機体:白狼(びゃくろう)
白狼...Byakurou
頭頂高:10.4m
全高:11.3m
重量:42.5t
装甲材質:鋼鉄 / 霊力充填型装甲(積層構造)
動力源:霊力・重力子
機体
世代:第7世代相当
概要
綾瀬重工がアルマ帝国の技術供与を受け、製作・完成させた鋼鉄人形。「鋼鉄人形完成計画(この“白狼”を作り上げる計画)」を主導したのは
厳密には鋼鉄人形と呼べるか怪しい部分もあるが、本機は便宜上“鋼鉄人形”扱いである。乗員1名。
機体色は白と銀を基調としている。
右肩に綾瀬重工の社章をペイントしているが、時折所属隠匿の為に上塗りされる。
霊力蓄積型反応炉は、ゼスティアーゼ用の物と同一。加えて、重力子反応炉を搭載している。つまり2基積み。
また霊力蓄積型反応炉を搭載している為、当然霊力によるテレポート能力も健在。後述の装備と併用し、一瞬で空中に移行することもまた然り。
動力源となる霊力は、パイロットの霊力量に依存する。
霊力は本体装甲や盾に纏わせて防御力を底上げしたり、近接武器に纏わせて攻撃力を底上げするのにも用いられる。
視界は外部カメラ(ツインアイスタイル)による「全天周モニター」方式、または「網膜投影」方式を行う。
「全天周モニター」方式は、『広域的に戦況を確保出来る』代わりに、『視界が集中しない(必要の無いものまで目に入ってしまう)』欠点がある。
「網膜投影」方式は、『敵機に視界を集中出来る』代わりに、『見失ったときに探すのが困難になる』・『メインカメラを破壊されると(サブカメラの視界に切り替えるまでの)タイムラグが生じる』・『機体の首が連動して動き、敵に視線を悟られてしまう(デフォルト設定。調節すれば解除可能)』という欠点がある。
上記二つは、パイロットが必要に応じて切り替える。
なお、コクピットは球体状で、機体の姿勢に関わらずパイロットの体勢が一定になる構造である(パイロットの足元に重量増加の物質があり、更にコクピット自体が回転する構造であるため)。
表面には、純銀製の厚みのある層が張り巡らされている(落雷に代表される電撃から、パイロットを守るため)。
機体のところどころに発光部位があり、青い光を放射している。
余談だが、本機の操縦は操縦桿で行う。これが話をややこしくしている原因。
ただし、霊力によって機体性能を強化する事は可能である(グリップ部分に、“通常の鋼鉄人形に操縦用として搭載されているクリスタル”と同じ素材の部品が用いられている為)。とはいえ、それにも安全装置が取り付けられており、搭乗者の生命に危険が及ぶレベルの霊力を吸収した場合、霊力吸収機能を強制停止する(重力子反応炉により、戦闘自体は続行可能)。
主兵装は胸部の「ハドロン・バスター」。
本機も霊力の持続時間は長い為(ただし
腰背部に武装用のマウントがあり、追加兵装を装備可能(ただし積載数は2。マウント用の装備の数に依存しているため)。
遠近共に隙の無いスペックであり、機動力も圧倒的に高い。
が、やや遠距離向けの兵装が多めである(接近戦は十分に可能とするが)。
戦闘スタイルは搭乗者の戦い方に準じる。
武装・装備
(標準装備)
●47mmサブマシンガン×2(弾数350発×2、弾種自由)
標準的なサブマシンガン。外見は“クリス ヴェクター”に似ている。発射薬式(つまり一般的な弾丸のスタイルと同じ)。
●ヒートナイフ×2(後述の“プラズマセイバー”と択一式)
電磁誘導で刀身を加熱させ、敵機の装甲を溶断するナイフ。実体武器。
全長3.2m、刃渡り2.1m。
●プラズマセイバー×2(前述の“ヒートナイフ”と択一式)
プラズマの刀身を発生させ、敵機の装甲を溶断する刀。非実体武器。
デフォルトでは
柄部分の全長は2.8m、刀身部分の全長はおよそ8m程度。
●25㎜機関砲×2(弾数225発×2、弾種
戦闘機"F-35A"に搭載されている機関砲。
前腕部の内蔵兵器。
牽制や不意討ちに用いる。
●ミサイルシールド×1(注:ミサイルの弾数は8発)
外見は標準的な
小型ミサイルを内蔵しており、不意打ちに使う。
直径4.5m。
●ハドロン・バスター×1
胸部に内蔵している、白狼の主力兵装。名前の通り、ハドロンによって構成されたビームを放つ。
2つのモードが存在する。
・拡散モード
機体正面の広範囲(発射部分から半球状)の中で、ビームを拡散させたり、薙ぎ払う要領で放つ。
対多数用のモード。
・収束モード
機体の真正面に、ビームを収束させて放つ。威力は小型の山一つなら消し飛ばせる程度。
一騎打ち用のモード。
●ブースター×2
背面に装備するブースター。アルマ帝国製の機体と違い、こちらは「スカート状にブースターが2つ付いている」構造である。
飛翔時には白く輝く噴射炎が出る。
最大速度はマッハ2.5(3,060km/時)だが、意外にも小回りが効く。
●踵部の車輪×4
踵部分の車輪。片足に2つ装備する。直径0.8m。
地上にいる際には、霊力の消耗を予防する為、こちらで移動する。
整備の頻度が多くなるのと、不整地での使用に向かないのが欠点。デフォルトでは搭載されているが、実は着脱可能。
(追加装備)
・76.2mm速射砲
(弾数25発、弾種
・120mm滑腔砲
(弾数7発、弾種
・47mm速射砲
(弾数15発、弾種
・120㎜ロケットランチャ―
(弾数6発、弾種
メタ視点
本機、
ここでは一応「先行試作機」扱いとしておりますが、エピソードによって「正式採用されて量産された」という状態にも成りえます。
もっとも、上述の通り「厳密な定義における鋼鉄人形」とは違うものです。かと言って、純粋な戦闘人形でもありません。本機の立ち位置は謎です。
しかしドクター・ノイベルトが本機を見れば、狂喜乱舞するでしょう(“一応”というレベルとはいえ、鋼鉄人形の要素を含む為)。
そして綾瀬紀子博士には、(ロボットものの)アニメオタクになっていただきました。
何故なら本機は、とあるロボットもののシリーズ(当然アニメ化されている)から引用した武装・装備が何点も存在するからです。
なお本機ですが、普段は重力子反応炉のみを起動させているので、恐らく搭乗者は死なない“はず”です。多分。きっと。霊力蓄積型反応炉と安全装置がありますし。
そういう訳で、「日本製の鋼鉄人形」「日本による本気の再現」を体現した機体でした!
では、今回はここまで!
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