“黒龍騎士団物語”での新造機体

機体:ゼスティアーゼ改二

ゼスティアーゼ改二...Zestiarze_Custom / Second


 頭頂高:10.9m

  全高:11.5m

  重量:33.5t

装甲材質:霊力充填型装甲

 動力源:霊力

 機体タイプ:戦闘型・先行試作機

  世代:第7世代相当

※厳密には、第7世代の定義は一部のみ該当する。

 ただし、建造時期や後述の機構により、この世代となった。



 概要


 ゼスティアーゼを綾瀬重工の職員が総力を挙げて改造した機体。

 なお、ここでの“ゼスティアーゼ”は、「リナリア・シュヴァルツリッターのダウングレードモデル」ではなく、「ゼクローザスをベースにした新型機体」である。

※これ以降、本項目では区別の為“ゼクローザス改”と呼称する。

 なお、“ゼクローザス改”は第6世代に属する。


 カラーリングは“白を基調に金のラインマーキング”。

 乗員1名。


 アルマ帝国の国章(天使と竜をあしらった紋章)を右肩に、黒龍騎士団の紋章(黒い龍と剣をあしらったもの)を左肩に付けている。


 霊力蓄積型反応炉を2基搭載している。

 1基は素体のゼクローザス改から、もう1基は同じく素体のランフォ・ルーザから。


 また、本機は飛行可能。

 ランフォ・ルーザ(ツヴァイ)の改造経験を基に、綾瀬重工が(黒龍騎士団協力の下)「飛翔翼発生装置」を搭載。


 なお、装甲は軽量化されているが、格闘戦用に厚みを増している。

 更に、装甲には表面・裏面共に強化用の術式を組み込んでいる為、防御力はゼクローザス改を上回る。


 視界は外部カメラ(ツインアイスタイル)による「網膜投影」方式。

『敵機に視界を集中出来る』代わりに、『見失ったときに探すのが困難になる』・『メインカメラを破壊されると(サブカメラの視界に切り替えるまでの)タイムラグが生じる』・『機体の首が連動して動き、敵に視線を悟られてしまう(デフォルト設定。調節すれば解除可能)』という欠点がある。


 コクピットは旧式の座席型。

 機体のところどころに発光部位があり、緑色の光を放射している。

 またコクピットブロックには、高高度での運用を想定した酸素供給装置を搭載している。

 限界高度は25,000m程度。


 主兵装は実体剣。

 なお、携行火器の装備は可能。



武装・装備


(標準装備)

・長剣×1


 無難な外見の長剣。全長8.0m、刃渡り6.0mである。

 刀身が細身だが、霊力を纏わせる事で盾に出来る。

 更に剣先からビームを発することが出来るため、ランチャーとしても使用可能である。連射速度は遅いが、一発の威力は高め。


・盾×1


 全高7.0m、装甲厚200mmの盾。“リナリア・シュヴァルツリッター”の盾と比較すれば、細身である。

 こちらには射撃機能が無い。


・25㎜機関砲×2(弾数450発×2、弾種HEIAP徹甲焼夷弾


 戦闘機"F-35A"に搭載されている機関砲。

 背面部に接続した

 牽制や不意討ちに用いる。


 普段は砲口が上を向いた状態で搭載されているが、使用時には肩をせり上がり、正面を向く仕様である。

 その特性上、「正面にしか射撃できない」「背面から攻撃されれば破壊されるリスクがある」というデメリットを抱える。

 しかし「近接格闘時に不意を突ける」メリットと天秤にかけた結果、採用された。


 なお、気休め程度ではあるが、普段は箱状の収納スペースに格納されている。

 結果的に秘匿性が向上し、一見しただけで武装の存在を把握するのは不可能になった。


・飛翔翼発生装置×1


 背中に搭載した飛翔装置。


 使用時には背面にあるスティックが地面と平行な向きになる。そして魔力による翼を展開し、魔力を放出して推進する(加えて、魔法陣を展開する)。

 ドクター・ノイベルトによる「魔力圧縮装置」によって飛翔速度と航続距離が上昇した。

 飛翔速度はマッハ2.5(3,060km/時)、航続距離はおよそ10,500kmを最低ラインとした(“最低ライン”と表記した以上、最低でもこの性能は発揮可能である)。


・補助ブースター×2


 F-35Aのエンジン(F135-PW-100)を流用した代物。

 燃料は不要になったが、代わりに霊力を推力にする。


 空中での移動速度向上に用いられる。


 なお、本装備は“推力変更装置”を有する。

※素体のF135-PW-100には搭載されていない。


 これにより、空中での近接格闘能力を向上させた。


 ただし上述の「飛翔翼発生装置」と合わせ、霊力を相当に食う為、搭乗出来る人員は自然と限られる。


・肩部“固定マウント”×2


 追加装備を固定するマウントラッチ。

 肩に“乗せる”ようにして固定する。


 なお、搭載した武装が射撃兵装である場合、固定したままの砲撃を可能とする。


(追加装備)※この中から2門選択する。なお、本機は固定兵装を装備していない。

・30mmサブマシンガン

(弾数150発、弾種HEIAP徹甲焼夷弾


・76.2mm速射砲

(弾数25発、弾種HESH粘着榴弾


・120mm滑腔砲

(弾数7発、弾種APFSDS装弾筒付翼安定徹甲弾


・105mm榴弾砲

(弾数8発、弾種HESH粘着榴弾またはHEAT成型炸薬弾など各種榴弾)


・47mm速射砲

(弾数15発、弾種AP徹甲弾


・120㎜ロケットランチャ―

(弾数6発、弾種HEAT成型炸薬弾


・AGM-88Eミサイル搭載コンテナ×2(片側4発、計8発)

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