ルーヴルの少女

作者 住本優

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★★★ Excellent!!!

本作はたった数行で本物とわかる実力を感じさせる本格的な小説である。

多くの書き手が忘れてしまった魂の入れ方を本作は思い出させてくれる。

それはあたかも、作中の絵から飛び出す具現化された魂を見るかのようだ。

書き手の手本とすべき要素が詰まっているので、後学の為にもぜひ一読することをオススメしたい。

★★★ Excellent!!!

「モナ=リザ」で有名なルーブル美術館ですが、その部屋にはもう一つの名画「カナの婚礼」が展示されています。ナポレオンのイタリア侵攻でヴェネツィアから略奪されたこの大作を巡り、名画たちの「魂」が見える少女とその「魂」の一人である青年が大事件に立ち向かう物語。

 擬人化された名画たちが繰り広げる愛憎劇も魅力的ですが、作者様の絵画への造詣の深さにも感服です。

★★★ Excellent!!!

あのルーヴル美術館で、名画たちの魂が自由自在に動き出す––。
題材に惹かれて作品を開いたところ、なめらかな文体とスピード感あふれる展開で、ワクワクしながら拝見しました。
スピード感あふれる、といっても決して煩雑ではなく、愛らしい妖精たちがきらきら跳ね踊っているようななめらかさです。さながら、色とりどりのボンボン菓子のよう。
美優とレオンの主人公コンビはもちろん、魂を持って動き出す絵画たちのキャラクターも魅力的。できれば、今後もこの二人&ムッシュー/マダムたちの活躍を見てみたいな、と思います。