第176話 今日の言葉
春の雷、風雨に散らぬ桜
■解説■━━━━━━━━━━━━
桜咲く3月、4月、5月。
春の天候は気まぐれで、
うららかな晴れ間の直後に、
つむじ風が春雷を連れてきたりする。
三分咲きごろの桜は、
たとえ春の暴風雨でも散り落ちない。
それは、散る時期ではないから。
太古より、
桜の大樹は己が使命を知る。
まどろむ蕾。
3部、5部、8部咲き。
満開。
そして役目を終えた花弁のみ、
花散らしの雨風に落ちてゆく。
季節を知り、
全うす。
人はそれを
“あはれ”とも“あっぱれ”とも感ず。
あなた自身の年月と季節。
そして使命を知り、全うしなさい。
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今日も1日、すこやかにおすごしください
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