦いものを好む傾向があるんだ。」


「やっぱりか。でも紗枝ちゃんも意外と固いものとか辛いものが好きそうな印象があるな。」


「うん。私もコーヒー好きだし、辛いものが好きだから意外と合っているかもしれないね。」


 意外。

 紗枝ちゃんもコーヒーが好きだとは思わなかった。

 でも、私も苦いものや辛いものが好きなのは負けていないと思い、彼女にそれを語ってみた。


「そうだな。勿論、私だって冷麺や担担麺を食べたいんだ。」


「冷麺や担担麺を食べる事で意外と辛さを極める事とか意外と美咲さんはかなりスリルな事を求めるんだよね。」


「そうか。でもその話を聞いてみると私は普段は電気工事をしている職業柄か、私も苦いものが好きだし、結構、苦みを極める事は良い事なのだなと感じてくるよ。」


「そうか。意外と美咲さんは辛いものと苦いものが好きなのは電気工事をしている職業柄故か。でも、そういう苦いものや辛いものが好きな人はバイクの運転する人には非常に合っていると思いますよ。」


「ありがとう。紗枝ちゃん。」


 彼女の話を聞いているとそれだけで嬉しくなった私はパンを買い終え、啓文堂書店へと向かった。

 そこで本を買えば良いと感じたから猶更かと…。

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