第441話 今日の言葉

象が人を踏まない理由


■解説■━━━━━━━━━━━━


基本、野生の象であっても、多少、気性の荒い大人の象でも、人間を踏みつけたりはしないのだという。


餌場えさばや縄張りを荒らしたり、群れを狩ろうとしなければ、人に敵意を向けることはないのだという。


なぜなら。

体高4メートル近く、体重7000キロにもなる象からみた人間は、子どもの象よりずっと小さくか弱く見えるから。


人がペットの犬や猫を眺めているのと同じ気持ちで、象は人間を「小さいなぁ」と思っているのだとか。


つまり、アジアやアフリカにいる野生の象ですら、「他の個体を慈しむ」といった感情をもっている。


万物の霊長である人間たるもの、他人を敬意を払い尊重する心と、「人を慈しむ」やさしさを象から学ばねば。


人を踏まないのはやさしさから。


野生の象からも学べる小さく大きな人のあるべき姿の話。


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今日も1日、すこやかにおすごしください。

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