20.Gは無双・・・しない。
ちょっと疲れたので快眠スキルをフル活用して休んだらスッキリしたのじゃ。
それでは岩という岩をすべて切りながら進むかの。
カサカサカサ。
スパスパスパ。
毎回鑑定するのは時間の無駄じゃな。
片っ端からアイテムボックスに突っ込んでおる。
カサカサカサ。
スパスパスパパーン。
ゴブリンもビックバットもスライムも複数で出てくるがみんなスパスパ切れてあっという間に輪切りになっておるのぉ。
それにしてもさっきから同じ動作の繰り返しで飽きてきたのう。
**********
ピコーン
≪適応≫の効果で≪オートメーション≫LV1を獲得しました。
・オートメーション
決められた動作を自動で行う。
**********
さすがさすが我の≪適応≫これで寝ながらレベル上げも夢じゃないぞ。
さっそくダークカッターを自動で動かすぞ。
おお、楽ちんじゃ。
ダークカッターが勝手に動いてくれるぞ。
カサカサカサ。
スパスパスパパーン。
しかし、どうするかのう。
この迷宮とやらをクリアすれば多少は巨人どもに追いつけるじゃろうかのぉ。
カサカサカサ。
スパスパスパパーン。
********
ピコーン
レベルが上がりました。
********
お、レベルが上がったの。
このままオートメーションを使って楽ちんレベルアップを目指すぞ。
さ~てサクサク行くのじゃ。
相変わらず現れる魔物はゴブリンにビックバットとスライムと変わりばえしない面々だ。
この階層にも宝箱はあったのじゃが碌なものはなかったの。
鑑定によると鉄の剣と盗賊のナイフらしいぞ。
我には使えないからこれも小型巨人共への嫌がらせにしかならないのじゃ。
3階層も制覇したので次の階層に行くかのぉ。
カサカサカサ。
シュシュシュシュパーン。
お、証拠にもなくまたスライムが出てきおったぞ。
スパァーン
ふ、またつまらぬものを切ってしまっ・・・・?
一撃では倒せなんだか。
階層を進んで同じスライムでも強くなったのかの。
オートメーションさんやっておしまいなさい。
スパパーン!
さすがに死んだであろう!
なぜだ!
まだポヨンポヨンと我を挑発してくるとは!
このスライムは一体なんなんだ!
スパパパーン!
ぬおぉぉぉぉ!
スパパパパーン!
はぁはぁはぁはぁ~!
スパパパパーン!
なぜ倒せんのじゃ?
スパパパパーン!
・・・・あ、鑑定すれば良いのじゃ!
************
種族 ブラックスライム LV1/10
HP 30/30 MP 10/10
ちから 15
たいりょく 18
すばやさ 5
まりょく 13
スキル
消化 LV3
闇魔法 LV1
闇属性吸収 LV3
・闇属性吸収
闇属性を吸収してHP・MPを回復する。
************
ストップ、ストップ、スト~ップ!
フゥ、まさかスライムじゃなかったとは紛らわしい奴じゃ!
まぁ、感知能力がないのがお前の敗因じゃ!
喰らえ!
ダブルライトカッターじゃ。
スパパーン!
********
ピコーン
レベルが上がりました。
********
ライトカッターとダークカッターの二刀流でオートメーションで行動するかのぉ。
フフフ、経験をすぐに生かす我の頭脳に恐れおののくがいいぃ!
は~はっはっはっは~!
********
ピコーン
高笑いのレベルが上がりました。
********
・・・・・。
さてこの階層をも制覇するぞ!
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