第42話 安積PAで話す。

 私は国見くにみSAから出発してこれから郡山こおりやま方面にある安積あさかPAまで走っていった。

 東北道は曲線は多いが、トンネルが少ないので走るだけで非常に嬉しく感じる要因になると最高の走行ができると感じた。


 そしてようやく安積あさかPAに到着した私はこれから幸喜こうきさんたちと共にこれから原発の件について話し始めた。


「で、紗枝さえちゃんは原発のコストについてどう思っているのか聞きたい?」


 私は紗枝さえちゃんに原発の処理についてどういうビジョンがあるのか話してみる事にした。


「そうだね。原発と太陽光は共に維持費と処分費が異様にかかるのが共通点だと私は思っているよ。」


「そうか。それでなんで、原発と太陽光が異様に維持費がかかるのかしっかりと話してもらいたい。」


 彼女が原発の維持費や処分がどうしてそこまでかかるのか彼女なりの答えを出しながらこれから私は彼女の回答を待とうとした。

 彼女が賢かったらその件についてきっと答えてくれるから。

 それを待って、彼女の答えを聞こうとした。


「そうだね。原発や太陽光はやはり事故を起こした時の処分費が通常よりも高くなるし、太陽光パネルも原発も何かあったら処分するのに時間がかかるのが同じ特徴だと思うよ。」


「そうか。私も同意見だ。原発や太陽光は通常でも常時でも廃止する際には処分が

 かかるのに原発事故が起きた場合は放射能事故で処分が猶更かかるから猶更危険だと思うのはわかるな。また、太陽光には有害物質がパネルの中に入っており、それが見ずに増えると水質汚染になる危険性がある。」


 流石、紗枝さえちゃん。

 あんたは非常に賢い女子高校生で下手なおっさんなんか簡単に論破できそうで何よりだ。

 そう私は思いながら紗枝ちゃんと話しの続きをした。

 そして紗枝さえちゃんもそれをわかっていたせいなのか…、


「成程。つまり、太陽光と原発は同じ穴の貉ってわけだね。」


 と、紗枝さえちゃんもようやく理解した。

 だから私もそれに一生懸命に答えようと思った。


「その通りだ。よく見えれば水質汚染や奇形児、発達障害の子供が生まれるのもそれらが原因だ。実は原発の放射能だけでなく太陽光パネルの有害物質にもそういう機能を持っているといっても良いね。」


「成程。つまり、放射能だけでなく太陽光パネルに含まれている有害物質にも同じようなシステムが組み込まれている状況に私は驚いたよ。」


「ああ、太陽光パネルにはフッ素やカドニウム、ストロンチウム、水銀などが多く含まれている。ちなみに太陽光パネルには原発と同じ有害物質が太陽に入っている事も考えるべきだから注意する必要がある。」


「成程。そういう有害物質が奇形児が生まれやすい構造が繋がっている訳だね。」


「その通りだ。私はそれらを知っているから電力を極力減らす政策が必要だと思うよ。」


「そうなんだ。」


 と話して見ると意外と彼女は前向きに明るく答えていた事に交換が持てた。

 故に、私は彼女が意外と太陽光や原発が同じ構造でできている状況に意外と早く反応してくれた事に非常に驚き、これが彼女の血性なのだと思うと非常に驚愕した。

 そしてその続きを知る事で彼女は何か答えを見出すことができるのではないかと思うと非常に気になっていた。


 だからこれらの問題を改善する方法をこれから彼女に教えようと思った。


「で、紗枝さえちゃん。まず、これから電力を減らす方法について話すけど、大丈夫か?」


「うん。大丈夫だよ。むしろ、私もそれを率先して聞きたい位だから。」


 彼女も意外とすんなりと了承する状況に私はこの状況を見逃すわけにはいかないと感じ、これから鉄道の問題について話そうと思った。

 そう思った私はこれから思い切って張り切った。


「そうか。ならこれから話を進めよう。」


「うん。そうだね。」


「まず、鉄道高架化は非常に必須だかな。」


「どういう事。」


「地下化した場合は電飾などの維持費や治水などの維持費がかかるからあまり電力を減らないんだ。」


「成程。つまり地下化はかえって維持費や電気代がかかるから電力を減らすことができないんだね。」


「その通りだ。そして地上駅でも意外と電力がかかる事を忘れないでもらいたい。」


「どういう事?」


「地上駅の場合、踏切の警報機で電力がかかるのが1点。その次に電車の急ブレーキをかかるのが2点になる。」


「つまり、踏切関連で凄く電力がかかるという事だな。」


「その通りだ。電車はアクセルよりブレーキの方が電力がかかるからブレーキを減らす高架化の方が電力は安くなる事は確かだよ。」


「へぇ~。意外と美咲さんはこういう面に対して非常に勉強しているのが得意だね。」


「あぁ、そうだ。だからリスクをいかに減らすことを考える事がこれからは非常に大事じゃないかと俺は思うね。」


「うん。ありがとう。美咲さん。あんたが凄く話していると私は凄く嬉しくなったから非常に助かった。」


「そうだね。」


「ありがとう。美咲さん。貴方のお陰で紗枝ルビを入力…ちゃんはそういうビジョンを作るのに非常に嬉しくなっているからこれは非常に感謝に値する行動だと思います。だから本当にありがとうございます。」


「えぇ。ありがとうございます。幸喜こうきさん。これから羽生はにゅうPAまで一緒に走りませんか?」


「えぇ~。そうですね。一緒に走りましょう。で、次はどこの休憩所にするんだ?」


那須高原なす こうげんSAで大丈夫か。」


「よし、そこまで行こう。」


 私は幸喜さんに喜ばれながら安積あさかPAを出発し、これから那須高原なす こうげんSAまで走る事にした。

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